図書館と県民のつどい
2024年2月29日
動画配信中!【期間限定】「図書館と県民のつどい埼玉2023」記念講演・中学生のビブリオバトル
こんにちは! 埼玉県図書館協会事務局です。
現在、3月31日(日)までの期間限定で「図書館と県民のつどい埼玉2023」の後日配信を行っています。
配信している動画は、直木賞作家 中島京子さんの記念講演「図書館で夢を見る」と、中学生のビブリオバトル決勝の2本です。
大好評だったイベントをご自宅で楽しむことが出来ます。この機会にぜひご覧ください。
作家 中島京子さん記念講演「図書館で夢を見る」
『小さいおうち』や『やさしい猫』、『夢見る帝国図書館』などの著作がある直木賞作家、中島京子さんの記念講演です。埼玉県との意外な繋がりや、執筆中のエピソードなどをユーモアたっぷりにお話いただきました。
※中島京子さん記念講演の動画視聴には申し込みが必要です。お申込後は期間中何回でもご覧いただけます。
中学生のビブリオバトル決勝
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄って5分間で本を紹介し、一番読みたくなった本「チャンプ本」を参加者の投票で決定するという、スポーツのような書評ゲームです。
「図書館と県民のつどい埼玉2023」では、予選を勝ち抜いた5名の生徒が出場しました。どの本も読みたくなること請け合いです。
期間中は「図書館と県民のつどい埼玉2023」のウェブサイトからご覧ください。
お申込・ご視聴はこちら
中島京子さん記念講演のお申込・ご視聴ページ、中学生のビブリオバトル決勝のご視聴ページは、「図書館と県民のつどい埼玉2023」のウェブサイトで公開しています。今しか見られない配信を、ぜひお楽しみください。
「図書館と県民のつどい埼玉2023」ウェブサイト(https://www.sailib.net/tudoi2023)
2024年2月20日
「令和5年度海外資料普及事業」を開催しました
こんにちは! 熊谷図書館の海外資料担当です。
2月11日(日)に熊谷図書館で、令和5年度海外資料普及事業「多文化共生社会と図書館の役割 図書館の多文化サービスを考える」を開催しました。
当日の講義とワークショップの様子をご紹介します!
図書館の多文化サービスとは?
まず初めに、日本図書館協会多文化サービス委員会前委員長で国際図書館連盟(IFLA)多文化社会図書館サービス分科会メンターの平田泰子氏を講師にお招きし、図書館の多文化サービスについてご講義いただきました。
図書館で多文化サービスを提供する意義や、日本の公共図書館における多文化サービスの歩み、多文化サービスの現状と課題など、貴重なお話を聴かせていただきました。
参加者の皆さんが、メモを取りながら興味深そうにお話を聴いている姿が印象的でした。講義後には質問もたくさん挙がりました。
ワークショップの前にアイスブレイク!
休憩を挟み、後半のワークショップに入る前に、自己紹介とアイスブレイクを行いました。アイスブレイクでは、グループごとに、「輪ゴムの使い方」を考えていただきました。
初対面の方がほとんどでしたが、皆さんすぐに打ち解けて、アイデアを出し合っていました。
髪の毛を結ぶ、パチンコにする、といった定番のものから、釣り竿にする、虫を仕留める、といった斬新なものまで、様々なアイデアが挙がりました。
白熱!? ワークショップ
アイスブレイクで場が和んだところで、次はいよいよ本番のワークショップです。
「令和4年度埼玉県外国人住民意識調査」から在住外国人のニーズを1つ取り上げて、その対応等について考えていただきました。
アイデア出しから模造紙にまとめるまで、とても熱心に取り組んでいただき、立ち上がって作業をするほど白熱していました!
たくさん挙がった意見やアイデアをグルーピングし、発表用に模造紙にまとめていきます。
そして完成したものがこちら!
