2020年6月
2020年6月23日
ビジネス支援室へようこそ
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館により、長らくお入りいただけなかったビジネス支援室にも、2020年6月2日(火)からお入りいただけるようになりました。
今回は、そんなビジネス支援室の中を、ご案内したいと思います。
これが入り口です。県立熊谷図書館の1階、正面玄関を入ってすぐのところにあります。
入り口の右手では、求人誌やハローワークからのお知らせを配布しています。
求人誌は、毎週入れ替わります。
さあ、入ってみましょう。
入って右手に受付カウンターがあります。
新型コロナウイルス感染防止のため、今はビニールカーテンが設置されています。
職員は、2名常駐しておりますが、今は部屋のどこかに隠れているのでしょうか・・・
左手には、パンフレットコーナーがあります。
起業や経営・スキルアップ、就職に役立つパンフレットが約130種類あり、必要なものを持ち帰ることができます。
パンフレットの奥には、ビジネス関係の雑誌があります。
『エコノミスト』『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』『日経ビジネス』『ニューズウィーク日本版』の週刊誌や、『Diamondハーバード・ビジネス・レビュー日本版』『宣伝会議』などの月刊誌含め、室内には約90タイトルあります。ビジネス関係雑誌の最新号は貸出ができませんが、バックナンバーになると貸出可能となります。予約も承っています。
ビジネス関係雑誌の隣には、ミニ展示コーナーがあります。
現在は、「コロナに負けないビジネス」と題して、在宅勤務や資金繰り、リーマンショックの頃の経済、松下幸之助や渋沢栄一など先人の言葉、事業計画書(BCP)に関する図書や雑誌記事を展示しています。会場で配布している資料リストでは、テレワークなどに関する情報収集に役立つウェブサイトも紹介しています。(資料リストはウエブサイトでもご覧いただけます。)
資料を閲覧する席もあります。新型コロナウイルス感染防止のため、いつもより少ない席数ですが、腰をかけて雑誌や図書をご覧いただけます。パソコン用の電源もありますので、パソコンを使いながら、室内の図書を使った調べものも可能です。
データベース検索用パソコンが3台あり、ビジネス支援室では、15種類のデータベースをご利用いただけます。日本経済新聞の記事検索ができる《日経テレコン21》や、商圏情報の調査に役立つ《市場情報評価ナビMieNa》、約50万社の企業情報を検索できる《TSR企業情報ファイルCD-Eyes50》などなど!データベースの詳細については、データベース紹介をご覧ください。
さらに奥へ進むと、法律雑誌のコーナーがあります。
『ジュリスト』『判例タイムズ』『判例時報』など、判例雑誌については、ご利用が多いため、バックナンバーも貸出ができませんが、コピーサービスは行っています。また、データベース《D1-Law法情報総合データベース》《SMART判例秘書》で検索・プリントアウトが可能なものもあります。
さらに奥まで進んだ方・・・これは何でしょう?
正解は「全国の電話帳」でした。
埼玉県内はもちろん、北は北海道から南は沖縄県まで、ハローページ・タウンページが揃っています!貸出はできませんが、閲覧・コピーサービスをご利用ください。
古い『会社四季報』も手にとってご覧いただけます。
そして忘れてはならないのが、図書です。
室内には、ビジネス関連図書が約3,600冊あります。
一部の参考図書を除き、ほとんどのものを貸出しています。
お仕事のヒントになるものが見つかるでしょうか・・・
就職に役立つものや・・・
起業に役立つものもあります。
貸出はできませんが、『業種別審査事典』もあります。
これでひととおり、ご案内しました。
受付は・・・というと、あれ、まだ戻ってきていませんね。
恥ずかしくて隠れてしまったのかもしれません。
普段は、司書が2名常駐していて、図書や雑誌の場所をご案内したり、調べもののお手伝いをしたりしています。見かけたら、お気軽にお声がけください。
ビジネス支援室でお待ちしております。
2020年6月5日
埼玉県立図書館デジタルライブラリーのご紹介
県立熊谷図書館地域・行政資料担当です。
もし皆さんが図書館で働いていて、下の写真のような資料を利用したいと頼まれたらどうしますか?ページをめくるとボロボロ欠けてしまいそうです・・・。
紙媒体の図書館資料は、時の経過、大勢の人の利用、もともとの紙質・製本の具合、環境等によって、劣化する宿命を背負っています。そこで・・・
デジタル化された『鶯宿新誌 第1号』(「埼玉県立図書館デジタルライブラリー」より)
資料の電子的な複製物(以下、デジタル化資料)を作成して提供することで、原資料の利用を減らし、なるべく良い資料状態を保つことができます。また原資料の著作権保護期間が終了している場合には、そのデジタル化資料をインターネット上で利用者に公開することも可能になります。
今回はそんなデジタル化資料を自宅のパソコンやスマートフォンからご利用いただける「埼玉県立図書館デジタルライブラリー」をご紹介します!
