小学校3,4年生むけ 令和6年度紹介
れいわ7年春紹介(しょうかい)
イリエワニ
福田雄介 /文, 関俊一 /絵 福音館書店 2024年
オーストラリア北部の海にそそぐ川の水と海水がまざり合う「汽水域」(きすいいき)では、イリエワニがくらしています。
世界でもっとも大きいワニで、大きなものは重さが1トン、長さは6メートルをこえます。
かむ力が強く、肉食で、何にでも食らいつきます。するどい歯で小さな魚だけではなく、オオメジロザメをもかみちぎってしまいます。
ダイナミックな絵でイリエワニの生活を、しょうかいします。
魔女がやってきた!
マーガレット・マーヒー/作,尾﨑愛子/訳,はたこうしろう/絵 徳間書店 2024年
サラが家族でひっこしてきた古くて大きい家には、ほうきを入れる戸だながありました。サラは戸だなの中から「ここから出してくれ」というちっちゃな声を聞きます。その声の正体は王さまで、魔女(まじょ)に魔法(まほう)をかけられて、もうなん年もずっととじこめられているというのですが...
ケーキが食べたくてしかたがない魔女や、うっかりものの魔女、美しい魔女や、イジワルな魔女など、いろんな魔女が登場する5つのお話を集めた物語集です。
れいわ6年冬紹介(しょうかい)
猫丸神社のひみつ
西村友里/作,ゆーちみえこ/絵 国土社 2023年

幹人(みきと)の家は、猫丸(ねこまる)神社。おみくじもお守りも売っていない小さな神社だが、「化猫(ばけねこ)が出る」など、みょうなうわさがある。
ある時、学校の調べ学習で神社について調べることに。同じグループになった結衣(ゆい)と想太(そうた)といっしょに調べ始めるが、神主(かんぬし)であるおじいちゃんに聞いても、図書館で調べても、れきしどころか何ひとつわからない。
そんなひみつだらけの神社について、郷土資料館(きょうどしりょうかん)でヒントを見つけた幹人たちが、神社へ向かうと...。
ホウキ イチからつくる
宮原克人/編,堀川理万子/絵 農山漁村文化協会 2024年
みなさんはホウキを知っていますか。
4年3組1班(ぱん)の4人は、そうじ当番をしている時に、魔法(まほう)使いが空を飛(と)ぶのになぜホウキを使うのか、ふしぎに思います。
気になった4人は、お寺の和尚(おしょう)さんにホウキを作る人を教えてもらい、自分たちも作ることに!ネコジャラシやトウモロコシのヒゲなど身近な草木でホウキを作ってみましたが、ゴミをうまく掃(は)けません。はたしてどんな植物がホウキ作りに合っているのでしょうか。
れいわ6年夏紹介(しょうかい)
夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ 日本でいちばん大きなトンボのくらし
筒井学/写真と文 小学館 2023年
日本でいちばん大きなトンボを知っていますか?それは、オニヤンマです。大きさは、大人の手のひらほどになります。
とくちょうは、黒と黄色のしまもようの体、そしてなんといってもエメラルドグリーンの宝石(ほうせき)のような眼(め)。
しぜんがたくさんのこされた環境(かんきょう)でくらし、夏になるとメスはすんだ小川で卵(たまご)をうみます。
卵から幼虫(ようちゅう)、そして羽化(うか)してトンボへとすがたをかえていく、オニヤンマの一生をしょうかいします。
どんぐり
たてのひろし/さく 小峰書店 2023年
森の中の高い木から、たくさんのどんぐりがパラパラ落ちてきました。
地面に落ちたどんぐりを食べにきたのは、のねずみでしょうか。よーく目をこらして見ると、いくつかのどんぐりにあいた小さなあなからは、虫が顔を出しています。
やがて、動物や虫たちが食べのこしたどんぐりから、芽(め)が出てきました。そしてその葉っぱを、まただれかが食べにきて...
森でめぐる生命をえがいた絵本。