どのグループも素晴らしい発表をしていただきました。
お出しいただいたアイデアは、今後の業務の参考にさせていただきたいと思います。
終了後には・・・
最後に、講師を務めていただいた平田先生に大きな拍手が送られ、講座は終了しましたが、その後も会場は、他のグループの成果物をご覧になったり写真を撮ったりされる方、名刺交換やお話で盛り上がる方などで、しばらく賑わっていました。
お帰りの際には、「とても勉強になり、参加して良かったです」、「他の参加者の方との交流の機会になりました」などの嬉しいお言葉をいただきました。海外資料担当として、より良い多文化サービスを提供できるよう、更に努力をしなければならないと、身の引き締まる思いがしました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
2024年1月9日
「図書館と県民のつどい埼玉2023」を開催しました
こんにちは! 埼玉県図書館協会事務局です。
12月10日(日)に桶川市民ホール・さいたま文学館にて「図書館と県民のつどい埼玉2023」を開催しました。2019年以来の会場開催、図書館と本に関わる企画でいっぱいの当日の様子をお届けします!
作家 中島京子さん記念講演「図書館で夢を見る」
直木賞作家である中島京子さんをお招きしてご講演いただきました。埼玉との繋がりや、御著書と図書館のこと、執筆のきっかけや裏話など、様々なエピソードを楽しく柔らかくお話しいただきました。ご講演の終了後には、著者のサイン会を開催しました。
中学生のビブリオバトル決勝
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄って5分間で本を紹介し、一番読みたくなった本「チャンプ本」を参加者の投票で決定するという、スポーツのような書評ゲームです。
県民の日に予選会が行われ、22校34名の参加がありました。決勝では予選会の各班で「チャンプ本」を紹介した5名が、それぞれの本の魅力を熱く紹介。さいたま市立馬宮中学校の熊谷陽仁さんが紹介した、『空白小説』(著:氏田雄介 小狐裕介 水谷健吾/イラスト:小林ラン/ワニブックス刊)が最多票を集めて「チャンプ本」に選ばれました。
さまざまな図書館展示
公共図書館、高校図書館、大学図書館などの図書館が、活動や蔵書を紹介する展示を行いました。県内各所の公共図書館で連携した中島京子さんの著作展示や、それぞれの図書館の特徴的なコレクションなどの紹介がずらりと並びます。展示のほかにも、埼玉や図書館に関連したゲームを体験できる「図書館で楽しむボードゲーム」、大学の次世代ラーニングコモンズで提供されているレーザーカッター等の機器の体験ができる「図書館でモノづくり!?」など実際に触れて試すことの出来るコーナーも複数あり、沢山の人が楽しそうに参加していました。
こども読書活動交流集会
公益財団法人東京子ども図書館理事(元公共図書館職員)の杉山きく子さんをお招きしての「絵本の読み聞かせ講座」、東京学芸大学附属世田谷小学校学校司書の金澤磨樹子さんをお招きしての「学校図書館講座」の2講座を開催。こども読書に関わる参加者の皆さんが、実践を踏まえた講義やワークショップに取り組みました。
もちろん大人向けの講座だけではありません。おすすめ本を展示した「こどもの本のひろば」では、おはなし会と工作会を実施しました。こどもたちも夢中になって取り組んでいました。
久しぶりの会場開催でしたが、多くの参加者にご来場いただき、無事に終了することが出来ました。御参加いただいた皆様、御協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
なお、記念講演とビブリオバトル決勝は後日配信を予定しています。配信時には埼玉県図書館協会のウェブサイト(https://www.sailib.net)でお知らせいたしますので、ぜひそちらもご覧いただければ幸いです。
2023年3月24日
記録集が完成しました!「図書館と県民のつどい埼玉2022」
「図書館と県民のつどい埼玉2022」の記録集が完成しました。
・門井慶喜さん記念講演
・高柳芳恵さん講演会
・中学生のビブリオバトル
・司書が語るLiveイベント
・司書が魅せる!WEB展示
それぞれのイベントの様子をA4判,24ページで、ご紹介しています。
門井慶喜さんの記念講演のページでは、江戸の町づくりや、利根川東遷のことなど、
高柳芳恵さんの講演会のページでは、セミやドングリのことや、身近な自然との向き合い方についてなど、お話しいただいた内容をまとめ掲載しています。
その他のイベントも「どのようなことを行ったのか」「工夫したポイント」などについて掲載しています。
以下サイトで全ページダウンロードできますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
https://www.sailib.net/tudoi(埼玉県図書館協会ウェブサイト)
こちらのページでは、今年度の開催分だけでなく、2007年第1回目から2022年第16回目まで、全ての回の記録集を掲載しています!
