令和5年度第1回貸出文庫新着案内目録 予約受付開始は令和5年10月3日、火曜日、午前9時からです。 項目は書名、書名よみ、著者、著者よみ、出版者、出版年、ページ、内容説明の順です。 汝、星のごとく ナンジ ホシ ノ ゴトク 凪良ゆう ナギラ ユウ 講談社 2022年8月 344ページ 20行 43文字程度  風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。2023年 本屋大賞受賞 しろがねの葉 シロガネノハ 千早茜 チハヤ アカネ 新潮社 2022年9月 314ページ 19行 41文字程度 戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と秘められた鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は意気阻喪し、庇護者を失ったウメは、欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出された―。繰り返し訪れる愛する者との別れ、それでも彼女は運命に抗い続ける。第168回 直木賞受賞 ラブカは静かに弓を持つ ラブカ ワ シズカ ニ ユミ オ モツ 安壇美緒 アダン ミオ 集英社 2022年5月 300ページ 20行 42文字程度 少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。以来、深海の悪夢に苦しみながら生きてきた橘樹は勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司・塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むこと。身分を偽り、チェロ講師・浅葉桜太郎のもとに通い始めるが…少年時代のトラウマを抱える潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が想像を超えた感動へと読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説! 2023年 本屋大賞第2位受賞 燕は戻ってこない ツバメ ワ モドッテ コナイ 桐野夏生 キリノ ナツオ 集英社 2022年3月 445ページ 18行 43文字程度 北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極め、未知の「生殖医療ビジネス」に誘われる29歳女性・リキ。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説! 第57回 吉川栄治文学賞受賞 荒地の家族 アレチ ノ カゾク 佐藤厚史 サトウ アツシ 新潮社 2023年1月 158ページ 16行 40文字程度 元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点なのか―。あの災厄から十年余り、生活も仕事道具も攫われ、妻を喪った男はその地を彷徨い続けた。仙台在住の書店員作家が描く、止むことのない渇きと痛み。 第168回 芥川賞受賞 広重ぶるう ヒロシゲ ブルウ 梶よう子 カジ ヨウコ 新潮社 2022年5月 359ページ 21行 40文字程度  武家に生まれた歌川広重は浮世絵師を志す。しかし、彼が描く美人画は「色気がない」、役者絵は「似ていない」と酷評ばかり。葛飾北斎と歌川国貞が人気を博するなか、鳴かず飛ばずの貧乏暮らしに甘んじていた広重だが、ある日舶来の高価な顔料「ベロ藍」に出会い―。日本の美を発見した名所絵で歴史に名を残す、浮世絵師の生涯! 第42回 新田次郎文学賞受賞 地図と拳 チズ ト コブシ 小川哲 オガワ サトシ 集英社 2022年6月 633ページ 19行 43文字程度 「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野…。奉天の東にある“李家鎮”へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。第168回 直木賞、第13回 山田風太郎賞受賞 上記内容説明は「トーハンマーク」から引用です。   1タイトルにつき20冊所蔵しています。         申込先 埼玉県立熊谷図書館 図書館協力担当  電話番号(代表番号)048-523-6291 ファクス番号(図書館協力担当直通)048-525-2667