平成29年度 第1回 貸出文庫新着案内目録 予約受付開始:平成29年10月25日(水曜日)午前9時から 項目は書名、著者、出版社、頁、内容説明の順です。 赤へ 井上荒野 祥伝社 235ページ ふいに思い知る、すぐそこにあることに。時に静かに、時に声高に…。「死」を巡って炙り出される人間の“ほんとう”。ウェブマガジン「コフレ」に掲載された「雨」「どこかの庭」など、10の物語を収める。(第29回柴田錬三郎賞受賞) 月の満ち欠け 佐藤正午 岩波書店 322ページ この娘が、いまは亡き我が子?いまは亡き妻?いまは亡き恋人?そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか。欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。3人の男と1人の少女の人生が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく数奇なる愛の軌跡。(第157回直木賞受賞) ツバキ文具店 小川糸 幻冬舎 269ページ 伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わってお届けします。ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元に、今日も風変わりな依頼が舞い込む。 罪の声 塩田武士 講談社 409ページ 家族に時効はない。今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件は影を落とす。「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは…。 気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。(第7回山田風太郎賞受賞) 出会いなおし 森絵都 文藝春秋 230ページ 年を重ねるということは、おなじ相手に、何回も、出会いなおすということだ…。出会い、別れ、再会、また別れ。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。人生の特別な瞬間を凝縮した珠玉の6編。 不時着する流星たち 小川洋子 KADOKAWA 251ページ  グレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全10篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた世界文学。 北斎まんだら 梶よう子 講談社 290ページ 葛飾北斎の弟子になるため江戸へやってきた三九郎。だが、相手にしてくれたのは美人画の絵師、渓斎英泉こと善次郎だけ。そんな折り、北斎の枕絵の贋作が出回っていることがわかり…。浮世絵の終焉を描いた絵画歴史小説。    上記内容説明は「トーハンマーク」から引用 1タイトルにつき20冊所蔵しています。 申込先:埼玉県立熊谷図書館 図書館協力担当 電話(代表番号):048-523-6291