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小学校3,4年生むけ 平成28年度紹介

へいせい29年春紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

バンブルアーディ

モーリス・センダック 作 さくまゆみこ 訳 偕成社 2016年
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うまれてから一度もたんじょう日をいわってもらえなかった ブタの男の子バンブルアーディ。9才のたんじょう日、アデリーンおばさんが、はじめて、おいわいをしてくれるんだって!

これって さいこう!

うれしいバンブルはともだちをよんだよ。おばさんがいないあいだにね。

ともだちがおおぜいやってきて、おばさんのよういしたジュースをのんで、ケーキをたべて、どんちゃんさわぎ!

さあ、おばさんがかえってきたよ。

300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート

エミリー・ジェンキンス 文 ソフィー・ブラッコール 絵 あすなろ書房 2016年

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ブラックベリーをつぶしてさとうをまぜて、あわ立てた生クリームにながしこみ、つめたくひやしたら、「ブラックベリー・フール」の出来上がり! 水道やれいぞう庫のない300年前にもあったおいしいデザート。昔は、たばねた小えだであわ立てて、あなぐらでひやしていたんだって。200年前も100年前も今もおんなじなのは、ボウルにのこったクリームをペロリとなめる「おいしい」あとかたづけ!

100年ごとに変化する、くらしのちがいを見てみよう。

ながくよみつがれた本(ほん)から

霧のむこうのふしぎな町

柏葉幸子 作 杉田比呂美 絵 講談社 2006年
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夏休みに1人で旅に出た6年生のリナ。深い森の中で水玉もようのかさが風に飛(と)ばされてしまいます。かさを追いかけているうちに、「霧の谷の町」という、家が6軒(けん)だけの小さな町にたどり着きました。そこに住む人たちは、自分たちの町を『めちゃくちゃ通り』と呼(よ)んでいましたが、その名前のとおり、毎日のようにへんてこなことが起こったのです。

へいせい28年秋紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

ひともじえほん

近藤良平 作 柿木原政広 構成 山本尚明 写真 福音館書店 2015年

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ひともじとは、人が体で作った文字のことです。4人のお兄さんが、おもしろい言葉(ことば)を言いながら、体をおりまげたりくねらせたりして、ひらがなを作ります。ちょっとむずかしそうな文字でも、だいじょうぶ。「あ」から「ん」まで、全部(ぜんぶ)作れるのです。ときどき、ちょっと苦(くる)しそうなかっこうになるけどね。

見ても楽しいし、言葉を声(こえ)に出して読んでも楽しいですよ。

ながくよみつがれた本(ほん)から

どうぶつ句会

あべ弘士 さく・え 学習研究社 2003年

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俳句(はいく)は、季節(きせつ)の言葉を入れて、五・七・五の十七文字でつづるみじかい詩(し)です。むずかしそう? いえいえ、だれにでも作れますよ。

ある山おくでは、どうぶつたちが俳句を作って楽しんでいます。ほら、こんなふうに。

サワガニと じゃんけんするとき グーを出す

ドングリを ほっぺにいっぱい 冬じたく

かわいい俳句、おもしろい俳句。みんな自分らしさが出ているでしょ。みなさんも、俳句を作ってみたくなるかもしれませんよ。

リンゴの木の上のおばあさん(岩波少年文庫)

ミラ・ローベ 作 塩谷太郎 訳 岩波書店 2013年

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ぼくにもおばあちゃんがいればなあ。そうすればいっしょにお買いものにいったり、メリーゴーランドにのりに行けるのに!

ある日、アンディは庭のリンゴの木の上でであったおばあちゃんと、赤いスポーツカーで馬をつかまえにいったり、船にのって海賊(かいぞく)とたたかったりしました。

またべつの日、アンディは近所に引っこしてきたおばあちゃんを手伝ってあげて、仲良くなりました。

想像と現実の2人のおばあちゃんとアンディのおはなしです。

へいせい28年夏紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

オオサンショウウオみつけたよ

にしかわかんと ぶん あおきあさみ え 福音館書店 2015年

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水の中でも外でも呼吸(こきゅう)ができる生き物を両生類(りょうせいるい)といいます。オオサンショウウオは世界で一番大きな両生類で、卵(たまご)から生まれ、こどものころは5cmくらいの大きさなのに、大人になるとなんと150cmくらいになります。さらに、人間と同じくらいとっても長生き。

じつは、近くにいるオオサンショウウオ。この本を読んだら、あなたもオオサンショウウオをみつけられるかもしれません。

トルネード! たつまきとともに来た犬

ベッツィ・バイアーズ/作 もりうちすみこ/訳 学研教育出版 2015年

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「トルネード」って知ってる? たつまきのことさ。

あるたつまきの日に、ひなん用の地下室でみんなが不安な気持ちでいたら、のうじょうを手伝いに来ているピートがこんな話をしてくれたんだ。

ピートがこどものころ、たつまきに乗って、1ぴきの犬が犬小屋ごとピートの家の前にとんできたんだ。ピートはその犬にトルネードと名づけてかわいがった。頭がよくて、やさしくて、ちょっぴりネコが苦手なトルネード。だけど、ある日、かい主が見つかって、返さなきゃいけなくなって...。

ながくよみつがれた本(ほん)から

クワガタクワジ物語(偕成社文庫)

中島みち 著 偕成社 2002年

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小学2年生の太郎(たろう)くんは生まれてはじめて、それも、一度に3びきつかまえたコクワガタに名前をつけました。

クワ一(イチ)、クワ二(ジ)、クワ三(ゾウ)。

みそだるに土や落ち葉をかさねた「クワガタマンション」がかれらの家です。

学校へつれていったり、ちがうしゅるいのクワガタやカブトムシたちが住人にくわわったりと、楽しい思い出から、クワガタたちが死んでいった悲しい出来事まで、お母さんと太郎くんがすごした3度の夏のおはなしです。