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小学校5,6年生むけ 平成30年度紹介

平成31年春紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

直感こども美術館 すごいぞ! ニッポン美術

結城昌子 文 西村書店 2017年
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「おしりでかっ!!足ふとっ!!」見れば思わずそう言ってしまいそうな『縄文(じょうもん)のビーナス』は、4000年以上前にねん土をこねてつくられた土偶(どぐう)です。ほかにも、千年前の夫婦(ふうふ)げんかをえがいた『源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)』や、雪の白と建物の赤の組み合わせがあざやかな『芝増上寺(しばぞうじょうじ)』など、ニッポンのすごい絵師(えし)たちがのこしてくれた、作品の数々を見てみましょう。

ながくよみつがれた本(ほん)から

影との戦い ゲド戦記1

U.K.ル=グウィン 作 清水真砂子 訳 岩波書店 1976年

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魔法(まほう)の力で村を救った少年は、偉大(いだい)な魔法使いオジオンにゲドという名前をさずけられ、魔法使いへの道を歩き始めました。

魔法学院に通い、みるみる力をつけていくゲドでしたが、祭の日の夜、禁じられていた死者の魂(たましい)をよびさます魔法を使ってしまいます。ゲドの魔法により黄泉(よみ)の国からあらわれた影(かげ)。そうして、ゲドと影の戦いの日々が始まりました。

カラフル

森絵都 著 講談社BOOK倶楽部 2011年

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「おめでとうございます、抽選(ちゅうせん)にあたりました!」

死んだはずのぼくの魂(たましい)は、突然(とつぜん)あらわれた天使にそういわれた。そして、もう一度下界へ行き、別の人間となって、前世で犯(おか)したあやまちをぼくが自覚するまで、修行(しゅぎょう)をつむことになった。

その修行先は、さえない中学3年生の「小林真」。家庭はごくふつうで、両親と兄の4人家族。

ぼくが、修行に慣れてくるとともに、少しずつ見えてくるものとは。

平成30年秋紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

世界一おもしろい国旗の本

ロバート・G・フレッソン 絵と文 小林玲子 訳 講談社 2018年

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国のしるしである国旗。国旗にはどれ一つとして同じものはなく、デザインにはそれぞれちゃんとした意味と歴史があります。

たとえば、アメリカの国旗についている50の白い星は、アメリカの50の州を表しています。では、アメリカの国旗に横じまが13本あるのはなぜでしょう?日本の国旗のまんなかに、赤い丸がある理由は?

国旗を通じて、世界の国々の文化や歴史をのぞいてみよう。

ながくよみつがれた本(ほん)から

トムは真夜中の庭で

フィリパ・ピアス 作 高杉一郎 訳 岩波書店 1967年
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トムは、弟のピーターがはしかにかかってしまい、夏休みをおじさんの家ですごすことになりました。ねむれないトムは、真夜中に大時計が13も時を打つのを不思議に思い、様子を見に行くと、うらぐちから光がさしこんでいました。そこには昼間はなかったはずの庭園があり、不思議な少女ハティがいました。

トムはやがて庭園の「時間」のちがいに気づきます。そしてトムとハティ、現在(げんざい)と過去(かこ)がつながります。

天才コオロギ ニューヨークへ

ジョージ・セルデン 作 ガース・ウイリアムズ 絵 吉田新一 訳 あすなろ書房 2004年

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ある夜ふけ、ニューヨーク市の繁華街(はんかがい)にある地下鉄の駅に、不思議な音がひびきました。

それを聴(き)いたマリオは、声の主であるコオロギのチェスターを見つけ、自分が手伝いをしている、お父さんのお店の一角で飼(か)いはじめます。

チェスターは、ネズミのタッカー、ネコのハリーと友達になり、楽しくくらしていました。しかし、チェスターがきて二か月たった夜、事件(じけん)が起こり、チェスターとマリオ一家の生活は大きく変化することになります。

平成30年夏紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

おれたちのトウモロコシ

矢嶋加代子 作 文研出版 2017年

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いなかに引っこしてきた 転校生の竜也(たつや)。はじめはよそ者あつかいを受けますが、そのうち同じく転校生の真琴(まこと)、クラスのリーダーかくの健と友だちになります。3人は旅行のお金をつくるため、トウモロコシをつくりはじめます。しかし、カラスに種を食べられたり、台風がきたり、どろぼうにねらわれたりと かんたんにはいきません。

3人で知恵を出し、からだをはってやりとげようとがんばります。

炎をきりさく風になって ボストンマラソンをはじめて走った女性ランナー

フランシス・ポレッティ 作 クリスティーナ・イー 作 スザンナ・チャップマン 絵

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かつて、マラソンは男性のスポーツでした。「女子にはマラソンなんて無理だ」「女らしくないぞ」などと言われ、出場させてもらえませんでした。

それでも、走りたい気持ちがおさえきれなかったボビーは、フードで顔をかくし、こっそりとボストンマラソンに参加します。そして、炎をきりさく風のように、かけぬけていったのです。

五十年前、本当にあったお話です。

ながくよみつがれた本(ほん)から

赤毛のアン 完訳 赤毛のアンシリーズ1

L.M.モンゴメリー 作 掛川恭子 訳 講談社 1990年

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赤毛のアンは、年おいたマシューとマリラ兄妹に、こじいんから引き取られました。

おしゃべりで空想好きのアンは、お茶に来た親友ダイアナに、まちがえてお酒を飲ませてよっぱらわせてしまったり、物語のヒロインになって ふねにのっていたら、流されてしまったり、いろいろな事件(じけん)を引き起こします。

カナダの美しいプリンスエドワード島でくらす、アンとアンをめぐる人々のお話です。