図書館がおすすめする本 小学校高学年(5、6年生)

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『エイズと闘った少年の記録』  「ぼくは特別な“エイズの少年”にはなりたくなかった。ただ、ふつうのティーンエイジャーとしてくらしたかっただけなんだ。」しかし、彼は、他の子どもに病気がうつるから学校に来るな、と言われました。裁判に勝って学校に行けるようになっても、いじめられたり、いやがらせをされたりします。エイズだってだけだってたいへんなことなのに。最後まで生きる希望を捨てずに、差別や偏見、そして病魔と闘いつづけたライアン・ホワイトの手記です。
ライアン・ホワイト、
アン・マリー・カニンガム 著
 加藤耕一 訳
ポプラ社 1992年
『バドの扉がひらくとき』  バドは、10才の少年です。死んだママは、「バド、扉(とびら)がしまって道がふさがれても、どんなにたいへんで闇が深くても、ちゃんと別の扉が開くから、心配しなくてもいいのよ」と教えてくれました。施設をにげだしたバドには、住む家も食べる物もありません。ずっと持っている青いチラシに写っているおとうさんを探しに出かけます。人種差別が強い1930年代のアメリカ社会で、明るく、次々と扉をおしあけて進むバド。最後の扉の向こうに待ち受けているものは何でしょうか?
クリストファ・ポール・カーティス 作
前沢明枝 訳
徳間書店 2003年
『落としたのはだれ?』  家の近くの丘で、一枚の鳥の羽をひろいました。それは緑色で宝石のようにかがやいていました。いったいだれの落し物?日本にこんなきれいな緑色をした鳥がすんでいるのだろうか。その疑問がとけると、また別の疑問が出てきて…。一枚の鳥の羽が、今まで知らなかった動物たちの生活をかいまみせてくれます。この本は、自然観察の楽しさを私たちに教えてくれます。さあ、家のまわりの自然に目をむけてみましょう。
高田勝 文
叶内拓哉 写真
福音館書店 1994年
『うちへ帰れなくなったパパ』  新しい家に引っ越した日、パパは家に帰れなくなってしまいました。仕事のことで頭がいっぱいで家の場所をちゃんと知ろうとしなかったのです。それに、帰りのバスの中で、どこかの男の子に「おとうさんって何の役にたつの?」なんてきかれて、そのことであたまがいっぱいになってしまったのです。おとうさんって何の役に立つのだろう。答えは出てきません。家に帰れないまま、三日がたつうち、パパは、家族に会いたくってたまらなくなります。パパは、無事に家に帰ることができるでしょうか?
ラグンヒルド・ニルスツン 作
山内清子 訳
徳間書店 1995年
『森は生きている』新版  春の若葉、秋の紅葉、森の木は美しい景色をつくり私たちの目を楽しませてくれます。でも、森が私たちにしてくれるのは、それだけではありません。気温を調節したり、火事をふせいだり、落葉が、やがて、私たちの大事な魚を育てたり。こうした人と森とのつながりは大昔からずっと続いているのです。
 この本は、私たちがふだん気づかない森林のはたらきを紹介し、緑を守ることの大切さを教えてくれます。
富山和子 著
講談社 1994年
『もちろん返事をまってます』  小学校5年生の少女ノアは、養護学校の生徒と文通を始めます。相手は同い年の車イスの男の子、ドゥディでした。ノアは、手紙を通じて心の通い合ったドゥディに「会いたい」と伝えます。けれども、ドゥディはその申し出をことわります。自分の姿をノアに見られたくないからです。ドゥディに同情するのではなく、本当の友だちになりたい、ノアの率直な言葉は、ドゥディの心に届くでしょうか。
ガリラ・ロンフェデル・アミット 作
母袋夏生 訳
岩崎書店 1999年
『鹿よ おれの兄弟よ』  シベリアの森。ゆるやかな川の流れを、りょうしがひとり舟でのぼっていきます。岸には黄色く色づくトウヒ、赤い実をつけるナナカマド、葉をおとしかけるカラマツ、風にゆれるカヤツリグサ、木立のあいだから顔をのぞかせるリス、クロテン、かまくびを持ち上げるヘビ、川面におりるマガモ、およぎさるサケ、えものをねらうシベリアヒョウ…豊かな自然の営みの中を、りょうしが進んでいきます。鹿に会うため、そう、心広い兄弟に会うため。
神沢利子 作
G・D・パヴリーシン 絵
福音館書店 2004年
『エリカ 奇跡のいのち』  老若男女をすし詰めに、死の待つ強制収容所に向かい出発した貨物列車。ホームに置き去りにされた真新しい純白の乳母車。列車が速度を落としたとき、貨車の天井のわずかな隙間から、母は生まれたばかりの赤ちゃんを「生」に向けてほうりなげました。
 情景を切り取った精密な絵の中を貨物列車が静かにエリカの奇跡の物語を運んでいきます。民族のいのちを、いのりをのせて…。
ルース・バンダー・ジー 文
ロベルト・インノチェンティ 絵
柳田邦男 訳
講談社 2004年
 『大きな森の小さな家』  今から130年も前、大自然の中で生まれ育った女性、ローラの物語です。
 アメリカ中西部、大草原の大きな森の丸太小屋にインガルス一家が暮らしていました。一ヶ月森の中を歩きつづけても、ここに住んでいるのは動物ばかり、一軒の家も、一人の人もいません。
 季節が動く中、厳しい大自然と正面から向き合って暮らすローラととうさん、かあさん、ねえさん、妹。
 ローラは自分の身の回りのことやみんなの日々の暮らし、そして自然を細やかな目線でいきいきと描いています。

ローラ・インガルス・ワイルダー 作
ガース・ウィリアムズ 画
恩地三保子 訳
福音館書店 1972年
 『商店街を救え』 −商店街の駄菓子屋さんが店じまいするんだって。おこづかいでお菓子やおもちゃが買えるから、みんな集まってくるし、おばさんともなかよしだったお店なんだけど。
−そう言えば、うちのママも商店街の魚屋さんが無くなってすごく不便になったって言ってるよ。ショッピングセンターができたけど、ママ運転できないからね。
−おばあちゃんやおじいちゃんは近くにお店が無くなったらもっと困るよね。
−商店街なんとかできないかな。
−みんなで考えてみようよ。

福川裕一 文
青山邦彦 絵
岩波書店 1999年
 『オクラの絵本』
(そだててあそぼう52)
 ねばねばする食べ物の代表といえば、なっとう、とろろいも、そしてオクラ!この絵本ではオクラの原産地のことから、農作物としての特長、種類、そして育て方まで詳しく書かれています。畑がなくても育てられるし、コーヒーに似た飲料にもなるんだよ。
 おっとっと、オクラってどうしてねばるのだろうね?

村上次男 編
杉田比呂美 絵
農産漁村文化協会 2003年
 『つくも神』  長い長い時がたって、たましいを宿した道具を〈つくも神〉という。マンションの放火さわぎの翌日、ほのかはエレベーターの中に、こわい顔をしたきみょうな置物があるのを見つけた。その置物は〈つくも神〉のひとりだった。その日から、ほのかと中学生の兄、雄一のまわりで不思議な事件が続く。マンションのとなりのおばあさんの土蔵に住む〈つくも神たち〉とほのかの住むマンションの建てかえ問題のてんまつは…。
伊藤遊 作
ポプラ社 2004年

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