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2012年1月

2012年1月31日

二胡鑑賞会を開催しました

115日(日)、熊谷図書館で 「二胡鑑賞会~馬高彦の調べIV~」が開催されました。

演奏していただいたのは 二胡奏者の馬高彦(マ・ガオイェン)さんです。
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二胡(にこ)は中国の伝統楽器。 二本の弦を馬の尾でできた弓でこすって音を出します。 胴体の部分には蛇の皮が使われています。 本体は小さな楽器ですが、驚くほど大きな音が出ます。

音域も広く、表現力豊かな楽器です。

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<開演直前の会場 期待が高まります>

今回の演奏会では、ポピュラー音楽から中国民謡、 さらにクラシック音楽まで多彩な曲を演奏していただきました。 たとえばドラマ「坂の上の雲」の主題歌だった 「Stand Alone」(久石譲作曲)、 今の季節にぴったりの「春よ来い」(松任谷由実作曲)、 「早春賦」(中田章作曲)、 さらに「リベルタンゴ」(ピアソラ作曲)、 「アベマリア」(グノー作曲)などなど。 様々な表情を見せる馬さんの演奏に、皆さん拍手喝采でした。

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<リハーサル中の馬さん 本番の雰囲気が伝わるでしょうか?>

また曲の合間には馬さんの故郷中国の風土や 年中行事についてのお話もあり、 ご来場の皆さんも中国を身近に感じられたのではないでしょうか。

美しい音楽と楽しいお話で、あっというまの1時間でした。

さて図書館では、演奏会に合わせて、 東アジア(主に中国・韓国・モンゴル)の 伝統音楽についての展示も行いました。 CD・図書を45点ほど展示し、 演奏会後には希望の方に貸出しました。

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<展示「東アジアの伝統音楽」>

美しい二胡の音色が、 多文化への興味や理解に繋がれば嬉しく思います。

馬高彦さん並びにご来場の皆さん、ありがとうございました。

2012年1月25日

「食」がつくる健康長寿 講演会開催のお知らせ

久喜図書館では、下記のとおり健康医療情報講演会
「食」がつくる健康長寿~めざせ健康長寿!みなおそう食生活 を開催します。

日時 1月28日(土)午後2時~4時(受付1時30分~)
講師 岡野 治恵氏(埼玉県栄養士会常任理事)
定員 140名(当日先着順)
会場 久喜図書館1階視聴覚ホール

「いつまでも若々しくいきいきと年を重ねたい」という願いは、どなたもお持ちだと思います。おいしく楽しい豊かな食生活で、生活習慣病を予防し、病気知らずの身体をつくりましょう。そのためのコツを、食の専門家である管理栄養士の岡野治恵さんにお話していただきます。

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埼玉県のマスコット「コバトン」

岡野治恵さんは、東京都の保健所勤務後、昨年3月まで、民間企業の健康保険組合で、職員の健康管理面から食生活を支援するお仕事をしていらっしゃいました。 現在は、埼玉県栄養士会常任理事としてご活躍中です。
この機会に、日常の食事を振り返りながら、食生活をみなおしてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしています。
*詳しくは県立図書館ホームページでご確認ください。(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/kouen/kenkochoju.html)

また、この講演会にあわせ、2階公開図書室で資料展示「食と健康 食生活をみなおそう」も開催します。食と健康に関する県立図書館所蔵の図書や雑誌、お子さんと一緒に楽しめる絵本も展示します。是非、資料を手にとってご覧ください。

久喜図書館自然科学・技術資料担当:松村

2012年1月19日

お仕事に効く!就活に効く!ビジネス支援コーナーがパワーアップしました(浦和図書館)

浦和図書館3階にある「ビジネス支援コーナー」をご存じですか?
「お仕事にヒントを。」をキャッチフレーズに、会社情報、業界情報、経営、海外展開、起業、就職・転職、資格取得、ビジネスマナー、スキルアップなど仕事に役立つイキのいい資料をよりすぐって並べています。

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このたびコーナーの図書を大幅に増やしました!専門書の多い県立図書館の一角で、ちょっとワクワクする本の並ぶコーナーとなっています。おかげさまで来館されるみなさまにも人気をいただいています。


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就職、転職、起業、資格取得、セカンドライフに役立つ新しい図書がたくさん

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↑ 一度は読んでおきたい定番・ロングセラービジネス本も充実

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↑ 「帝国データバンク会社年鑑」「業種別審査事典」「日本マーケットシェア事典」、各種業界年鑑・名鑑など最新のビジネス調査資料も幅広く揃えました。