どんなデジタル化資料があるのかまずは見てみたい、という方にはこちらがオススメです!
関連ウェブサイト(最終アクセス日は令和2年6月3日)
最後に「もっとデジタル化資料を見たい!」という方のために関連ウェブサイトをご紹介します。
「国立国会図書館デジタルコレクション」(国立国会図書館)
デジタル化資料提供総数274万点、うちインターネット公開資料54万点(令和2年3月時点)を誇るウェブサイトです。図書・雑誌や官報、録音資料まで幅広い資料の検索と利用ができます。
「国立公文書館デジタルアーカイブ」(国立公文書館)
国立公文書館が所蔵する公文書や重要文化財等のデジタル画像等を閲覧したり、特定歴史公文書等の目録を検索することができます。
「彩の国デジタルアーカイブ」(埼玉県)
埼玉県が所蔵する映画、テレビ番組、文化財写真、記録写真などのデジタル化資料の検索と利用ができます。「さいたまの記録写真」では、県立図書館が所蔵する写真も公開されています。
TRC-ADEAC株式会社が提供するプラットフォームです。
自治体史や古文書をはじめとする史資料を機関ごとに公開しているアーカイブシステムで、全国的にこのシステムを導入している施設のデジタル化資料を横断的に検索することができます。埼玉県の図書館としては、さいたま市立大宮図書館の「おおみやデジタル文学館-歌人・大西民子-」、宮代町立図書館の「宮代町デジタル郷土資料」を検索・閲覧できます。
「JAPAN SEARCH(試験版)」(デジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会)
書籍等分野、文化財分野、メディア芸術分野など、国内の様々な分野のデジタルアーカイブを横断して検索できる統合ポータルの試験版です。画像やテーマから検索ができるほか、特定のトピックについて多様なコンテンツを楽しむことができる「ギャラリー」が公開されています。
新聞系ではこんなものもあります。
「新聞記事文庫」(神戸大学付属図書館)
明治末から昭和45年までの新聞切抜きのデジタルアーカイブです。28の大項目とその下の約200項目からなり、経営・経済を主体としながら社会・政治外交・法制・教育にいたるまで幅広い分野を収録しています。
「文化新聞閲覧システム」(飯能市立図書館)
飯能市エリアを中心に発行されている文化新聞(文化新聞社)のうち、飯能市立図書館が所蔵する昭和27年~昭和59年(欠号あり)をデジタル化。電子書籍形式で閲覧できます。記事見出しを検索することができます。
このほか、国会図書館リサーチナビの「二次利用しやすいデジタルアーカイブ(国内の図書館)」でも様々なデジタルアーカイブが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください!
2020年6月2日
ほんのひといき ~資料展示開催のお知らせ~
こんにちは。
人文・社会科学資料担当です。
緊急事態宣言が解除となったとはいえ、気軽には外出しづらい日々が続きます。
おりしも季節は梅雨入りの頃、すっきりしない天気も相まってなんとなく気分も沈みがち......。
そこで埼玉県立熊谷図書館では、気分転換ができるような資料展示「ほんのひといき」を開催いたします。
食べもの、飲みもの、食事文化について書かれた本たち。
家の中でより心地よく過ごすヒントを与えてくれそうな本。
一日の終わりの究極のリラックスタイム、「眠り」について、その中で見る「夢」について突き詰めた本。不安な気持ちに寄り添ってくれるような本や、あふれる情報の扱い方を教えてくれるような資料も御用意いたしました。
また、新型コロナウィルスの感染拡大防止の最前線にいる、現代医学を支えるすべての方々への敬意と感謝をこめて、歴史に名を遺した医学関係者の方の伝記を集めたコーナーもございます。
本を通じて、新しい知識の旅へ出かけてみませんか?
本展示は図書館開館後から、2階のロビーで御覧いただけます。展示資料はすべて貸出可能です。
御来館が難しい方につきましては、資料リストを公開しております。
御興味のある本がありましたら、図書館ウェブサイトもしくは御電話にてお申し込みいただければ郵送貸出(有料)もいたします。
この展示が、少しでもみなさまの息抜きとなることを、そして一日も早く事態が収束を迎えることを祈っております。
─ 資料展 ─
「ほんのひといき」
期間:令和2年6月2日(火)~7月12日(日)
場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー