図書館ブログ
2026年9月1日
休館日特別イベント「本のタイトルで一句!」を行いました
こんにちは。久喜図書館の芸術・文学資料担当です。
8月17日(月)の休館日特別イベント「本のタイトルで一句!」では、図書館内の本のタイトルを組み合わせて五・七・五の句を作りました。
「書名川柳」、「タイトル川柳」、「背表紙川柳」などとも呼ばれるこのイベント、短時間にもかかわらず多くの力作が生まれました!
句の作り方については、8月7日のブログ「本のタイトルで句ができる?実際に挑戦してみました」をご覧ください。

作品と本の紹介
作成した句は、短冊に記入して発表しました。句を用いた本とともに紹介します。
「チョコレート おいしくたべる これでいい」
『ひと粒のチョコレートに』(佐藤清隆/文,junaida/絵 福音館書店)
『おいしくたべる』(松本仲子/監修,朝日新聞出版/編著 朝日新聞出版)
『これでいいのだ。』(赤塚不二夫/著 メディアファクトリー)
「あきらめない きれいな人の 歩き方」
『名医に聞くあきらめないがん治療』(田口淳一/著,あきらめないがん治療ネットワーク/監修 ブックマン社)
『きれいな人』(高橋たか子/著 講談社)
『マンガの歩き方』(オフサイド・ブックス編集部/編 彩流社)
「かくうの町 おばけ町の 雪女(おんな)」
『書物の王国 1 架空の町』(『書物の王国』編纂委員会/〔編〕 国書刊行会)
『お化けの真夏日』(川端誠/作 BL出版)
『雪、おんおん』(八木忠栄/著 思潮社)
小学生が作ってくれた句ですが、「ゆきおんな」は、『「ゆきお」んおん』と、『おばけのま「な」つび』を組み合わせて作るという、非常にテクニカルな句になっています。
「うみざざざ イルカとウミガメ きっとあえる」
『うみざざざ』(東直子/作,木内達朗/絵 くもん出版)
『現代日本生物誌 4 イルカとウミガメ』(林良博/編,武内和彦/編 岩波書店)
『きっとあえる』(はらまさかず/文,石川えりこ/絵 ひだまり舎)
「わたしはわたし 気の向くままに お茶のある暮らし」
『熊谷守一 わたしはわたし』(熊谷守一/著 求龍堂)
『気の向くままに 同時代批評1943-1947』(ジョージ・オーウェル/著,オーウェル会/訳 彩流社)
『お茶のある暮らし』(谷本陽蔵/著 草思社)
「雷の あとに青らむ 空の虹」
『雷のあとに』(中山聖子/作,岡本よしろう/絵 文研出版)
『青らむ空のうつろのなかに』(篠田節子/著 新潮社)
『虹 その文化と科学』(西條敏美/著 恒星社厚生閣)
いずれもすばらしい句ができました!
タイトルを上手く組み合わせて言葉を作り上げたり、自分の心情を形にしたり、気に入った本のタイトルを活かしたりするなど、参加者の皆さんが熱心に取り組んでいる姿が印象的でした。
このイベントの魅力は、句を作る楽しさだけにとどまりません。タイトルを探して句を作る過程で、普段は見ることのない分野の本棚に目が向くようになります。参加者の中には「いろんなタイトルの本を探すうちに、読んでみたいと思う本が見つかった」と話していた方もいました。
よく知らない分野でも、面白そうなタイトルを見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。新しい本との出会いが、あなたを待っています。
2026年8月28日
視覚障害者の読書方法をご紹介します!
皆さんこんにちは。
久喜図書館バリアフリー読書推進担当です。
暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
猛暑の日はおうちや図書館でゆっくり読書をするのはいかがでしょうか。
新たな発見があるかもしれません。
ところで、皆さんは目の不自由な方がどのように読書をしているのかご存じですか?
今回は視覚障害者の読書方法を二つご紹介したいと思います。
視覚障害者の読書方法 その1 「手で読む = 点字」
皆さんご存じの点字です。
点字は指先で触って読む文字です。六つの点の組み合わせで文字を表します。
自分のペースで読めるため、点字での読書は目で読む読書に近いと言われています。
点字には漢字とカタカナがなく、全てかなで書きます。そのため、一般の図書よりページ数が増え、本が分厚くなります。分冊されることが多いです。

