【Web資料展】「集え!埼玉各地の地図」(令和6年度)
これまで、埼玉県立図書館デジタルライブラリーでは、江戸期から昭和前期にかけての県域全体の地図(絵図)や一部地域の地図のみを公開していましたが、この度新たに、49点にも及ぶ大正から昭和中期にかけて発行された各地域の地図資料をデジタルライブラリーで公開しました。
今回のWeb資料展では、これらの地図資料を簡単に紹介し、さらにジャパンサーチで公開されている埼玉県の各地域に関する地図資料を紹介します。
埼玉県立図書館デジタルライブラリーで公開されている資料は、資料詳細に記載されている条件に従っていただければ、ご自由にご利用いただけます。
各種雑誌への掲載や地域に関する授業の資料としても、ぜひ、お気軽にご活用ください!
1 | 浦和総覧 附図 浦和市街圖 | 29 | 鶴ヶ島村全図 |
2 | 埼玉県浦和市街図 | 30 | 玉川村全図 1958 |
3 | 大宮市全図 1955 | 31 | 埼玉県入間郡三ヶ島村全図 |
4 | 与野市 | 32 | 所沢市全図 1957 |
5 | 岩槻市全図 〔其1〕 | 33 | 長瀞鳥瞰図 ながとろ清遊案内 |
6 | 岩槻市全図 其2 | 34 | 滑川村全図 1964 |
7 | 埼玉県入間郡藤沢村全図 | 35 | 新座町全図 |
8 | 埼玉県入間郡東金子村全図 | 36 | 鳩山村全図 1962 |
9 | 西武町全図 | 37 | 羽生市街地図 番地入 |
10 | 武蔵町全図 | 38 | 飯能町 |
11 | 埼玉県入間郡元狭山村全図 | 39 | 埼玉県入間郡精明村全図 縮尺1:3000 |
12 | 小川町全図 | 40 | 東松山市全図 其の1 |
13 | 加須市全図 1964 | 41 | 東松山市全図 其の2 |
14 | 神泉村全図 1958 | 42 | 日高町全図 1 |
15 | 上里村全図 1956 | 43 | 日高町全図 2 |
16 | 鳩ヶ谷町 | 44 | 深谷市 |
17 | 川越市街全図 | 45 | 福岡町全図 |
18 | 川島村全図 | 46 | 富士見町全図 1965 |
19 | 行田図 其ノ1 | 47 | 埼玉県本庄町名細地図 |
20 | 行田図 其2 | 48 | 本庄市街地図 番地入 |
21 | 南河原村全図 1957 | 49 | 美里村全図 1961 |
22 | 御大典記念熊谷交通図 | 50 | 皆野町全図 1961 |
23 | 熊谷市全図 1952 | 51 | 三芳村全図 |
24 | 鴻巣町全図 | 52 | 吉見村全図 |
25 | 埼玉県秩父郡秩父町全図 | 53 | 寄居町全図 |
26 | 秩父市街地図 1:5000 番地入 | 54 | 菅谷村全図 |
27 | 奥秩父大菩薩奥多摩登山図 | 55 | 大和町全図 |
28 | 大秩父山嶽図 | ※ | ジャパンサーチで公開されている地図 |
『浦和総覧 附図 浦和市街圖』 〔1927〕 |
『埼玉県浦和市街図』 1932 |
![]() 昭和2年頃の浦和市(現さいたま市)の地図です。 |
昭和7(1932)年に発行された浦和市(現さいたま市)の地図です。 |
『大宮市全図 1955』 1955 |
『与野市』 1958 |
昭和30(1955)年に発行された大宮市(現さいたま市)の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和33(1958)年に印刷された与野市(現さいたま市)の地図です。昭和47年に廃止となった埼玉大学文理学部の記載が見えます。 |
『岩槻市全図 〔其1〕』 1964 |
『岩槻市全図 其2』 〔1955〕 |
昭和39(1964)年に発行された岩槻市(現さいたま市)北部の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和30(1955)年頃に発行された岩槻市(現さいたま市)南部の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『埼玉県入間郡藤沢村全図』 1931 |
『埼玉県入間郡東金子村全図』 1937 |
昭和6(1931)年に発行された番地入りの藤沢村(現入間市)の地図です。 地図の上部が真北ではないですが、図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和12(1937)年に発行された番地入りの東金子村(現入間市)の地図です。 地図の上部が真北ではないですが、図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『西武町全図』 1959 |
『武蔵町全図』 1963 |
昭和34(1959)年に発行された西武町(現入間市)の地図です。 |
昭和38(1963)年に発行された武蔵町(現入間市)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『埼玉県入間郡元狭山村全図』 1930 |
『小川町全図』 1962 |
昭和5(1930)年に発行された番地入りの元狭山村(現入間市/東京都瑞穂町)の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和37(1962)年に発行された小川町の地図です。駅の北西部に「飯田炭鉱」の記載があり、炭鉱があったことが伺えます。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『加須市全図 1964』 1964 |
