2024年7月
2024年7月31日
「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会」を開催しました!
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
熊谷図書館では、6月25日(火曜日)に創業・ベンチャー支援センター埼玉と共催して「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会 in 埼玉県立熊谷図書館」を開催しました。
講師には、創業・ベンチャー支援センター埼玉の女性創業支援アドバイザーであり、当館で毎月開催している女性創業相談会のアドバイザーでもある、中小企業診断士の溝上愛氏をお招きしました。
前半のセミナーでは、溝上先生に起業前のチェックポイントや届出などの基礎知識やビジネスアイデアの考え方、ビジネスプランの作り方、様々な支援や制度についてご講義いただきました。
「やりたいこと」「できること」「ニーズ」の3つの観点からビジネスアイデアを整理してみる、などのワークの時間もあり、参加者の皆さまが自身のアイデアを具体化するヒントを得られる機会にもなったのではないでしょうか。
後半はプチ交流会として、グループに分かれて溝上先生も交えた座談会を行いました。
参加者の皆さまがそれぞれの夢やビジョンを語り合い、共感し合う姿がとても印象的でした。
終了後の参加者アンケートでは「自身の起業に対して見える化ができた」や「講義や交流で情報や需要を知ることができた」、「前向きな方々に囲まれ、気持ちが上がった」などの感想をいただきました。
今回のセミナーが参加者の皆さまにとって夢に向かって一歩踏み出すきっかけの一つとなれば幸いです。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!
熊谷図書館では起業を目指す皆さまのチャレンジを資料と情報でサポートする、ビジネス支援サービスを行っています。
図書・雑誌の貸出やオンラインデータベースの利用、司書への資料相談(レファレンス)など、目的に合わせてぜひご活用ください。
なかなか図書館に来ることが難しい方は、『仕事に役立つリサーチガイド@埼玉(PDF版)』をぜひご活用ください。
P16、17、36、37には起業に関する情報を掲載しています。こちらもどうぞご覧ください。
ご利用お待ちしております!!
2024年7月31日
くまがやとしょかんに あそびに きてください
こんにちは!
くまがやとしょかん 「たぶんか さーびす たんとう」です。
きょうは、ほかの くにから にほんに きた みなさんに むけて おはなしします。
くまがやとしょかんの 「かいがいしりょう こーなー」には、みなさんが たのしんだり、やくに たてたり できる ものが たくさん あります。
まだ きたことが ないひとも、ぜひ あそびに きてください!
としょかんは どこに ありますか?
くまがや えきから あるいて 20分ぐらいの ところに あります。ばすでも いけます。
おかねは かかりますか?
おかねは かかりません! どの ほんも むりょうで よむことが できます。
にほんごが わかりません。それでも だいじょうぶですか?
だいじょうぶです。かうんたーに ことばを やくす きかいや、「ゆびさし こみゅにけーしょん しーと」を おいてあります。にほんごが わからなくても、これらを つかって おはなしすることが できます。
なにごの ほんが ありますか?
中文、한국・조선어、Tiếng Việt、English、Português の ほんが たくさんあります。
ほかにも、35しゅるいぐらいの ことばの ほんが あります。
どんな ほんが ありますか?
せかいの ゆうめいな ほんや、にほんで にんきの ほん、いろいろな ものごとを かんたんに おしえてくれる ほんなどが あります。ぜんぶで 20,000さつぐらい あります。
ほかの くにの ことが わかる ほんは ありますか?
ほかの くにの しんぶんや ざっしが あります。その くにの あたらしい じょうほうを しることが できます。
また、ほかの くにの きょうかしょも おいてあります。これを つかって、にほんでも じぶんの くにの べんきょうが できます。
にほんの ことが わかる ほんは ありますか?
にほんの ぶんかや ことばについて べんきょうできる ほんや、せいかつする ときの きまりが かいてある ほんが あります。いろいろな くにの ことばで かかれています。よみやすい ことばの ほんを えらんでください。
さいごに
きになる ものは ありましたか?
ぜひ、くまがやとしょかんの かいがいしりょう こーなーに きてみて ください。よみたい ほんを みつけられる ように、わたしたちも おてつだいします。
みなさんが あそびに くるのを まっています。
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2024年7月3日
こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―
こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、所蔵する図書を図書館職員がご紹介します。
さて、今月は...
■No.1■
『ペットのピコが急にしゃべりだして、文章の書き方を教えてきたんだけど!?』
(こな・つむり著 KADOKAWA 2024)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:816/ヘツ>
子どもの頃、読書感想文が苦手で、好きな本でも「思い」を言葉にできなかった。そんな人は多いかもしれない。本書は小学5年生のふみがペットの文鳥ピコに教わりながら読書感想文を書いていく筋立てで、文章の書き方が学べるノウハウ本だ。目を引く装丁とインパクト大のタイトルで手にとりたい気にさせる。著者は、書店員として装飾などを手掛け、現在は読書感想文の講座を行うなどフリーのPOP職人だ。「読書感想文は本選びが5割」と著者はいう。好きなジャンルの本を選び、心が動いたところに付箋を貼りながら読む。自分にインタビューして、頭の中の感想を正確に言語化する。まず下書き、原稿用紙のルールは守る、最後の見直しは忘れずなど、ポイントを押さえつつ文章力アップのヒントがつまっている。自分の気持ちを整理して言葉にすることは、大人になっても必要不可欠なことだ。子どもだけでなく文章を書くことに苦手意識のある大人に読んでもらいたい。
(紹介者:神原陽子)
■No.2■
『「演出家の仕事』
(栗山民也著 岩波書店 2007)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:771.6/エン>
舞台という空間で繰り広げられる物語は、小説やテレビドラマと異なる独特の世界観を感じる。その場で演じるが故の空気を伝う振動や、出演者が全身を使って表現する役柄の雰囲気を受け取っているからだろう。
本書は演劇を形作る演出家に焦点を当て、制作に関わるすべての人々が一体となって物語の世界を作り上げるまでの、隠された現実が描かれている。著者は、演出家に必要となるものは「見ることと聞くこと」だと語っている。一見普通のことであるが、何かを表現するという行為に対してここまで的確な助言はないと感じられるため、ぜひ手に取ってその真意を確かめてほしい。舞台に親しみのない人にこそ薦めたい一冊。
(紹介者:C.K)
■No.3■
『探偵小説の社会学』
(内田隆三著 角川書店 2001)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:901.3/ウチ019>
シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポアロ、明智小五郎、これらの名前を一度は聞いたことはないだろうか?そう、小説に登場する探偵である。
およそ探偵が事件を推理し、解決するというストーリーは、推理もののひとつとしてよくあるが、探偵が活躍する小説はいつから登場したのか。各時代で転換点となった作品を例に、社会情勢を交えつつ「探偵小説」の成立に必要な要素や、構造面などから解き明かしていく構成は、さながら探偵のようで面白い。筆者曰く、探偵小説の登場は、近代社会の成立と深くかかわっており、「探偵とは近代性を生きる人間の不安に通底する現象」だという。また探偵行為自体は、他人の秘密を嗅ぎ回る卑劣な行為とも捉えることができる。しかし行為の行き先が犯罪(=悪)の暴露となる時、正義と悪の対立構造が生まれ、読み手の認識は一変するらしい。
我々は探偵小説の何に惹かれて没頭するのか、筆者と一緒に解決してはいかがだろうか。
(紹介者:A.S)
それでは、次回もお楽しみに。