運営の基本方針と重点目標・重点取組・評価指標(令和7年度~令和9年度)
埼玉県立図書館では地域住民に開かれた運営を基盤とし、効率的で質の高い利用者サービスを推進していくため、「埼玉県立図書館運営の基本方針」を定めています。
この基本方針に基づき、重点目標を定め、15の重点取組の推進により運営しています。なお、重点取組の達成状況を評価するため評価指標を設定しています。
埼玉県立図書館運営の基本方針(令和7年4月改訂)
埼玉県立図書館は、熊谷図書館と久喜図書館が一体となり、以下の5つの基本方針に基づき、県民の生涯にわたる学びを支援する。
1 専門的な情報や埼玉の地域資料の拠点となる図書館
豊富な情報を提供するために、県内図書館全体の資料の充実につながる収集・保存を行う。
2 県民の学びのニーズに応える図書館
県民の課題解決を支援するため、質の高い調査相談、資料・情報提供の充実を図る。
3 県民誰もがサービスを享受できる図書館
来館しなくても、資料・情報にアクセスしやすい仕組みを構築する。
4 県民の交流・創造を育む図書館
交流機会の提供等によって、県民の価値創造を支援する。
5 県内図書館サービス全体の充実に貢献する図書館
県内各種図書館等と連携しながら、図書館サービスの充実を図る。
重点目標・重点取組・評価指標(令和7年度~令和9年度)
重点目標
県民の生涯にわたる学びを支援するために、来館してもしなくても利用したくなる図書館となる。
重点取組
収集・保存 | 収集:専門的な図書、地域行政資料、オンライン資料の収集 |
保存:環境整備、職員育成を基軸とした資料保存対策 | |
資料のデジタル化:デジタル技術を活かした資料製作と保存 | |
レファレンス・ 資料提供 |
レファレンスサービス:満足度の高いレファレンスサービス提供と事例公開 |
調査アシスト:自ら調べたいときに有用なガイド類の提供 | |
資料提供:蔵書を活かした資料紹介(展示リスト等) | |
非来館サービス | 非来館アクセス:来館せず利用できるサービスの広報、改善 |
ウェブコンテンツ:図書館ウェブサイトの改善 | |
オンライン事業:オンラインで参加できる講座・イベントの実施 | |
価値創造 | 県民向けイベント:学び・発見や読書に親しむ機会を提供する資料展・ミニ展示・各種講座の開催 |
交流機会:県民同士の交流につながるイベントの主催、県内団体への支援 | |
情報発信:県民による情報発信の機会の提供 | |
図書館支援 | ネットワーク:県内図書館サービス等との連携 |
図書館員等の人材育成:県内図書館等職員を対象とした研修の実施(埼玉県図書館協会主催を含む) | |
先行事例の共有:各種媒体を通した図書館業務に役立つ情報提供・共有の実施 |
*重点取組「収集・保存」
基本方針1「専門的な情報や埼玉の地域資料の拠点となる図書館:豊富な情報を提供するために、県内図書館全体の資料の充実につながる収集・保存を行う。」に基づく取組です
*重点取組「レファレンス・資料提供」
基本方針2「県民の学びのニーズに応える図書館:県民の課題解決を支援するため、質の高い調査相談、資料・情報提供の充実を図る。」に基づく取組です。
*重点取組「非来館サービス」
基本方針3「県民誰もがサービスを享受できる図書館:来館できなくても、資料・情報にアクセスしやすい仕組みを構築する。」に基づく取組です。
*重点取組「価値創造」
基本方針4「県民の交流・創造を育む図書館:交流機会の提供等によって、県民の価値創造を支援する。」に基づく取組です。
*重点取組「図書館支援」
基本方針5「県内図書館サービス全体の充実に貢献する図書館:県内各種図書館等と連携しながら、図書館サービスの充実を図る。」に基づく取組です。
評価指標
目標値 | |||
令和7年度 | 令和8年度 | 令和9年度 | |
貸出数(個人・団体・協力の合計)(点) | 272,000 | 273,000 | 274,000 |
図書館ウェブサイトアクセス数(件) | 1,007,000 | 1,017,000 | 1,027,000 |
図書館利用満足度 | 4.1 | 4.2 | 4.3 |