- 点訳をして4分冊になった図書と原本の比較
活字と点字が印刷されているユニバーサル絵本は、目で絵や文字を読むことが難しい子も一緒に楽しむことができます。

- ユニバーサル絵本『ぐりとぐら ( てんじつきさわるえほん )』(中川李枝子さく 福音館書店 2013)資料番号:800417636
視覚障害者の読書方法2 耳で読む = デイジー(DAISY)
デイジーとは、Digital Accessible Information SYstemの略で、アクセシブルな情報システムの略称です。録音図書の国際標準規格なので、世界中で使われています。
見た目はCDと同じですが、1枚に何十時間も収録することができます。章やページ単位で移動ができ、再生スピードも変更することができます。
専用の再生機、パソコンやタブレット等で再生します。

- デイジー再生機「プレクストーク」
バリアフリー読書推進担当の貸出の9割がデイジーです。
デイジーには音声デイジー、マルチメディアデイジー、テキストデイジーがあります。音声デイジーは人の声で読んでいるもの、マルチメディアデイジーは画像付きで読んでいる部分をハイライトでき弱視の人が分かりやすくなっています。テキストデイジーは合成音で読んでいるデイジーのことです。
デイジー音声はこちらから聞くことができます。ぜひご視聴ください。
埼玉県立久喜図書館で発行した『健康・医療情報リサーチガイト@埼玉 改訂3版』デイジー版の冒頭約1分です。

- 『健康・医療情報リサーチガイト@埼玉 改訂3版』(埼玉県立久喜図書館 2024年発行)とデイジー版
いかがでしたか。
バリアフリー読書推進担当では、点字資料とデイジー資料の貸出も行っています。
点字資料やデイジー資料などについてもっと詳しく知りたい方は、県立図書館ウェブサイトをご覧ください。
「(動画あり)障害者サービスのための資料とバリアフリーの施設設備」
活字による読書が困難な方であれば、障害者手帳がなくてもどなたでもご利用いただけます。
ご興味のある方は、久喜図書館バリアフリー読書推進担当(電話 0480-21-2659)まで、
お気軽にご連絡ください。
2026年8月12日
「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会」を開催しました
こんにちは、熊谷図書館ビジネス・産業支援担当です。
熊谷図書館では、毎月1回、女性対象の創業相談会を開催しています。
創業支援センター埼玉から中小企業診断士の先生がお出でになり、マンツーマンで起業・創業の相談をすることができます。
一方で、起業・創業をはじめとしたビジネスは日々が決断の連続で、悩みや孤独感がつきものです。
そこで、起業の基本を学びつつ、起業をめざす仲間と思いを交わす機会となるよう、当館と創業支援センター埼玉とで「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会」を開催しています。
今年のセミナー&プチ交流会は、7月1日(水曜日)に開催し、県内各所から18名が参加しました。
また、講師は森尚子先生(創業支援センター埼玉・中小企業診断士)にお願いしました。
当日のおおまかなスケジュールは、次のとおりです。
10:00 セミナー開始
10:15 ~ 第1部:図書館ビジネス支援室紹介・森先生の講義

(しばしの休憩)
11:45 ~ 第2部:プチ交流会

12:30 セミナー終了
第1部は、利用案内と講義です。
ビジネス支援室の司書からは、誰でも無料で使えるビジネス資料とデータベースをご紹介しました。
創業支援センター埼玉の森先生(中小企業診断士・女性創業支援アドバイザー)からは、起業する前に知っておきたい税や保険の知識、マーケティングの基礎、補助金のあれこれ、そして最も大事な「私はなんのために起業するのか?」というビジネスプランの立て方を教えていただきました。
*紹介データベース:市場情報評価ナビMieNa(別のページが開きます)
第2部は交流会です。
第1部講義の個人ワークで記入したビジネスプランシートを手に、4~5名でグループトークを行いました。
15分ごとにグループを入れ替え、参加者同士で今考えているプランや起業に至るいきさつを話し、聴き、時に尋ね、気持ちを分かち合いました。
ところで、熊谷図書館は県北にあり創業支援センターは県南にありますが、どちらの機関も、図書館相互貸借サービスや動画セミナー・オンラインなど、遠くを近くにするサービスを行っています。
また毎月開催の相談会や今回のセミナー&交流会のように、お近くにチャンスが巡ってくることもございます。
思いを生業にしたい、そんな時は、ぜひ2つの機関を目いっぱいご活用ください。
2026年8月11日
夏休みの調べ学習にも!新聞・雑誌担当のおすすめアイテム紹介
こんにちは!新聞・雑誌担当です。
このブログでは、県立久喜図書館の新聞や雑誌に関する「おすすめアイテム」を3つご紹介します。
「過去の出来事について調べたいけれど、インターネット検索をしただけでは情報が足りないな」「インターネットの情報は正しいのかな」という方におすすめです。
夏の調べ学習に取り組んでいる子どもたちや、保護者の皆さまのお役に立てますと嬉しいです!
それではスタート!
おすすめアイテム 1 過去の新聞が読める!マイクロフィルム
図書館にひっそり置かれているこれ、何だかご存じでしょうか。

