小学校1,2年生むけ 令和3年度紹介
れいわ4ねん春(はる)紹介(しょうかい)
『くしゃみおじさん』
オルガ・カブラル/作 小宮由/訳 山村浩二/絵 岩波書店 2021年
むかしあるところに、うさぎとねこといぬがくらしていました。そこへとおりかかったおじさんが、おおきなくしゃみを三回したら、たいへん!うさぎの耳とねこの耳がいれかわり、いぬのこえは「ニャー」になっちゃった!?
あのおじさんのくしゃみのせいだ!と追いかけていくと、つぎつぎとへんてこなすがたになったどうぶつたちにであいます。
みんなはもとにもどれるのでしょうか?
くしゃみの声もたのしい、にぎやかなおはなしです。
『世界いちしあわせなどうぶつ みてみて!クオッカ』
福田豊文/写真 なかのひろみ/文 埼玉県こども動物自然公園/監修 ほるぷ出版 2021年
クオッカってしっている?オーストラリアにいる、とても小さいカンガルーのなかまだよ。
にっこりわらっているように見えるから「世界(せかい)いち しあわせな どうぶつ」ってよばれている。
日本には、さいたまけんのどうぶつえんにしかいない、めずらしい生きもので、オーストラリアでもぜつめつがしんぱいされているんだ。
クオッカをまもるには、どうしたらいいかって?まずは、いっしょに、どんな生きものか、みてみよう!
『ミミズ(ちっちゃな生きものたち)』
スージー・ウィリアムズ/作 ハンナ・トルソン/絵 渡邊真里/訳 化学同人 2021年
ミミズをみたことがあるかな。ミミズは、じめじめとした土の中にすんでいる。
ミミズのからだには、ひみつがたくさんあるよ。たとえば、「しんぞう」が5つある!でもミミズには「はい」がない。かわりに「ひふ」でこきゅうをしている。そして、ミミズには「目」がない。でも光があたっているのはわかるんだよ。そしてミミズのうんちは、栄養たっぷりの土をつくるよ。
ミミズのふしぎなせかいをみてみよう!
れいわ3ねん秋(あき)紹介(しょうかい)
いし ( 中川ひろたかのせいかつかがく絵本 )
中川 ひろたか /作 高畠 那生 /絵 アリス館 2020年
あさりのスパゲッティをたべてたら ちいさい いしが でてきた。
このいし どこからきたんだろう?
いしがきたばしょをたどって、かわのげんりゅうから うみへとくだる。
おおきないわから ちいさないし そしてすなへと すがたをかえるいし。
まちにつくと そこにもいしがたくさん。
つけものいし、おそばやさんのいしうす、おはかのいし、おかあさんのゆびわについたほうせきも。
わたしたちのせいかつと、いしのかかわりが見えてくるえほんです。
物語王さまとかじや
ジェイコブ・ブランク/文 ルイス・スロボドキン/絵 八木田宜子/訳 徳間書店 2021年
八さいの王さまには、たくさんの大臣がいて、なにもかもおしえてくれます。
でも、大臣たちは王さまに「あれはだめ」「これはだめ」というばかりで王さまはうんざり。
そんなある日、王さまは、かんむりをからすにぬすまれてしまいました。
けれども、いつもはうるさい大臣たちは何もできません。
そこで王さまは、国いちばんの大声のもちぬしである、かじやをよびだしました。
王さまが、かじやにめいれいしたこととは。
ロサリンドとこじか
エルサ・ベスコフ/作・絵 石井登志子/訳 徳間書店 2021年
ロサリンドというなまえのおんなのこが、こじかとくさはらでなかよくすごしていました。
そこへりょうしがやってきて てっぽうをうつと、おどろいたこじかはにげてしまいます。
たどりついたおしろで、おうさまに おりにいれられてしまったこじか。
どんなごちそうをさしだされても なにもたべず、よわっていきます...。
ロサリンドとりょうしは こじかをみつけ、たすけだすことができるでしょうか?
れいわ3ねん夏(なつ)紹介(しょうかい)
おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで
おかだだいすけ/文 遠藤宏/写真 岩崎書店 2021年
イカ、あなご、キンメダイ。おすしやさんにならんでいる、たくさんのおさかなたち。
おすしになるおさかなが、もともとはどんなかたちをしているのか、しっていますか?
キンメダイはどんなかお? あなごのながーいからだのなかは、どうなっているのかな?イカのくちは、どこにある?
おすしやさんといっしょに、おさかなが、おすしになるまでをみてみよう!
くもとり山のイノシシびょういん 7つのおはなし
かこさとし/文 かこさとし/絵 なかじまかめい/絵 福音館書店 2021年
イノシシ先生は、山のふもとにあるイノシシびょういんで、ねつがでたり、けがをした山のけものや鳥(とり)、虫たちをなおしています。
きょうは、おなかがいたいというたぬきのポンたくんがきました。たべたものをきいたり、ポンたくんのおなかをさすってみましたが、おなかのいたくなったげんいんはわかりません。そこでイノシシ先生は・・・。
イノシシびょういんでおきた山の生きものたちの7つのおはなしです。
ジョナスのかさ
ジョシュ・クルート/文 アイリーン・ライアン・イーウェン/絵 千葉茂樹/訳 光村教育図書 2021年
がんこなジョナスは、雨にぬれるのがだいきらい!
1750年ころのイギリスではみんな雨にぬれてもしかたないとおもっていました。
そこで、ジョナスが外国(がいこく)でみつけたのは「かさ」。
つかってみると、とってもべんり!まったくぬれないなんて!
でも、みんなはからかいます。「あれ、なあに?」
わらわれても、いやがらせをうけても、ジョナスはつかいつづけました。
イギリスではじめてかさをつかった、ジョナスのものがたり。