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食育について調べる(調べ方案内 Milestone No.29)

 「食育」は "生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの"と食育基本法の前文で位置づけられています。昨今、新聞報道では「孤食」や「便所飯」といったことばも報じられましたが、学校現場の児童・生徒だけでなく、家庭や地域で、はたして私たち自身の食生活はどうなっているでしょうか。
 今回は、食品や食生活の分野を中心に、こうした「食育」について、私たち自身があらためて考える際に役立つ資料・情報の調べ方をご案内します。(2012年1月28日作成)

キーワード

 図書館の蔵書検索やインターネット上の情報を探すとき、手がかりとなるキーワードを紹介します。

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資料・情報の集め方

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1 テーマに関する図書を探す

 埼玉県立図書館が所蔵する図書の中から、今回のテーマの食や食育について調べる際に参考となる資料を紹介します(請求記号の欄に「R」とあるものは館内でのご利用となります。また、[浦]は旧浦和図書館所蔵の資料です)。

(1) 基本的な情報を得る

 あるテーマや用語について調べる場合、まず『日本大百科全書』(R031/ニ)などの百科事典や『現代用語の基礎知識』(R813.7/ケン)といった新語・用語辞典、その他の入門・概説書が参考になります。
 ここでは、食に関する施策や、食品の成分、摂取基準を知るための基本的資料をご紹介します。

No. 請求記号 書名 出版社 出版年
R498.5/シヨ 食育白書 平成23年版 内閣府 2011.7
R498.51/ニホ 日本食品標準成分表 2010 全国官報販売協同組合 2010.12
498.51/シヨ 食品成分表 改訂最新版 女子栄養大学出版部 2011.2
498.55/ニホ 日本人の食事摂取基準 2010年版 第一出版 2009.8
498.55/シヨ 食事摂取基準値早わかり 改訂新版 女子栄養大学出版部 2010.2

 ①は、食育基本法に基づいて平成18年から発行されている白書で、食育に関する政府の施策や事業、統計を掲載し、食育の現状を知ることができます。また、内閣府の食育推進ホームページからも、過去のものを含めて閲覧が可能です。

 ②の「日本食品標準成分表」は、日々摂取する食品の栄養成分について、文部科学省が公表する基礎的なデータ集(科学技術・学術審議会資源調査分科会担当)で、今回5年ぶりに改訂されたものです。併せて『日本食品標準成分表準拠アミノ酸成分表 2010』(同/R498.51/ニホ)、『五訂増補日本食品標準成分表 脂肪酸成分表』(R498.51/コテ)を参照する必要があります。④作成のための基礎資料として、また国民栄養調査の基準設定などにも活用されています。なお、これらは文部科学省資源調査分科会のウェブサイトで閲覧できるほか、同省の「食品成分データベース」から検索が可能です。

 ③は、学生・栄養士向けに成分表本体と改訂ポイントの解説を掲載した資料です。本表編と資料編から成り、②発行後の正誤表の内容も反映され、2色刷で見やすい資料となっています。アミノ酸や脂肪酸の成分表も含まれていますが、資料や一部の表が割愛されています。

 ④はエネルギーと各栄養素の摂取量についての基準を示したもので、栄養指導の現場だけでなく、生活習慣病を予防する際にも参考となる基礎資料です。厚生労働省健康局が5年ごとに発表しており、今回の基準は平成21年5月に公表され、平成22年度から26年度までの5 年間にわたって利用されるものです。厚生労働省健康局のウェブサイトで閲覧することができます。

 ⑤は、「食事摂取基準」の考え方をわかりやすく解説したもので、性別・年齢別に基準の数値を一覧にした早見表や、ライフステージ別の食事と献立のポイント、実際の献立例も紹介されています。

 なお、望ましい食事について1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかをイラストで国が示した「食事バランスガイド」(平成17年6月策定)に関しては、『食事バランスガイド フードガイド(仮称)検討会報告書』(第一出版 2005.12刊:498.5/シヨ)や『食事バランスガイドを活用した栄養教育・食事実践マニュアル』(第一出版 2006.7刊:498.5/シヨ)をご覧ください。また、「食事バランスガイド」は農林水産省のウェブサイトから閲覧が可能です。