「マイクロフィルムリーダー」といいます。
「マイクロフィルム」とは、資料を撮影し、縮小して記録・保存したフィルムのことです。紙の資料に比べて小さなスペースでも収納することができます。
昔の新聞が記録されているこの「マイクロフィルム」を「マイクロフィルムリーダー」にセットして、フィルムを回すと、新聞紙面が映し出されます。

当館では、明治~平成の時代まで、過去に発行された新聞をマイクロフィルムで見ることができるんです。
(新聞の縮刷版や原紙もあわせると、明治から令和の時代まで見ることができます。)
紙面はコピーして持ち帰ることもできます。
例えば、こんな使い方はいかがでしょうか。
- 50年前の今日、何があったか新聞記事を読んでみる。
- 自分の生まれた年とご家族等の生まれた年の新聞記事や新聞広告を比較してみる。
マイクロフィルムを使いたいときは、県立久喜図書館2階公開図書室の「案内・相談カウンター」までお声掛けください。マイクロフィルムの使い方や複写方法をご案内いたします。「?(はてな)マーク」が目印です!
おすすめアイテム 2 豊富なタイトル数!所蔵雑誌
続いてご紹介するのが、雑誌です。
久喜図書館2階公開図書室には雑誌コーナーがあります。

雑誌は、「自然科学」「技術・工業」「芸術」「言語」「文学」「健康・医療」といった分野ごとに並んでいます。スポーツ誌やファッション誌もあります。

これで全部だと思った方に、朗報です!
公開雑誌コーナーにあるのは「今年発行された雑誌の一部」だけです。
膨大な数の雑誌が、書庫に所蔵されています。
当館の所蔵雑誌は、購入・寄贈雑誌だけでもなんと665タイトルあります。(令和8年3月末時点)
購入雑誌のタイトルは、「埼玉県立久喜図書館 継続購入雑誌一覧」 のページで見ることができます。
例えば、こんな使い方はいかがでしょうか。
- 50年前と今年発行されたスポーツ雑誌を、読み比べてみる。
- 50年前に発行された料理雑誌のレシピを試してみる。

雑誌を探すときは、以下の案内をぜひご覧ください。
《資料を検索したい(雑誌)》(埼玉県立図書館ウェブページ)
読みたい雑誌が書庫にある時は、県立久喜図書館2階公開図書室の「貸出・返却・登録カウンター」までお声掛けください。職員が書庫から雑誌をお持ちします。
おすすめアイテム 3 読みたい記事を探せる!データベース
「知りたいことはあるけれど、どの新聞や雑誌に載っているかわからない」という方におすすめなのが、「データベース」です。
「データベース」を使うと、自分の調べたいことを「キーワード」等で検索して、関連する新聞や雑誌の記事を探すことができます。
県立久喜図書館で使うことができる新聞・雑誌の検索用データベースを、2つご紹介します。
新聞記事検索
「朝日新聞クロスサーチ」
1879年(明治12年)の創刊号から今日までの朝日新聞の記事を検索することができます。
例えば、こんな使い方はいかがでしょうか。
- 好きなアスリートの活躍を特集した新聞記事を探してみる。
- 地元のお祭りに関する新聞記事を探してみる。
雑誌記事検索
「Web OYA-bunko(大宅壮一文庫 雑誌記事索引)」
明治時代から最新まで、週刊誌やファッション誌などの雑誌記事770万件を検索することができます。
例えば、こんな使い方はいかがでしょうか。
- 「推し」の歌手に関する記事が掲載された雑誌を探してみる。
- 行ってみたい観光スポットに関する記事が掲載された雑誌を探してみる。
どちらのデータベースも、県立久喜図書館内のデータベース用端末で無料で利用することができます。
※「Web OYA-bunko」は、職員による代行検索です。
データベースを使いたいときは、県立久喜図書館2階公開図書室の「案内・相談カウンター」までお声掛けください。「?(はてな)マーク」が目印です!
今回は、新聞・雑誌担当のおすすめアイテムを3つご紹介しました。
ぜひ夏休みに一人で・お友達と・ご家族と、新聞や雑誌を読みに、そして涼みにいらしてくださいね。
お待ちしています!
2026年8月7日
本のタイトルで句ができる?実際に挑戦してみました
こんにちは。久喜図書館の芸術・文学資料担当です。
8月17日(月)に行われる休館日特別イベント「本のタイトルで一句!」は、本棚を巡り、気になった本のタイトルを集めて五・七・五の句を作るというユニークなイベントです。
しかし、本のタイトルだけで句を作ることはできるのでしょうか。
実際に挑戦してみたので、その様子と完成した句をご紹介します!
1.本のタイトルを集める
図書館内の本棚を巡って、気になった本のタイトルをメモしていきます。
この段階では「どんな句を作るか」は考えず、ちょっと気になるタイトルや面白い響きのタイトルをを手当たり次第に集めることが大切。できるだけたくさんのタイトルをメモしました。
以下は、実際に集めた本のタイトルの一部です。

