内容注記 |
内容: 大正13(一九二四)年 箱の中の植物,北へ帰る鳥,臆病な人,雪の上の血,いたづら子と梟,知らないをばさん,木の下の話,解けない謎,大きな荷物,坂下の赤い店,子供と小鳥の話,大正14(一九二五)年 冬の日のくれがた,少女,はかない約束,白刃に戯る火,朝の鐘鳴る町,六月の花壇,夏雲を浮べる流,又来年の夏まで,靄につゝまれたお嬢様,小猫と鼠の話,大正15(一九二六)年 路傍の花,池についての話,町の案山子,ありんすきりんす,桃の実の熟する頃,鸚哥に指輪をはめた女,石の見た世の中,路傍の建札,托鉢僧と蝶,一疋の猫と世の中,魚と人,暴風,月の妖術,生物動揺,おぢいさんの時計,年ちやんの話,鳩呼ぶ笛,二人のお婆さんの話,春の夜の白い馬,月と白壁の倉,約束したけれど,昭和2(一九二七)年 娘と若者,山桜,町の医者,さまよへる白い影,二人の少年,ほか5編,解説・資料 解説 静の気持ちと動の気持 / 小埜裕二著 |