小学校1,2年生むけ 令和元年度紹介
れいわ2ねん春(はる)紹介(しょうかい)
イワシ むれでいきるさかな
大片忠明/さく 福音館書店 2019年
イワシは、うみのなかにすみ、むれでいきるさかな。むれは、大きなかたまりがうごいているようにみえる。
大きなイワシのむれは、トリやクジラなどに たびたびねらわれる。
小さくなったイワシのむれは、べつのむれとであい、また大きなむれとなる。イワシは、たくさんのたまごをうみ、むれをつくりながら、うみのなかでいきつづける。
イワシがうみで 一生をすごすようすが、美しい色でえがかれている。
あそびうたするもの このゆびとまれ
中脇初枝/編 ひろせべに/絵 福音館書店 2019年
あそびうたって、知っていますか?
この本は、子どもたちによって、うたいつがれてきたあそびうたを紹介(しょうかい)しています。
友だちをさそう時は、
♪あそびうた するもの このゆび とまれ はやくしないと きれちゃうぞ
って、人さしゆびをたててうたうと、友だちがあつまってきます。
どちらをえらぶかまよった時は、
♪どちらに しようかな てんの かみさまの いうとおり
そしてさいごに、さよならうた。
♪さよなら あんころもち また きなこ
やまねこのこんにちは
はせがわさとみ 作 あかね書房 2019年
もりのおくの ちいさないえに、やまねこが ひっこしてきました。
「なんといっても さいしょが かんじん。」
あいさつの れんしゅうをしながら あるいていると、ちかくにすむどうぶつたちが、あきちにあつまっています。
「よし、こんにちはって いうぞ」と、おもったそのとき、みんなが じぶんのうわさばなしをしていることに きづきます。
さて、やまねこは はじめてあうどうぶつたちに、すてきなあいさつが できるかな?
れいわ1ねん秋(あき)紹介(しょうかい)
あたらしくでた本(ほん)から
嵐をしずめたネコの歌
アントニア・バーバー/作 ニコラ・ベイリー/絵 おびかゆうこ/訳 徳間書店 2019年
むかし、イギリスの海ぞいの小さな村に、モーザーというネコが、年とった漁師(りょうし)トムと幸せにくらしていました。ある年の冬、はげしい嵐(あらし)がやってきて、村の漁師たちは海へ出ることができず、とうとう、食べるものがなくなってしまいました。この「嵐の大ネコ」から村を守れるのは、大ネコのすがたが見えるモーザーだけ。英国の伝説をもとにした、勇気あるネコと漁師のお話が、美しい絵とともにえがかれています。
まめつぶこぞう パトゥフェ
宇野和美/文 ささめやゆき/絵 BL出版 2018年
パトゥフェは、まめつぶほど小さく、なんでもやりたがり、どこにでもいきたがるげんきな男の子です。
お金でからだがかくれてしまっても、ふみつぶされないよう、げんきに歌をうたって、おつかいにいきます。
ある日、おとうさんにおべんとうをとどけに行くとちゅう、キャベツのはっぱの下で雨やどりをしていると、牛がはっぱごとパトゥフェをのみこんでしまいました。
さて、パトゥフェはぶじに牛のおなかから出てこられるでしょうか?
ながくよみつがれた本(ほん)から
しもばしら
野坂勇作 さく 福音館書店 2004年
さむいあさ、足をふみだすと、いままできいたことのない、ふしぎな音がしました。
「さっく、すっく、さっく、すっく」。
それは、はじめて見る「しもばしら」。さがしてみると、いけのそば、うらやまのがけ、だんだんばたけのひかげにもありました。
きのうの夕がたにはなかったのに、いったいどこからでてきたのでしょう?
しもばしらのつくりかたものっているので、じぶんでつくりながら、どうやってできるのかを見てみよう!
れいわ1ねん夏(なつ)紹介(しょうかい)
くらやみの ゾウ ―ペルシャのふるい詩から―
ミナ・ジャバアービン 再話 ユージン・イェルチン 絵 山口文生 訳 評論社 2018年
大金もちの商人(しょうにん)アフマドは、とてつもなく大きくてふしぎな生きものを、とおくインドから家の「くら」につれてきました。村人たちは、その生きものをひとめ見ようとアフマドの家にあつまります。そして村人たちは、つぎつぎとその「くら」に入り、くらやみの中で生きものにさわってみるのですが、みんなは、ほかの人の言うことに耳をかしませんでした。
ペルシャの詩(し)をもとにつくられたものがたり。
ねこの商売
林原玉枝 文 二俣英五郎 絵 福音館書店 2018年
おまんじゅうやさんの幸福堂(こうふくどう)は、このごろ、さっぱり売れゆきがよくありません。
ある朝、店の前の電信柱に「ねこのて おかしします。商売繁盛(しょうばいはんじょう)のお役にたちます。まねきねこ派遣協会(はけんきょうかい)」というはり紙が。お店の主人が、そのまねきねこ派遣協会に電話をかけると、1ぴきの三毛(みけ)ねこがやってきました。「客ひき」が得意だというねこですが、本当に幸福堂へお客さんをつれてきてくれるのでしょうか。
ウィリーのぼうけん
マーガレット・ワイズ・ブラウン さく 上篠由美子 やく 広野多珂子/え 福音館書店 2019年
小さな男の子のウィリーは、いっしょにあそべるどうぶつが、どうしてもほしくなりました。
そんなウィリーにあるとき、いなかのおばあちゃんが「ミューミュー」となく小さなどうぶつをおくるやくそくをします。
さて、おばあちゃんがウィリーにおくったどうぶつとは、いったいなんでしょうか。
ウィリーのたのしいおはなしが3つはいっています。