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(2) 食生活に関する資料を見る

 日々の食事に関心を持ち、食材や食品表示に関する情報を得ることで、食育に対する理解が深まります。食の現状を理解するのに役立つ事典類を紹介します。

No. 請求記号 書名 出版社 出版年
R498.5/シヨ 食生活と栄養の百科事典 丸善 2005.12
R498.5/シヨ 食生活データブック 2010 農林統計協会 2010.9
R498.51/シヨ 食品表示法令ガイドブック 中央法規出版 2009.11
R498.519/シヨ 食品添加物事典 新訂版 食品化学新聞社 2009.5
R498.54/シヨ 食品安全の事典 朝倉書店 2009.5
R498.52/シヨ 食材図典 Food's food(全3巻) 小学館 1995-2008

 ①は、食全般に関する大部な総合事典です。栄養に関する用語解説や基準などを掲載するほか、食文化・料理との関係、社会や環境と健康とのかかわりなどについても記述されています。

 ②は食生活に関する国の統計を集めた基礎的なデータ集で、食糧需給表や家計調査、食関連産業の国内生産額などのデータも含め、日本の食生活の実態がわかります。

 ③は、加工食品、健康食品、生鮮食品に分け、店頭商品のラベル表示について根拠となる法令を集めたガイドブックです。食品ごとに複数の法令の表示規制を収載しています。なお、索引はありません。

 ④は、約900品目の食品添加物の主な用途、性質、使用方法などをわかりやすく解説した資料です。巻末の付録に、別名や簡略名、類別名から正式名称が検索できる対照表を収録しています。

 ⑤は日本食品衛生学会の編集になる通読して利用するタイプの事典で、総論では食品安全の歴史や内外の現状と対策などの解説が参考になります。一方、引く辞典としては、小項目でやや専門家向けになりますが、『食品安全性辞典 第2版』(共立出版 2010.11刊:R498.54/シヨ)があります。

 ⑥は「図典」という名称のとおり、カラー図版豊富な食材の事典です。生鮮食材、加工食材、地域食材に分けて刊行されています。

 また一般的な資料としては、日本の食材関係では、大部で図版の多い『地域食材大百科』(全5巻 農山漁村文化協会 2010-2011刊:498.52/チイ)や、埼玉の伝統食についてまとめられた『聞き書埼玉の食事 (日本の食生活全集 11)』(農山漁村文化協会 1992.2刊:S383/キ)などが参考になります。

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(3) 栄養に関する用語やデータを調べる

 食材の成分や栄養素に関するさまざまな専門用語やデータについては、栄養士向けの資料が参考になります。栄養学関係の用語辞典やハンドブックをご紹介します。

No. 請求記号 書名 出版社 出版年
R498.5/エイ 栄養・食糧学用語辞典 建帛社 2007.10
R498.55/エイ 栄養・健康データハンドブック 第13版 同文書院 2011.4
R498.55/コク 国民健康・栄養の現状 平成20年 第一出版 2011.6
R498.58/リン 臨床栄養ディクショナリー 第4版 メディカ出版 2009.11
R498.59/キユ 給食経営管理用語辞典 第一出版 2011.11

 ①は関連分野を含む栄養学・食糧学の用語約10,000項目を解説した辞典で、日本栄養・食糧学会が編集しており、日本語訳の付された欧文索引、略号索引を掲載しています。また、英語の文献やレシピを読む際には、『「食と栄養」英語活用辞典』(英光社 2009.9刊:R498.5/シヨ)が参考となります。

 ②は学生向けのサブテキストとして版を重ねたコンパクトな資料で、法令や統計、各種データを集め、一般向けにも役立ちます。類書として、日本栄養士会が編集し、同じくコンパクトな『管理栄養士・栄養士必携 データ・資料集 平成22年度版』(第一出版 2010.4刊 :R498.5/カン)や、関係法令を集めた実務者向けの『栄養調理六法 平成24年版』(新日本法規出版 2011.9刊:R498.54/エイ)があります。