2.タイトルを組み合わせて、句を完成させる
メモの中から、句に使うタイトルの組み合わせを考えます。
一つの句に使うタイトルは、2~4つを想定していますが、基本は五・七・五それぞれに1つのタイトルを使って、3つのタイトルで一句を作るのがよいと思いました。
メモしたタイトルだけで五・七・五の句ができればいいのですが、2つの組み合わせができても最後の1つがしっくりこない...ということがあります。そんな時は図書館の検索端末を使ってちょうどいいタイトルを探します。
例えば、「夜空にきらめく」と「星のタクシー」という言葉を組み合わせ、これに「輝く」や「光る」といったニュアンスの言葉を足したいと考えました。

「輝く」という言葉で検索すると、『燦々と光り輝く彩の国づくり』というタイトルの本がありました。
そこから「燦々(さんさん)と」という言葉を取って、こんな句ができました。
「燦々と 夜空にきらめく 星のタクシー」
『燦々と光り輝く彩の国づくり』(埼玉県総合政策部まちづくり支援課)
『創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある 海洋堂物語』(宮脇修/著 講談社)
『星のタクシー 車のいろは空のいろ』(あまんきみこ/作,北田卓史/絵 ポプラ社)
作った句をご紹介
このようにして五・七・五の句を作り、以下のような句ができあがりました。
「しあわせの 架空の王国 スゴイ未来」
『しあわせの牛乳 牛もしあわせ!おれもしあわせ!』(佐藤慧/著 ポプラ社)
『架空の王国』(高野史緒/著 中央公論社)
『ゲームと生きる! 楽しいが力になる 3 ゲームとのスゴイ未来』(高橋浩徳/監修 フレーベル館)
「あした飛ぶ みどりの小鳥 青空に」
『あした飛ぶ』(束田澄江/作,しんやゆう子/絵 学研プラス)
『みどりの小鳥』(イタロ・カルヴィーノ/作 岩波書店)
『青空にキックオフ!』(菊地澄子/作,江島仁/絵 国土社)
「酒止めよう ついきのうのこと 二日酔い」
『酒止めようかどの本能と遊ぼうか 俳童の自画像』(金子兜太/著 中経出版)
『ついきのうのこと 續昔の子どもたち』(安野光雅/著 日本放送出版協会)
『二日酔いのバラード』(ウォーレン・マーフィー/著 早川書房)
「伝え継ぐ 技術に生きる 匠の技」
『全集伝え継ぐ日本の家庭料理 〔1〕 炊き込みご飯・おにぎり』(日本調理科学会/企画 農山漁村文化協会)
『技術に生きる現代数学』(若山正人/編 岩波書店)
『匠の技 歌舞伎座をつくる』(タミワオフィス/編 清水建設コーポレート企画室コーポレート・コミュニケーション部)
「ポケモンGO 人気のひみつ どこにある?」
『ポケモンGOからの問い 拡張される世界のリアリティ』(神田孝治[ほか]/編 新曜社)
『人気のひみつ、魅力のありか 21世紀こども文学論』(藤本英二/著 久山社)
『うまい日本酒はどこにある?』(増田晶文/著 草思社)
実際にやってみた感想
気に入ったタイトルを集めて組み合わせるだけで、思いがけない句を作ることができました。
今回は句を作ることはあまり意識せずに、本のタイトルを集めましたが、特定のテーマやジャンルの本のタイトルから句を作ったり、特に気に入ったタイトルの言葉を軸に据えて、それに合う言葉を含む本を探したりと、色々なアプローチで句を作ることができそうだと感じました。
あなたも「本のタイトルで一句!」を体験しませんか?
図書館の本を使って、句を作る楽しさをぜひ体験してください。
休館日特別イベント「本のタイトルで一句!」
日時:2026年8月17日(月曜日) 10:00~12:00(9:30受付開始)
会場:県立久喜図書館 2階研修室
定員:20名(事前申込制、先着順)
申込については、県立図書館ウェブサイトをご覧ください。
お申し込みをお待ちしております。












