メニューにジャンプこのページの本文へジャンプ
埼玉県立図書館 あなたの調べるを応援します

ホーム図書館ブログ> 2014年

2014年9月

2014年9月18日

久喜図書館で「やって納得!情報の探しかた講座」を開催します!

こんにちは。久喜図書館 情報・地域協力担当です。

今年の秋も「やって納得!情報の探しかた講座」を久喜図書館で開催します。

今回ははじめてパソコンを使う方を対象にした講座「はじめてのパソコン」コースを新設しました。「パソコンの操作が分からない」、「キーボード入力の練習がしたい!」といった方々にぜひおススメです!

開催講座は4コースです。

はじめてのパソコン

日時:10月18日(土)10:00~12:00/13:30~15:30

キーボード入力やマウス操作といったパソコンの基本の基本 から1人1台、実習形式で学べます。

はじめてのインターネット

日時:10月31日(金)10:00~12:00/13:30~15:30

インターネットを使って日々のニュースや路線情報といった日常に役立つ情報の探しかたをお伝えします。

また、県立図書館の蔵書検索を使って本を探します。

インターネットで本を探そう

日時:11月1日(土)10:00~12:00/13:30~15:30

県立図書館の本の探し方、予約やリクエストの方法に加えて、埼玉県内の市町村図書館の本の探し方(横断検索)を実習します。

カラダと病気の情報を探そう

日時:11月21日(金)13:30~16:00

11月22日(土)13:30~16:00

病気や薬などの最新の医療情報の調べ方や医療情報サイトを使った簡単な文献検索の方法をお伝えします。

写真は昨年度の講座の様子です。受講者の皆さん、とても真剣です!!

探しかた講座の様子1.jpg

探しかた講座の様子2.jpg

各コース2回ずつ、1回(半日)で完結する講座です。

お好きな回をお選びください。

コース毎に参加定員や応募締切が異なりますので、ご注意ください。

講座の詳しい内容は 県立図書館HP もあわせてご覧ください。

申込みは、HPから申込書を印刷または図書館にて配布している申込書に必要事項をご記入いただき、県立久喜図書館へ持参、郵送、FAXのいずれかによりご提出ください。

たくさんのご参加、お待ちしております!!

2014年9月10日

書物の海で遊びませんか ~国会図書館デジタル化資料提供サービスのおすすめ~

この夏から、国立国会図書館で所蔵する図書のうち 131万冊以上のデジタル化資料を、埼玉県立図書館3館内のパソコンでご利用いただけるようになりました。

国立国会図書館では、蔵書をデジタル化して公開する大型事業が進んでいます。

現在約246万点もの資料がデジタル化されています。

実はすでに、みなさまのお家のインターネット端末からも、このうち48万点の資料(=インターネット公開資料)をご覧になることができます。

国立国会図書館ウェブサイト デジタル化コレクション トップ画面

http://dl.ndl.go.jp/

2014-09-10-01.png

こちらのサイトで検索をして、読みたい資料が「インターネット公開資料」に該当すれば、ご自宅などインターネットにつながる端末で図書や雑誌の本文の画像を見ることができます。

また、検索結果一覧には「インターネット公開資料」だけでなく、国会図書館のデジタル化資料すべてが表示されます(書名、著者など出版事項や目次など)。

そのうち、 国立国会図書館/図書館送信限定

の表示のある資料は、埼玉県立図書館(など図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館)の館内端末で閲覧ができるもの。

つまり、あらかじめご自宅などで、どんな資料を埼玉県立図書館内で読むことができるのか、ご確認いただけるというわけです。

さて、このサービスの対象資料131万点ですが、一言でいうとこんな資料群です。

「国立国会図書館が 1968年までに 受け入れた図書・雑誌のうち、絶版 などで 現在手に入らないもの

例えばこんな話題の本も

「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子をモデルとした、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」 が人気を呼んでいます。

ドラマの中では主人公や周囲の人物の著作が次々と登場。その関連本は図書館でも予約が続くなど、多くの方にご利用いただいています。

さて、村岡花子が翻訳し、昭和2年に出版された、

マーク・トウェーン「王子と乞食」(「世界家庭文学大系 第2巻」 平凡社刊)

この本を「国立国会図書館デジタル化資料提供サービス」で読むことができます。

2014-09-10-03.png

(残念ながら、著作権法の制限により図書の画像はご覧いただけません)

ドラマでは「王子と乞食」は亡き義理の弟へ捧げられていましたが、こちらの本の扉には、

「我が 「まぼろしの少年」 道雄の霊に捧ぐ」 とあります。

「序」にも、前年の夏に満六歳の誕生日を控えて逝ってしまった息子への切々とした思いや、涙をぬぐって翻訳に取り掛かり、日本の少年少女への溢れる愛を感じながら訳了したことなどが綴られています。