 ③は、毎年実施されている厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」の結果をまとめた資料で、国民の栄養素の摂取状況や飲酒、喫煙などの生活習慣を含め、食生活の実態がわかります。

 ④は医療現場で役立つハンディな辞典です。

 ⑤は学校給食関係者向けの資料で、経営面の専門用語の解説が豊富です。

 なお、一般的な資料としては、カラー刷でわかりやすい『新しい栄養学と食のきほん事典』(西東社 2010.1刊:498.55/アタ)や雑誌「栄養と料理」の連載記事を元にした『栄養素の通になる 食品成分最新ガイド 第2版』(女子栄養大学出版部 2010.7刊:498.55/エイ)などがあります。

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2 テーマに関する雑誌論文・報告書・新聞記事を探す

 今回のテーマに限らず、一般的な雑誌記事を探すには「国立国会図書館サーチ」の「記事・論文」検索が網羅的で便利です。また、県立久喜図書館では、雑誌に掲載された論文や記事の検索ができる有料データベースとして、一般的な雑誌を対象とする「MagazinePlus」や医療関係記事を対象とした「医中誌Web」を導入しています。

 ここでは、食や食育に関する論文や報告書について、無料で自宅や公立図書館等のインターネット用パソコンから検索可能なデータベースを紹介します。これらは、いずれも巻号や執筆者、概要等を確認するもので、基本的に論文・報告書そのものは見ることはできませんのでご注意ください。

(1) 雑誌論文・報告書

No. 名称 URL
家政学文献索引データベース http://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000085KASEI
科学研究費補助金データベース[KAKEN] http://kaken.nii.ac.jp/
厚生労働科学研究成果データベース http://mhlw-grants.niph.go.jp/

 ①は日本家政学会が提供する家政学に関する国内文献について、1949年から、著者や標題、掲載誌等を収録したデータベースです。「簡易検索」と「詳細検索」があり、「簡易検索」から「食育」で検索すると140件以上の文献がヒットします。

 ②は、文部科学省等から交付された科学研究費補助金を活用した研究成果のデータベースです。採択課題や研究成果報告書の情報を検索することができ、雑誌に発表されたもの以外は、国会図書館等で閲覧する必要があります。「食育」で検索すると260件以上の文献がヒットします。

 ③は厚生労働省が行う研究助成事業の研究成果を公開するデータベースです。公立図書館で所蔵の少ない科学研究費報告書について、全てではありませんが、概要版(抄録)や報告書本文の検索・閲覧が可能です。「閲覧システム」から「食育」で検索すると19件の文献がヒットします。

 なお、本文をインターネット上で公開している雑誌もあります。「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)は、「栄養と料理デジタルアーカイブス」で、創刊号(昭和10年)以降昭和63年分までの本文を見ることができます。
 一方、学会誌や協会誌については、「日本栄養士会雑誌」(日本栄養士会)をはじめ、独立行政法人科学技術振興機構のJ-STAGE(「科学技術情報発信・流通総合システム」)で公開されているものがあり、その他食育関連の学会誌については、「3(5) 関連学会のサイトをみる」で紹介します。

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(2) 新聞記事

 新聞記事を探す場合、各新聞社の有料オンラインデータベースを利用すると便利です。また、おおよその年月がわかっていれば縮刷版を用いて記事を探すこともできます。
 最新のニュースについては、各社ともウェブサイト上に記事を掲載しており、検索も可能なので、同一のキーワードで各社の記事を検索することが可能です。「あらたにす 朝日・日経・読売よみくらべサイト」では3社の記事がまとめて検索できるようになっています。

No. タイトル 運営者 URL
「apital」(アピタル) 朝日新聞社 http://www.asahi.com/health/
「yomiDr.」(ヨミドクター) 読売新聞社 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/
「毎日jp」 毎日新聞社 http://mainichi.jp/life/health/
「47NEWS」(ヨンナナニュース) 全国新聞ネット http://www.47news.jp/medical/

