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小学校3,4年生むけ 平成29年度紹介

へいせい30年春紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

ふしぎな銀の木

シビル・ウェッタシンハ 著 松岡享子 市川雅子 訳 福音館書店 2017年
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ある日、王さまはふしぎな夢(ゆめ)をみました。地面がぱっくりわれると美しい銀の木が生えてくるという夢でした。王さまは三人の王子に、夢で見た銀の木を見つけた者を王にするといいました。そこで王子たちは旅立ち、末(すえ)の王子だけがジャングルのどうくつにたどりつき、美しいおとめたちと出会いました。そしておとめたちに言われたとおりにすると、「銀の木」が地面から生えてきたのでした。スリランカの昔話です。

おおふじひっこし大作戦

塚本こなみ 文 一ノ関圭 絵 福音館書店 2016年

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栃木(とちぎ)県の植物園にある直径1メートルの大藤(ふじ)が、ひっこしをすることになりました。こんなに大きな藤のひっこしは例(れい)がないので、3年がかりの計画を立ててじゅんびしました。運搬(うんぱん)用のトレーラーに乗せるために、根切りをして、藤だなを小さくします。もちろん藤をきずつけずに運び、元どおり美しい花をさかせなければなりません。

とてもめずらしい大藤のひっこしのお話です。

ながくよみつがれた本(ほん)から

ドングリ山のやまんばあさん

富安陽子 作 大島妙子 絵 理論社 2002年
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どんぐり山のてっぺんに、やまんばあさんという一人の山姥(やまんば)が住んでいた。年は296才だけど、オリンピックせんしゅよりも元気で、プロレスラーよりも力もち。

百年ぶりに町に行ってみたやまんばあさんは、車とかけっこをしたり、わたがしをうでにぐるぐるにして食べたり。さいごは、しょうぼうしゃも出動する大そうどうに。

そんな、やまんばあさんのにぎやかな毎日を、のぞいてみませんか?

へいせい29年秋紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

絵本眠れなくなる宇宙のはなし

佐藤勝彦 作 長崎訓子 絵 講談社 2016年

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人間は、宇宙の本当のすがたを次々明らかにしていきました。

ハレー彗星(すいせい)が次に地球に近づくのはいつか、計算でもとめられるようになったり、星は宇宙の中でばらばらにちらばっているのではなく、円盤(えんばん)のような形に集まっていることが、わかるようになりました。

それでも宇宙には、まだ多くのなぞがのこされています。

ねむれない夜には、宇宙のことを考えてみませんか。

こいぬとこねこのおかしな話

ヨゼフ・チャペック/作 木村有子/訳 岩波書店 2017年

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こいぬとこねこは、森の近くの一軒家(いっけんや)に住んでいました。2ひきは、なんでも人間のおとなと同じようにやりたいと思っていました。ゆかをそうじしたり、やぶけたズボンを直したり、お手紙を書いたり、ケーキを焼(や)いたりしましたが、いつもうまくいくわけではありませんでした。でも、こいぬとこねこはいっしょうけんめいでした。

チェコという国のこどもたちに長い間愛されている、10の短いおはなしです。

ながくよみつがれた本(ほん)から

雪だるまのひみつ

ルース・エインスワース 作 河本祥子 訳 岩波書店 1991年
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ある雪の日、ピッパは家の庭に大きな雪だるまを作りました。石炭の目と鼻、にんじんの口をつけたら、なんと雪だるまがしゃべり始めたのです。ピッパは雪だるまをピーターキンと名づけました。

夜、ピーターキンにさそわれて、ピッパは雪だるまの集まりにでかけました。そこには町中の雪だるまがいて、みんなで遊んだり歌ったり楽しくすごしています。ところがピーターキンは、この集まりはたぶん明日でさいごだというのです。

へいせい29年夏紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

カルペパー一家のおはなし

マリオン・アピントン 作 ルイス・スロボドキン 絵 瑞雲舎 2016年

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ハンサムなお父さんと、思いやりふかいお母さん、やんちゃな四人の男の子たちと、かわいい四人の女の子たち―そんなカルペパー一家は、みんな紙でできている紙人形です。

カルペパー一家の毎日は、人間だったら起こらない、たいへんなできごとや、ゆかいなできごとでいっぱい。おもちゃの汽車に乗って旅行したり、クモのすに体がからまってしまったり!

みんなも、なかよし紙人形家族の毎日を、のぞいてみよう!

お月さまのこよみ絵本 旧暦で行事をたのしむ

千葉望 文 阿部伸二 絵 理論社 2016年

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どうして「正しい」に「月」をつけて「お正月」とよぶのでしょう?

昔の日本のカレンダー(=こよみ)は、月の形がかわるのをもとにつくられていました。月のこよみでは、一年の始まりはかならず新月と決まっていて、その日は月がのぼりません。一年の始まりの基準(きじゅん)となる最初(さいしょ)の新月だから、「正しい月」、「お正月」となったのです。

お月さまのこよみを知って、きせつのうつりかわりを感じ取ってみましょう。

ながくよみつがれた本(ほん)から

ファーブルの夏ものがたり-『昆虫記』の誕生-

マーガレット・J・アンダーソン/作 千葉茂樹/訳 くもん出版 1998年

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ぼくの父さんは昆虫学者、ジャン・アンリ・ファーブル。ふつうの昆虫学者は死んだ虫の標本(ひょうほん)で研究したけど、父さんは生きた昆虫に関心があった。毎日のようにでかけては、一日じゅう虫をかんさつしていたんだ。それから、父さんはよく、虫をこまらせるようないたずらをしかけた。父さんは「じっけん」とよんでいたけれどね。そうやって、虫たちを根気強くかんさつして、ひみつをときあかし、りっぱな本を書いたんだ。