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小学校3,4年生むけ 令和元年度紹介

れいわ2年春紹介(しょうかい)

石はなにからできている?

西村寿雄/文 武田晋一/写真 ボコヤマクリタ/構成 岩崎書店 2018年
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川原、海岸、山などさまざまな場所で見かける「石」。石をよく見てみると、もようのある石やキラキラしたつぶつぶが見える石もある。

石は、地球の奥(おく)深くにある「マグマ」や、あたたかい海にすむサンゴが死んで海の底にしずみ、その殻(から)がかたまってできている。石の色やもようなどで地球の歴史(れきし)を知る手がかりにもなる。

川原や海岸でいろいろな石を集めて、観察してみよう。

カラスてんぐのジェットくん

富安陽子 作 植垣歩子 絵 理論社 2019年
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ジェットくんは、山のふるいクヌギの木にくらす カラスてんぐの男の子。ジェットくんは、カラスてんぐの学校へ通っています。学校では、てんぐじゅつのしゅぎょうに はげむのです。

きょうのじゅぎょうは、てんぐうちわをつかって、うまくかぜをおこすこと。でも、ジェットくんたちは、てんぐうちわをうまくうごかすことができません。そんなジェットくんたちに だいじゃオロチマルが近づいてきて・・・。

魔法のたいこと金の針

茂市久美子/作 こみねゆら/画 あかね書房 2019年

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平井さんは、うでのよい仕立て屋さん。ある冬の日、お店の前でふしぎなものを拾います。持ち主は、なんと鬼(おに)の子。平井さんは鬼の子にたのまれて、やぶれたたいこを、直してあげました。

その日から、ふしぎなお客さんが持ち物を直してほしいと、やってくるようになりました。持ってくるものは、空飛ぶマントやつぼみのコートなど、見たことのないものばかりです。

春夏秋冬と季節のかおりがする、楽しいおはなしです。

れいわ1年秋紹介(しょうかい)

家をせおって歩く かんぜん版

村上慧 作 福音館書店 2019年

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発泡(はっぽう)スチロールで作った小さな家をせおって歩いて、日本各地を移動(いどう)しながら生活している人がいます。家をせおって歩くというのは、どんな生活でしょう?家はどうやってつくったの?持ち物はどんなもの?土地の持ち主と交渉(こうしょう)して、家を置く場所を借りるには?

「せおって歩く家」のくらしと、訪(おとず)れた各地の食べ物、出会いをイラストや写真をまじえ、紹介(しょうかい)します。

ポリぶくろ、1まい、すてた

ミランダ・ポール/文 エリザベス・ズーノン/絵 藤田千枝/訳 さ・え・ら書房 2019年
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アフリカのガンビアという国にくらしているアイサトは、くだものを入れていたヤシの葉であんだかごがこわれてしまったので、かわりにすてられていた黒いポリぶくろに入れて持ち帰りました。村では、ポリぶくろがよく使われていたのです。そして、村人たちはやぶれて使えなくなったポリぶくろを地面にすてました。やがて、道はすてられたポリぶくろでゴミの山ができていました。

アイサトはそんな村を変えるため、行動をおこします。

ハートウッドホテル 1 ねずみのモナと秘密のドア

ケイリー・ジョージ/作 久保陽子/訳 高橋和枝/絵 童心社 2018年

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親も家もなくし、ひとりぼっちで生きてきたネズミのモナ。大嵐(おおあらし)の夜に森をさまよい、オオカミにおわれ、偶然(ぐうぜん)入ったハートウッドホテルで見習いメイドとして働かせてもらえることになります。

冷たくあたるメイド仲間、おそってくるクマやオオカミ。とまりにくるお客さんも、それぞれ事情(じじょう)や秘密(ひみつ)があるようで......。

モナはもち前のすなおさとやさしさ、ひらめきと勇気で、さまざまな困難(こんなん)をのりこえていきます。

れいわ1年夏紹介(しょうかい)

学校プールのヤゴのなぞ

星輝行/写真・文 少年写真新聞社 2018年

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学校のプールが生き物たちの「都会のオアシス」であると知っていましたか?

町の中を飛んでいるトンボたちの中には、学校のプールでヤゴとして生まれ、羽化(うか)したものもいます。

しかし、学校の水泳の授業(じゅぎょう)前のプールそうじによって、ヤゴたちはすみかを失ってしまいます。そこでヤゴたちを救(すく)うため、子どもたちが動き出します。

これは学校のプールをめぐる生き物たちを色あざやかにうつしだす、1年間の記録です。

俳句ガール

堀直子/作 高橋由季/絵 小峰書店 2018年

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小学4年生のつむぎは、家のお手伝いばかりで息がつまる毎日。そんなとき、おばあちゃんがデイサービスの俳句(はいく)教室で一等賞をもらったのを見て、俳句に関心をもちます。

ある日の放課後、だれもいない教室の黒板に、自分のイライラをぶつけるように俳句を書き残すと、次の日なんとつむぎが書いた俳句のとなりに、べつの俳句が!

自分のいいたいことを、すなおに五・七・五にまとめて、表現する俳句のみりょくと楽しさを知った少女の物語。

牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢

谷本雄治/文 大野八生/絵 出版ワークス 2019年

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富太郎(とみたろう)は、植物を見ているときがいちばんしあわせだと感じる男の子。そんな富太郎の目標は、「全国のどんな草木も見わけられる、ただしい知識(ちしき)をもりこんだ植物の本をつくる」こと。富太郎は、長く苦しいびんぼうな生活の中でも、自分の夢(ゆめ)をあきらめず、ひたむきに研究を続けていきます。

「日本植物学の父」である牧野富太郎のものがたり。富太郎ゆかりの植物の絵も美しくえがかれています。