 ①②③は三大紙のニュースサイトで、①はasahi.com(アサヒ・コム)の「医療・健康」、②はYOMIURI ONLINEの「医療と介護」、③は「ライフスタイル」内の「健康」のページになります。④では、全国47都道府県の52新聞社に加え、共同通信の記事閲覧が可能です。

 なお、「Web患者図書館」日本病院患者図書館協会が運営するデータベースで、三大紙と日経新聞の食や食育を含む健康・医療関係の記事について、見出し名や執筆者名、キーワードから探すことができます。また、「きょうの健康」や「暮しと健康」といった一般向けの雑誌記事(8誌)の検索も可能となっています。

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3 テーマに関するウェブサイトをみる

食に関する情報についてはインターネット上で有用なものが多数あります。ここでは、食や食育に関して、政府や県の施策を中心に参考となるものを紹介します。

(1) 関係法令・基本計画をみる

No. 法令名等 URL
食育基本法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H17/H17HO063.html
食育推進基本計画 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/about/plan/
食品衛生法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO233.html
JAS法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO175.html
食品安全基本法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO048.html
健康増進法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html

 ①食育基本法の施行(平成17年7月)により、各県で②食育推進計画が策定されています。食育に関連する法律としては、食品や添加物などの規格や表示の基準を定めた③食品衛生法や④JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)、⑤食品安全基本法(平成15年7月施行)、栄養改善法の廃止により平成15年5月に施行された⑥健康増進法が挙げられます。

 なお、①②の概要を含め、食育の意義と背景、施策の動向等についてわかりやすくまとめられた解説があります。これは、図書としても刊行された『青少年をめぐる諸問題(調査資料) 総合調査報告書』(国会図書館 2009.2刊:[浦]367.6/セイ)に収録されており、平成19-20年に実施した同名の総合調査の成果をとりまとめたものです。その中の「V 社会的側面から」の1項目(国立国会図書館調査及び立法考査局 千葉諭執筆)として食育を扱っています。

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(2) 関係省庁の施策を知る

No. 省庁名 名称 URL
内閣府 食育推進担当ホームページ http://www8.cao.go.jp/syokuiku/
食品安全委員会ホームページ http://www.fsc.go.jp/
消費者庁 食品表示課ホームページ http://www.caa.go.jp/foods/
文部科学省 学校における食育の推進・学校給食の充実 http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/
厚生労働省 栄養・食育対策の推進 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou.html
農林水産省 「なぜ?なに?食育!!」 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/
食料自給率の部屋 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/
地産地消ホームページ http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gizyutu/tisan_tisyo/

 ①内閣府の食育推進担当ホームページでは、「食育基本法」「食育推進基本計画」をはじめ、「食育白書」等の資料、さらに各自治体の取り組みを掲載しています。また、食品安全委員会は、食品安全基本法の制定により内閣府に設置された委員会で、ホームページではさまざまな関連情報を閲覧することができます。

 ②消費者庁の食品表示課ホームページでは、食品表示制度に関する最新の動向が確認できます。

 ③文部科学省では「学校における食育の推進・学校給食の充実」のページを設け、食育の取り組み事例やマニュアル、「学校給食栄養報告」の調査結果や栄養教諭制度に関する情報を掲載しています。

 ④厚生労働省の「栄養・食育対策の推進」のページでは「国民健康・栄養調査」「日本人の食事摂取基準」の他、管理栄養士国家試験関係の情報が得られます。

 なお、食一般に関しては⑤農林水産省のページが充実しており、食育に関するさまざまな情報を集めた「なぜ?なに?食育!!」をはじめ、「食料自給率の部屋」「地産地消ホームページ」も参考になります。

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(3) 埼玉県の取り組みを知る

No. 名称 URL
食育の推進(食育ふろんてぃあ) http://www.pref.saitama.lg.jp/site/syokuiku/
埼玉県食育推進計画 http://www.pref.saitama.lg.jp/site/syokuiku/plan.html
すこやか彩の国21プラン http://www.pref.saitama.lg.jp/site/healthy/
埼玉県民栄養調査 平成18年度 http://www.pref.saitama.lg.jp/site/data/eiyo-chosa.html

