令和6年度第1回貸出文庫新着案内目録 予約受付開始は令和6年10月16日、水曜日、午前9時からです。 項目は書名、書名よみ、著者、著者よみ、出版者、出版年、ページ、内容説明の順です。 八月の御所グラウンド ハチガツ ノ ゴショ グラウンド 万城目学 マキメ マナブ  文藝春秋 2023年8月 204ページ 17行 40文字程度 女子全国高校駅伝―都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会―借金のカタに、早朝の御所Gでたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは―人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。【第170回直木賞(2023下半期)受賞作品】 成瀬は天下を取りに行く ナルセ ハ テンカ オ トリ ニ イク  宮島未奈 ミヤジマ ミナ 新潮社 2023年3月 201ページ 19行 42文字程度 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが…。さらにはM−1に挑み、実験のため坊主頭にし、200歳まで生きると堂々と宣言し…。【2024年本屋大賞受賞】 ファラオの密室 ファラオ ノ ミッシツ 白川尚史 シラカワ ナオフミ 宝島社  2024年1月 323ページ 17行 42文字程度 紀元前1300年代後半、古代エジプト。死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。セティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな事件に直面する。棺に納められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッドの玄室から消失したというのだ。これは、唯一神アテン以外の信仰を禁じた先王が葬儀を否定したことを物語るのか?タイムリミットが刻々と迫るなか、セティはミイラ消失事件の真相に挑む!【第22回「このミステリーがすごい」大賞受賞】 スピノザの診察室 スピノザ ノ シンサツシツ 夏川草介 ナツカワソウスケ 水鈴社  2023年10月 287ページ 18行 42文字程度 雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かろうとした頃、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが…。数多の命を看取った現役の医師でもある著者が、人の幸せの在り方に迫る感動の物語。 ともぐい トモグイ 河ア秋子 カワサキ アキコ  新潮社 2023.11 304ページ 18行 42文字程度 死に損ねて、かといって生き損ねて、ならば己は人間ではない。人間のなりをしながら、最早違う生き物だ。明治後期、人里離れた山中で犬を相棒にひとり狩猟をして生きていた熊爪は、ある日、血痕を辿った先で負傷した男を見つける。男は、冬眠していない熊「穴持たず」を追っていたと言うが…。人と獣の業と悲哀を織り交ぜた、理屈なき命の応酬の果ては―令和の熊文学の最高到達点!!【第170回直木賞(2023下半期)受賞作品】 水車小屋のネネ スイシャゴヤ ノ ネネ 津村記久子 ツムラ キクコ 毎日新聞出版  2023.3 485ページ 19行 42文字程度 18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…。助け合い、支え合う人々の40年を描く長編小説。【第59回谷崎潤一郎賞受賞】 くもをさがす クモ オ サガス 西加奈子 ニシ カナコ 河出書房新社 2023.4  252ページ 18行 42文字程度 カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間…。コロナ禍の最中、カナダで浸潤性乳管がんを宣告された西加奈子が、乳がん発覚から寛解までの約8ヶ月間を克明に描いたノンフィクション。【第75回読売文学賞 随筆・紀行賞受賞】 上記内容説明は「トーハンマーク」から引用です。   1タイトルにつき20冊所蔵しています。         申込先 埼玉県立熊谷図書館 図書館協力担当  電話番号(代表番号)048-523-6291 ファクス番号(図書館協力担当直通)048-525-2667