資料展示・パネル展示「いつまでも、私らしく、生きる 〜今、知っておきたい「認知症」と「回想法」〜」の御案内


過去を思い出して語り合う、人生を振り返ることで、心身ともに元気になれる。
そんな「回想法」と呼ばれる取組みが、地域グループや公共施設、介護ケアの現場で広がっています。
今回の展示では、回想法について知るための本や、回想法を実践するのに役立つ資料や実践事例など、幅広い情報を御紹介します。
また、全ての人の身近な心配ごとである「認知症」と共に生きるために、知っておきたいケアや制度に関する資料展示も同時開催。
いつまでも私らしく生きるために。気軽に「認知症」「回想法」について学びませんか。
皆様の御来場を心よりお待ちしております。
期間 | 2017年2月11日(土) 〜 2017年3月12日(日) ※月曜、2月24日(金)を除きます。 |
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場所 | 埼玉県立久喜図書館 2階公開図書室、1階ロビー |
回想法展示「回想法を知っていますか?」
回想法(reminiscence,life review)は、1960年代にアメリカの精神科医であるバトラーが提唱した、高齢者を対象とした心理療法です。
以前は否定的にとらえられがちだった高齢者の過去への回想ですが、バトラーは、高齢者の回想を「人生の発達段階に見られる普通の行為」ととらえ、そこに新たな意味を見いだしました。
過去を思い出し、思い出を語ることで脳が活性化したり、元気になる効果が注目され、介護施設をはじめ様々なところで今「回想法」の試みが広がっています。
展示「回想法を知っていますか?」では、回想法の関連資料と、なつかしいグッズや実際の取組の様子を御紹介します。
久喜図書館で、あのころにタイムスリップしてみませんか?
所蔵資料展示
回想法についての基礎知識を理解するための資料と、回想法に役立つ、記憶のかけらを呼び起こすための幅広い資料を御紹介します。
懐かしのもの実物展示
回想法を行う時には、「回想」の手がかりとなる道具や資料が用意されます。
普段は思い出すことのない過去の記憶が、なつかしいモノや映像を見ると瞬時によみがえります。
子供のころに遊んだおもちゃ、当時の写真や食べものなど、懐かしいものの実物を展示いたします。




パネル展示
1階ロビーには、実際に回想法を行なっている愛知県田原市図書館や、県内の関連施設の取組みをパネルで御紹介します。


認知症展示「認知症と生きる」
所蔵資料展示

認知症と生きるために役立つ図書・雑誌約100冊を展示し、併せて展示資料リストを配布します。
いつ、どこで、どのような認知症に関する医療・介護サービスを受けることができるのか、地域の具体的な機関名やケア内容等を記した「認知症ケアパス」も、見本をご用意。
ぜひ手にとって御覧ください。
【内容】
・医学の観点から認知症を理解するための図書
・認知症の方のケアに関する入門書、専門書
・ユマニチュードなど心のケア
・認知症を子供に伝えるための児童書
・近隣市町村のケアパス紹介 など


調べ方案内

認知症と生きるために、自分で情報を調べるための参考資料・情報をご案内します。こちらもあわせて御覧ください。
【内容】
・もの忘れ外来のある病院を探すには
・利用できる制度を知る
・介護サービス事業所・施設について
・若年性認知症に関する制度
・認知症の相談窓口 など
パネル展示
1階ロビーには、埼玉県作成の認知症を知るためのパネルを掲示しています。


健康・医療情報講座 「思い出語りで元気になる!脳を活性化する回想法入門」
中嶋 惠美子氏(回想法ライフレヴュー研究会代表)を講師に、「回想法」の基本や効果を知り、図書館や博物館資料を活用した実践法についてプロから学ぶ講座です。詳しくは健康・医療情報講座 「思い出語りで元気になる!脳を活性化する回想法入門」のページを御覧ください。
日時 | 2017年3月11日(土曜日)13:30〜15:50(13時開場) |
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場所 | 埼玉県立久喜図書館 視聴覚ホール |
定員 | 140名(無料、事前申込制、先着順) |