 ①「食育の推進(食育ふろんてぃあ)」は、埼玉県の食育に関する施策や取り組み状況をまとめたホームページ(健康づくり支援課作成)で、食育基本法に基づく②「埼玉県食育推進計画」や、その報告書「埼玉県の食育」などを掲載しています。

 ③「すこやか彩の国 21 プラン」は平成13年度に策定されたもので、健康増進法に基づく生活習慣改善運動「健康日本21」の都道府県版にあたります。「健康づくり計画の展開」の第一に食生活が挙げられています。一方、④「埼玉県民栄養調査」は、健康づくり施策の基礎資料として昭和61年から5年毎に実施している調査で、この調査結果を活用し「すこやか彩の国21プラン」の施策を実施しています。

 なお、財団法人埼玉県学校給食会のページでは、学校給食に関する食品やその検査などをわかりやすく紹介しており、また栄養士の職能団体である社団法人埼玉県栄養士会では「栄養ケア・ステーション」を開設して、栄養士が食育や生活習慣病、メタボ予防、介護予防等のための相談に応じています。

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(4) 関連団体のサイトをみる

No. 名称 URL
国立健康・栄養研究所 ホームページ http://www.nih.go.jp/eiken/
日本健康・食品栄養協会 ホームページ http://www.jhnfa.org/
食育・食生活指針の情報センター [e-shokuiku.com] http://www.e-shokuiku.com/
すこやか食生活ネット http://www.sukoyakanet.or.jp/

 ①は食と健康・栄養全般について参考となる、独立行政法人国立健康・栄養研究所のホームページです。昭和22年から平成14年までの「国民栄養の現状」のほか、「『健康食品』の安全性・有効性情報」「『特別用途食品』『栄養療法エビデンス情報』」がみられるなど、情報が充実しています。②は「健康補助食品」「特定保健用食品(トクホ)」などの規格基準の設定や認定を行っている公益財団法人のホームページです。

 また③は財団法人食生活情報サービスセンターが作成しており、食育や食に関する基本的な情報をわかりやすくまとめています。視覚障害者、高齢者を対象とした④は、公益財団法人すこやか食生活協会が運営しており、対象者向けに食生活情報を提供しています。

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(5) 関連学会のサイトをみる

 学会の情報は研究者向けで難解だと思われがちですが、専門家による用語解説や市民向けのパンフレット、公開講座情報などが掲載されているものもあり、私たちにとっても参考となります。学会誌もJ-STAGEなどで公開されているものが多く、以下に関連学会と学会誌をまとめました。

No. 学会名 URL 学会誌
日本食育学会 http://www.shokuiku-gakkai.jp/ 「日本食育学会誌」(目次のみ)
日本食品衛生学会 http://www.shokuhineisei.jp/ 「食品衛生学雑誌」
日本食生活学会 http://jisdh.jp/ 「日本食生活学会誌」
日本栄養改善学会 http://www.jade.dti.ne.jp/~kaizen/ 「栄養学雑誌」
日本栄養・食糧学会 http://www.jsnfs.or.jp/ 「日本栄養・食糧学会誌」
日本脂質栄養学会 http://jsln.umin.jp/ 「脂質栄養学」
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(6) 食関係の専門図書館

 インターネット上で蔵書検索が可能な専門図書館としては、坂戸市(短大は豊島区)の「女子栄養大学図書館」があります。ただし、利用については制限があります。
 民間では、(株)味の素による「食の文化ライブラリー」(東京都港区)が貸出可能で無料公開されており、大阪市にも「食のライブラリー」を開設しています。
 なお、日清食品の「食の図書館」(東京都新宿区)は、蔵書検索や資料の貸出はできませんが、無料で利用が可能です。

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[ このページに関するお問い合わせ先 ]

埼玉県立久喜図書館 自然科学・技術資料担当 Tel:0480-21-2659 Fax:0480-21-2791 E-mail:kuki-sizen@lib.pref.saitama.jp