さらに、花子の親友 柳原白蓮 が、後の夫 宮崎龍介と出会うきっかけとなった、

戯曲「指鬘外道 しまんげどう」(白蓮著 大鐙閣 大正9年刊) も。

本の口絵には竹久夢二の絵「幻の地獄」が添えられています。

... 以上ご紹介したデジタル化資料は、すべて県立図書館内でご覧いただけます。

2014-09-10-02.png

今まで、国会図書館へ足を運ばなければ読むことのできなかった、膨大な書物の海 を、パソコンを使って散策してみませんか。

きっと、あなただけの宝物の一冊 が見つかることでしょう。

館内では閲覧だけでなく、著作権法の範囲内で複写サービスも御利用いただけます。

*御利用には、埼玉県立図書館の図書館カードが必要です。

利用方法、詳しいサービス内容はこちらをご覧ください。

2014年9月10日

資料展示「士業(しぎょう)の仕事1」がはじまりました

こんにちは

浦和図書館の社会科学資料担当です。

9月6日から、2階ロビーで資料展示『士業(しぎょう)の仕事1』を開催しています。

2014-09-10-04.jpg

「士業」は「しぎょう」と読みます。耳慣れない言葉かもしれませんが、「弁護士・公認会計士・弁理士など、士のつく職業(大辞林 第三版)」を指す言葉なんです 以前は「さむらいぎょう」などとも呼ばれていました。

「士業」にはいろいろな職業がありますが、今回は法律・不動産に関係する資格である弁護士、司法書士、土地家屋調査士、行政書士、不動産鑑定士の仕事を紹介しています

2014-09-10-05.jpg

県内の弁護士会、司法書士会、土地家屋調査士会、行政書士会、不動産鑑定士協会にご協力をいただき、仕事内容の紹介だけでなく、困ったときの相談先や無料相談会のパンフレットなども多数配布しています

また、法テラス埼玉、さいたま市くらし応援室、県民相談総合センターで実施している法律相談などの紹介もしています

2014-09-10-06.jpg

展示コーナーでは暮らしと事業に関する士業合同相談会のご案内もしています

ご来館の節はぜひのぞいてみてください

資料展示『士業(しぎょう)の仕事1』

期間:9月6日(土)~10月19日(日)

場所:県立浦和図書館 2階ロビー

『士業(しぎょう)の仕事2』ではお金・ビジネスに関連する仕事として、税理士、公認会計士、中小企業診断士などの仕事を紹介する予定です。

お楽しみに

2014年9月4日

埼玉資料室ミニミニ展示『浦和ゆかりの洋画家たち』のお知らせ

こんにちは
浦和図書館の地域・行政資料担当です。
埼玉資料室入口にてミニミニ展示『浦和ゆかりの洋画家たち』を開催しています。

今回の展示は、県立浦和図書館にインターシップとして図書館の仕事を学んでいる方(2名)と一緒に展示準備を行いました。

urawayukari.JPG

ミニミニ展示『浦和ゆかりの洋画家たち』展示の様子



関東大震災後、被災地から浦和周辺に移住する人々の中には画家もいました。昭和6年8月19、20日の『東京日日新聞』には「美術の秋の前奏」として、浦和在住の40名の画家について記事が掲載されています。『鎌倉文士に浦和画家』と言われる「浦和」はこのころ既に形成されていたようです。今回のミニミニ展示では、そんな浦和にゆかりのある洋画家たちの資料を紹介いたします。

代表画家のひとりである寺内萬治郎は「裸婦を書く聖者」とも呼ばれ、青灰色や黒をバックに質感ある小麦色に輝く日本の裸婦画を多く残しました。同じく裸婦をモチーフにした田中保は日本人としての繊細な感覚と西洋の技法をうまく融合させた作品を展開しました。田中は太田町(現在さいたま市)に生まれその後海外に渡りましたが、寺内は生涯海外留学はしませんでした。同じ裸婦画ですが、ふたりの作風の違いをご覧になってはいかがでしょうか。他にも点描画法を用いた明るく穏やかな風景画を描いた高田誠、近代日本美術における抽象派のパイオニアの一人といわれた瑛九の画集等も展示しております。
普段は書庫に眠っていて中々お目にかかれない資料もありますので、是非ご覧ください。

埼玉資料室ミニミニ展示『浦和ゆかりの洋画家たち』
期間:9月2日(火)~10月13日(月)
場所:県立浦和図書館 3階埼玉資料室
読書の秋、運動の秋、食欲の秋といろいろありますが、この機会に芸術の秋をお楽しみください