個人ではなかなか手の出ない高価な商用データベース無料でご利用いただけます。
全国50万社の会社情報を様々な検索キーで検索できる「TSR企業情報」(CD-ROM)、マーケティング情報で有名な富士経済グループの市場調査データを検索できる「Mpac(エムパック)」、日経4紙の新聞記事を検索できる「日経テレコン21」など、ビジネスや就活に欠かせない情報ツールです。

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↑ データベース用パソコンもワイド画面の最新型にリニューアル

就職や起業のセミナー、中小企業や就職相談窓口などの各種パンフレットもご用意し、一人ひとりのニーズや困りごとに応じた県内の支援機関や窓口をご紹介しています。
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↑ 就職・起業・ビジネスパンフレット配布コーナー


充実した人生を送るために欠かせないものは、前向きな気持ち、行動力、そして 確かな情報 ではないでしょうか。
情報探しは専門職である司書がいつでもサポートします。

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↑ 調べ方のノウハウやコツをご案内します


図書館に来ればあなたの明日に出会えるかも・・仕事の悩みを解決し、夢をかなえるために是非図書館を活用してください。

浦和図書館ビジネス支援サービスのご案内
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/index.html

2012年1月12日

新聞・雑誌担当のマニアック仕事(第2話)

皆さまこんにちは。久喜図書館の新聞・雑誌担当です。
新聞・雑誌担当の業務についてご紹介するのも、2話目になりました。
今回もどうぞよろしくお願いします。


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新聞・雑誌担当のマニアックでディープな話 ≪第2話≫

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"読み終わったら捨てる"
雑誌にはそんなイメージがありませんか?


埼玉県立図書館では、受け入れた雑誌を永年保存しています
なかには大正期に刊行された古い雑誌もあります。購入したり、発行者から寄贈された雑誌が中心です。
ただ、購入や発行者からの寄贈だけでは、数多くのタイトルを集めることはできません

そこで、より多くの雑誌を集めるために、県内の市町村図書館から、保存期間が過ぎて処分した雑誌をいただき、受け入れています


各図書館で役目を終えた古い雑誌たち。
雑誌担当は、彼ら(雑誌)に優しく呼びかけます。

「おいでっ!県立図書館に たくさんの仲間(雑誌)がまってるよ」
(実際に市町村図書館にお願いするのは、処分対象雑誌名&号数のみの、クールなリストの作成です)


呼びかけに応じて集まる雑誌たち。
市町村図書館から届くたくさんの雑誌を、仲間としてむかえます。

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(届いた雑誌を仕分け中。多い時期には20箱程度あつまります。)


受け入れ前に、県立図書館の館名シールやバーコードラベルを貼り、装備します。

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(館名シールを装備中。新しい"名ふだ"をつけています)


このあと蔵書データを入力して書棚に入れれば完了!
一度は役目を終えた雑誌が、ふたたび活躍することになります


☆☆☆☆☆☆☆


市町村図書館からは、婦人誌やファッション誌、手芸などのカルチャー誌等々、ご家庭だと読み終わったら捨てるような雑誌もいただいています。

捨てないで蓄えておけば、その蓄積によって調査や研究に役立つことがあるからです


例えばファッション誌なら、刊行当時の流行のファッションを知ることができます。
古い号から通して見れば、流行の変遷をたどることができます。

情報を速報することが目的の雑誌は、その時代その瞬間を映すため、当時の情報を得るには最適なんですね


学術雑誌からカルチャー雑誌まで、多種多様な分野の雑誌を受け入れることで、埼玉県域の雑誌タイトルを確保し、より多くの情報をご提供できるように努めています。

2012年1月5日

新年の御挨拶

新年明けましておめでとうございます。皆様には、健やかに新しい年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年は東日本大震災と、それに伴う福島第一原子力発電所の事故、電力供給の不足による計画停電など、今までに私たちが経験したことを遥かに超えるような出来事がありました。
私たちは刻々と変わる情報の中から、正しく事態を把握し、自ら判断して行動しなければなりませんでした。また、住み慣れた土地を離れて生活しなければならない方たちにとって、故郷の状況を知ることは切実な問題です。
このたびの大震災を経験したことで、私たちは様々な情報を収集し、多面的に物事を判断することの大切さを、改めて痛感させられました。

図書館は、様々な資料・情報を収集・提供することで、皆様の自主的・自発的な活動を支援する機関です。このたびの災害だけではなく、図書館が提供する資料・情報が、日常生活の様々な局面で役立つかもしれません。埼玉県立図書館は、そのような資料・情報要求にこたえるため、いろいろな活動を展開しながら、県民の皆様の調査研究を支援していきます。

本年も埼玉県立図書館を御利用くださるよう、よろしくお願い申し上げます。

埼玉県立図書館
職 員 一 同