『神泉村全図 1958』 1958 |
昭和39(1964)年に発行された加須市の地図です。 |
昭和33(1958)年に発行された神泉村(現神川町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『上里村全図 1956』 1956 |
『鳩ヶ谷町』 1959 |
昭和31(1956)年に発行された上里村(現上里町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
昭和34(1959)年に発行された鳩ケ谷町(現川口市)の地図です。 |
『川越市街全図』 1912 |
『川島村全図』 1959 |
大正元(1912)年に発行された川越市の地図です。 |
昭和34(1959)年に発行された川島村(現川島町)の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『行田図 其ノ1』 1954 |
『行田図 其2』 〔1957〕 |
昭和29(1954)年に発行された行田北部の地図です。「行田図 其2」とつながるわけではなく別の地域をピックアップしています。 |
昭和32(1957)年に発行された行田東部の地図です。「行田図 其ノ1」とつながるわけではなく別の地域をピックアップしています。 |
『南河原村全図 1957』 1957 |
『御大典記念熊谷交通図』 |
昭和32(1957)年に発行された南河原村(現行田市)の地図です。 |
昭和天皇の御大典があった昭和3(1928)年頃の熊谷駅周辺の地図です。 |
『熊谷市全図 1952』 1952 |
『鴻巣町全図』 |
昭和27(1952)年に発行された熊谷市の地図です。戦後すぐに発行された資料のためか、「復光事務所」といった施設の記載があります。 |
大正14(1925)年-昭和3(1928)年ごろの鴻巣町の地図です。後の「鴻巣女子高等学校」となる「町立実修女学校」の記載があります。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『埼玉県秩父郡秩父町全図』 1936 |
『秩父市街地図 1:5000 番地入』 1956 |
昭和11(1936)年頃の秩父町(現秩父市)の地図です。 |
昭和31(1956)年に作成された秩父市の火災保険特殊地図です。番地の記載があります。 |
『奥秩父大菩薩奥多摩登山図』 1930 |
『大秩父山嶽図』 1933 |
昭和5(1930)年に発行された「奥秩父大菩薩奥多摩」にかけての登山図です。当時の三峰口から三峰神社への山道等の記載があります。 |
昭和8(1933)年に発行された秩父地方の山岳図です。武甲山や両神山といった埼玉にとって馴染みのある山名の記載があります。 |
『鶴ヶ島村全図』 1957 |
『玉川村全図 1958』 1958 |
昭和35(1960)年に発行された鶴ヶ島村(現鶴ヶ島市)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
昭和33(1958)年に発行された玉川村(現ときがわ町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『埼玉県入間郡三ヶ島村全図』 1931 |
『所沢市全図 1957』 1957 |
昭和6(1931)年に発行された番地入りの三ケ島村(現所沢市)の地図です。後の狭山ヶ丘駅になる「三ヶ島村駅」の記載があります。 地図の上部が真北ではないですが、図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和32(1957)年に発行された所沢市の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『長瀞鳥瞰図 ながとろ清遊案内』 1925 |
『滑川村全図 1964』 1964 |
大正14(1925)年の長瀞地域の絵図です。 |
昭和39(1964)年に発行された滑川村(滑川町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『新座町全図』 1965 |
『鳩山村全図 1962』 1962 |
昭和40(1965)年に発行された新座町(現新座市)の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和37(1962)年に発行された鳩山村(現鳩山町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『羽生市街地図 番地入』 1956 |
『飯能町』 1927 |
昭和31(1956)年に作成された羽生市の火災保険特殊地図です。番地の記載があります。 |
昭和2(1927)年頃に発行された空中写真によって製図された飯能町(現飯能市)の地図です。空中写真測量図の点検成果について言及しているクリアシートが別にあります。 |
『埼玉県入間郡精明村全図 縮尺1:3000』 1935 |
『東松山市全図 其の1』 1959 |
昭和10(1935)年に発行された番地入りの精明村(現飯能市)の地図です。昭和10年のため、宮沢湖(ムーミンバレーパークの近くにある湖)がまだありません。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和34(1959)年に発行された東松山市北部の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『東松山市全図 其の2』 1959 |
