メニューにジャンプこのページの本文へジャンプ
埼玉県立図書館 あなたの調べるを応援します

ホームこどもページ> 小学校5,6年生むけ 平成28年度紹介

小学校5,6年生むけ 平成28年度紹介

平成29年春紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

岸辺のヤービ

梨木香歩 著 小沢さかえ 画 福音館書店 2015年
岸辺のヤービ.jpg

小さな三日月湖、マッドガイド・ウォーターのほとりには、ハリネズミににた小さな生きもののクーイ族が住んでいます。ヤービは、好奇心旺盛(こうきしんおうせい)なクーイ族の男の子。そして、人間と話をすることができる特別な力をもっていました。

そんなヤービと、人間である「わたし」がどのように出会い、なかよくなったのでしょうか。水の中を自由に動きまわることができるクーイ族の、不思議で楽しいくらしを読んでみてください。

大きなたまご

オリバー・バターワース 作 松岡享子 訳 岩波書店 2015年

大きなたまご.jpg

ネイトの家のめんどりが、見たこともないくらい大きなたまごを産みました。周囲は38センチ、重さは1.5キロもあって、形もにわとりのたまごらしくありません。たまごがかえるまで、ネイトは一日に何度もたまごをひっくり返して世話をしました。

ようやく生まれたのは、だれも本物を見たことのない生き物! 町に科学者や記者がおしよせて、やがてアメリカ中が大さわぎ。ネイト一家はどうなってしまうのでしょうか。

平成28年秋紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

ミュージアムにスフィンクスがやってきた

ジェシー・ハートランド さく 志多田静 やく 六耀社 2016年

ミュージアムにスフィンクスがやってきた.jpg

ニューヨークのメトロポリタン・ミュージアムには、エジプトのハトシェプスト女王のつくらせたスフィンクスが展示(てんじ)してあります。スフィンクスとは、体がライオンで、頭が人間の石像(せきぞう)です。

実はこのスフィンクス、何千年も前にこわされて土の中にうめられていたもの。遠くはなれたエジプトの、しかもこわされたスフィンクスが、どうしてアメリカのミュージアムに展示できるのかって? それは...この本を読めば分かりますよ。

ながくよみつがれた本(ほん)から

砂の妖精

イーディス・ネズビット・ブラント 作 石井桃子 訳 福音館書店 1991年
砂の妖精.jpg

ある日、4人のきょうだいはサミアドという砂の中に棲(す)む妖精に出会います。サミアドは1日1つ、何でも願いをかなえてくれます。4人は「花のようにきれいになりたい」「空を飛ぶ、美しい翼(つばさ)がほしい」などの願いをかなえてもらいますが、毎回不思議な事件(じけん)にまきこまれてしまいます。

たくさんのピンチを知恵(ちえ)と勇気で乗りこえようとするきょうだいの運命を、みなさんの目でたしかめてみてください。

第八森の子どもたち

エルス・ペルフロム さく 野坂悦子 訳 福音館書店 2000年

第八森の子どもたち.jpg

第二次世界大戦中のオランダ。

お父さんと二人、住んでいた町を追われたノーチェは、第八森近くの農家クラップヘクでくらすことになりました。」

家事のお手伝いをしながら、農家の息子エバートとそりあそびをしたり、干(ほ)し草の上でねころがっておしゃべりをしたり。少しずつわるくなっていく生活の中でも、まわりの人たちと明るく日々を生きていきます。」

ある真夜中のこと、ひとりの男の人がクラップヘクをたずねてきました。その理由とは?

平成28年夏紹介(しょうかい)

あたらしくでた本(ほん)から

築地市場 絵でみる魚市場の一日

モリナガ・ヨウ 作・絵 小峰書店 2015年

築地市場.jpg

ここは築地市場。日本一の水産物の取扱(あつかい)量をほこる魚市場です。一番活気にあふれるのは、みんながねている夜中から明け方。もちろん許可なく入ることはできません。そんな魚市場の様子をのぞいてみましょう。

真夜中に魚をのせたトラックが続々とやってきます。その数一晩(ばん)に8000台。魚は種類や保ぞんの方法によって、それぞれの売り場や水そうに運ばれます。さあ、それから...。

「海のにおいがする」「冬は寒くて、夏でも寒い」など、おもしろい情報がいっぱいです。

ながくよみつがれた本(ほん)から

この湖にボート禁止

ジェフリー・トリーズ 作 多賀京子 訳 福音館書店 2006年

この湖にボート禁止.jpg

思いがけず、湖のそばの山荘(そう)に引っこしてきたぼくたち。見つけたボートで妹のスーザンと湖の小島にわたった。テントを張ってひみつ基地にしたらと、想像しただけでむねが高鳴った。それなのに、島の持ち主のアルフレッド卿(きょう)は「湖はボート禁止だ」というんだ。あの島が鳥の保護区だなんてうそだ。それに、アルフレッド卿の行動はなんだかあやしい。

ぼくとスーザン、友達のペニーとティムの4人でアルフレッド卿のひみつをさぐっていると、そこには宝物が!

時計坂の家

高楼方子 著 リブリオ出版 1992年

時計坂の家.jpg

ふつうの女の子フー子は、いとこのマリカから手紙でそさわれ、母の故郷(こきょう)で祖父が住む港町、汀舘(みぎわだて)を訪れました。フー子は祖父の家で、マリカとその兄映介(えいすけ)と夏休みをすごすことになりました。

ある日、フー子がかいだんのおどり場の窓(まど)に目を止めると、不思議な世界が出現します。

時代と空間をこえ、家族のひみつと不思議な世界のなぞをとき明かすお話です。