令和7年度第2回貸出文庫新着図書紹介 予約受付開始は令和8年2月19日、木曜日、午前9時からです。 項目は書名、書名よみ、著者、著者よみ、出版者、出版年、ページ、内容説明の順です。 女の国会 オンナ ノ コッカイ 新川帆立 シンカワ ホタテ 幻冬舎 2024年4月 397ページ 18行 42文字程度 与党議員で国会のマドンナ、朝沼侑子が自殺した。野党第一党の“憤慨おばさん”こと高月馨は、朝沼を叱責したことが自殺の原因と噂され、国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、したたかに生きていた朝沼の死に違和感を覚えた高月は真相を調べることに……。国会を生き抜く女性達の奮闘、国会の「裏」を生々しく描く。第38回山本周五郎賞受賞 暦のしずく コヨミ ノ シズク 沢木 耕太郎 サワキ コウタロウ 朝日新聞出版 2025年6月 556ページ 20行 43文字程度 宝暦8年、江戸市中引き回しの上、打ち首獄門を言い渡された講釈師、馬場文耕。一介の講釈師にすぎない文耕が、なぜ過酷な刑に処されることになったのか? かつては刀を持つ身でありながら言葉に生きることを決め、言葉によって散った実在の人物、文耕の謎に包まれた生涯を、『深夜特急』の沢木耕太郎が描いた時代小説。朝日新聞連載 白鷺立つ ハクロ タツ 住田祐 スミダ サチ  文藝春秋 2025年6月 301ページ 19行 43文字程度 江戸後期、比叡山延暦寺では「千日回峰行」が行われていた。1000日間足掛け7年間にも及ぶ業を達成して「大阿闍梨」となるか、失敗して死ぬか二者択一の過酷な修行である。かつて千日回峰行に失敗した僧侶、恃照は、ある理由で死ぬことを許されず「半行満」と称される自分を恥じて過ごしていた。そんな恃照の弟子となったのは、自信家な若き僧侶、戒閻。彼もまた、千日回峰行に挑み大阿闍梨にならなくてはならない秘めた理由があった。第32 回松本清張賞受賞 ブレイクショットの軌跡 ブレイクショット ノ キセキ  逢坂冬馬 アイサカ トウマ  早川書房 2025年3月 577ページ 18行 42文字程度 真面目に働くも将来を描くことができない自動車期間工の青年、学歴や生活水準に偏見を持ち家族と心が離れているエリート会社員の男、天才的頭脳を持ちながらも詐欺まがいの仕事をする青年、アフリカの「ホワイトハウス」に乗る2人の兵士……。一見無関係な彼らの運命は、高級車「ブレイクショット」の所有者の変遷を通して複雑に絡み合っていく 星の教室 ホシ ノ キョウシツ 田郁 タカダ カオル  角川春樹事務所 2025年2月 252ページ 18行 43文字程度 19歳の潤間さやかは、いじめが原因で中学校の卒業証書を受け取らないまま学校から遠ざかっていた。レンタルビデオ屋でのアルバイト以外は家にこもり、社会でも家でも生き辛さを感じていたさやかだったが、ある日、夜間中学の存在を知る。そこは戦争や貧しさ、病気、そして不登校など様々な事情で義務教育を終えられなかった大人のための学校だった。 僕には鳥の言葉がわかる ボク ニ ワ トリ ノ コトバ ガ ワカル 鈴木俊貴 スズキ トシタカ  小学館 2025年1月 263ページ 15行 38文字程度 膨大な時間と手間をかけ、時に体を張って「シジュウカラ」の鳴き声を分析する1人の研究者は、ついに世界的な大発見をした! 「シジュウカラは20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを証明し、「言葉を持つのは人間だけ」という学会の常識を覆す。新研究分野「動物言語学」を立ち上げ、世界中で話題になった研究者が書く、楽しく知的好奇心が刺激される科学エッセイ。第13回河合隼雄学芸賞、第24回小林秀雄賞 他多数 行先は未定です イキサキ ワ ミテイ デス  谷川俊太郎 タニカワ シュンタロウ 朝日新聞出版 2024.9 211ページ 92歳でこの世を去るまで言葉を紡ぎ続けた詩人、谷川俊太郎の最晩年の言葉と新旧の詩をちりばめた作品集。「いきる」「はなす」「あいする」「きく」「つながる」「しぬ」の章に分け、44編の詩と111の言葉を収録。   1タイトルにつき20冊所蔵しています。         申込先 埼玉県立熊谷図書館 図書館協力担当  電話番号(代表番号)048-523-6291 ファクス番号(図書館協力担当直通)048-525-2667