『日高町全図 1』 1962 |
昭和34(1959)年に発行された東松山市南部の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
昭和37(1962)年に発行された日高町(現日高市)西部の地図です。 図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『日高町全図 2』 1962 |
『深谷市』 〔1958〕 |
昭和37(1962)年に発行された日高町(現日高市)中央部から東部にかけての地図です。 |
昭和33(1958)年頃に発行された深谷市の地図です。「日本煉瓦株式会社専用線」の記載があります。 |
『福岡町全図』 〔1965〕 |
『富士見町全図 1965』 1965 |
昭和40(1965)年頃に発行された福岡町(現富士見市)の地図です。 |
昭和40(1965)年に発行された富士見町(現富士見市)の地図です。 |
『埼玉県本庄町名細地図』 1914 |
『本庄市街地図 番地入』 1956 |
大正3(1914)年の本庄町(現本庄市)の地図です。 |
昭和31(1956)年に作成された本庄市の火災保険特殊地図です。番地の記載があります。 |
『美里村全図 1961』 1961 |
『皆野町全図 1961』 1961 |
昭和36(1961)年に発行された美里村(現美里町)の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
昭和36(1961)年に発行された皆野町の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『三芳村全図』 1964 |
『吉見村全図』 1967 |
昭和39(1964)年に発行された三芳村の地図です。 |
昭和42(1967)年に発行された吉見村(現吉見町)の地図です。学校や社寺名の記載があります。 地図の上部が真北ではないですが、図郭はおおよそ以下のGoogleマップの範囲に相当します。 |
『寄居町全図』 1954 |
『菅谷村全図』 1963 |
昭和29(1954)年に発行された寄居町の地図です。 |
昭和38(1963)年に発行された菅谷村の地図です。 国土地理院の地図をもとに発行されたため、二次利用する場合、利用方法によっては国土地理院への申請手続が必要となる場合があります。詳しくは「国土地理院の測量成果の利用手続」をご確認ください。 |
『大和町全図』 1961 |
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昭和36(1961)年に発行された大和町(現和光市)の地図です。 |
ジャパンサーチで公開されている地図
ジャパンサーチとは、書籍・公文書・文化財・美術・人文学・自然史/理工学・学術資産・放送番組・映画など、国内で保有する様々な分野のコンテンツのメタデータを検索・閲覧・活用できるプラットフォームです(国立国会図書館がシステムを運用しています)。
越谷市デジタルアーカイブ(ジャパンサーチ)
越谷市に関する資料を数多く公開していて、越谷市内の地図についても以下の地図資料を公開しています。
埼玉県立の博物館収蔵資料データベース(ジャパンサーチ)
埼玉県域の歴史や民俗に関する資料を収集していて、その資料群の中には以下のような地図資料も含まれています。
国立国会図書館デジタルコレクション(ジャパンサーチ)
国立国会図書館でも全国各地域の地図資料を所蔵していて、埼玉県に関連する地図として、ジャパンサーチで以下の地図を公開しています。
古地図コレクション(ジャパンサーチ)
国土地理院では、歴史的・文化的資料及び学術研究用資料として様々な古地図を所蔵し、古地図コレクションとして公開しています。埼玉県に関係する地図としては、「迅速測図」を公開しています。
迅速測図は、明治期に正式測量に先駆けて、参謀本部陸軍部測量局によって作成された、関東地方の縮尺2万分の1の地図のことです。ジャパンサーチで公開されているものは低解像度ですが、「古地図コレクション」(https://kochizu.gsi.go.jp/ 国土地理院)で公開している古地図の高解像度の画像データについては、国土地理院が無償(送料が発生する場合は実費負担)で提供しています。詳しくは、「古地図コレクションの利用案内及び利用条件」を参照してみてください。
埼玉県立図熊谷書館でも、迅速測図を所蔵しているため、閲覧することが可能です。
また、「歴史的農業環境閲覧システム」(農業環境技術研究所)では、迅速測図と現在の地図を比較して表示することもできます。
おわりに
今回の展示はいかがだったでしょうか。今回は、埼玉県内各地域の地図をテーマに、デジタルライブラリーで公開している地図資料やジャパンサーチで見ることができる埼玉県各地域の地図を紹介いたしました。
が、埼玉県の全域を網羅できた・・・・とは、まだまだ言えません。今後も当館の所蔵する地図を順次デジタル化し、公開できるものから公開していく予定ですが、そもそも当館で所蔵していない地域の地図も数多くございます。もし、皆さんの家にも明治期から昭和期の埼玉県の各地の地図がありましたら、当館へのご寄贈についてもご検討いただけますと幸いです。
資料のご寄贈につきましては、こちらのページをご確認ください。
ご覧いただき、ありがとうございました!