ぜひ、ご覧いただけたら幸いです。
2023年2月10日
「図書館と県民のつどい埼玉2022」を開催しました。
「図書館と県民のつどい埼玉2022」を、2022年12月10日から2023年1月31日まで、オンライン開催にて実施しました。
今回は大きく5つの催しを行い、多くの皆様にご参加いただきました。
1 門井慶喜さん記念講演
作家の門井慶喜さんから「家康に学び、江戸に学ぶ」と題し、御講演いただきました。今回は大阪のお仕事場からの御出演となり、数万冊の蔵書があるという書庫についても御紹介いただきました。講演では、御自身の著書である『家康、江戸を建てる』(祥伝社)、『江戸一新』(中央公論新社)についても触れながら、利根川東遷や江戸の町づくりについてお話しいただきました。また、視聴者から寄せられた「『銀河鉄道の父』(講談社文庫)を書こうと思ったきっかけはなんですか」、「年末年始に読むおすすめの本を教えてください」といった様々な質問にも答えてくださり、大変好評でした。
2 高柳芳恵さん講演会
絵本作家・サイエンスライターの高柳芳恵さんから、「自然はふしぎがいっぱい!-好奇心をかきたてる身近な自然との向き合い方-」と題し、御講演いただきました。ドングリやセミ、草花あそびなどについて、スライドや実演を交えながら講演していただき、、自然への興味が高まる内容でした。視聴者の方からは、「好奇心が不思議への道を開いてくれることを改めて感じました」、「コロナ禍であっても 自然や日常生活に目をむけ、遊び、楽しんでいくことが大切と思わせてくれました」「視聴後、すぐに外に出て自然観察をしたくなりました」といった声が多数寄せられました。
3 中学生のビブリオバトル決勝
予選会は、県内の中学校から16校21名の参加者により11月12日に実施しました。予選会は、県内の中学校から16校21名の参加者により11月12日に実施しました。4つのグループに分け、それぞれのグループで最も多くの票を獲得した発表参加者4名が決勝に進みました。
12月10日の決勝戦において、見事チャンプ本を獲得したのは、草加市立谷塚中学校の髙橋 凛さん、チャンプ本は『奇譚ルーム』(はやみね かおる著/朝日新聞出版)でした。
視聴者の方からは、「どの本も読んでみたくなりました」、「それぞれの発表者の本への思いが伝わってくるいい内容でした」といった感想が寄せられました。
※ビブリオバトルとは、発表参加者が面白いと思った本を5分間で紹介し、参加者全員で発表に関するディスカッションを2~3分間行い、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員が1人1票で行い、最多票を集めた本「チャンプ本」を決定する、書評ゲームです。
4 司書が語る!Liveイベント
高校図書館の司書と県立図書館の司書がそれぞれ、「高校図書館をのぞいてみよう 越谷エリア」、「高校図書館をのぞいてみよう川口エリア」、「読めない人の読書事情 バリアフリー資料の今とこれから」と題し、3つの番組をLiveで配信しました。普段一般の方は見ることができない高校図書館の紹介や、バリアフリー資料の紹介などをしました。一発勝負のLiveイベントに向けて、何度もリハーサルを行い、本番当日を迎えました。視聴者からは「多くの高校の展示や取り組み、工夫、各校の特色を見ることができて大変勉強になった」、「バリアフリー資料を実際に使用しながら説明してもらえたのがよかった」などご感想をいただきました。
5 司書が魅せる!WEB展示
県立図書館や高校図書館、大学図書館などが、ウェブサイト上で様々な展示を作り公開しました。利用者の情報ニーズに合わせた図書や情報の提供を行うレファレンスサービスについて紹介する「知っ得!レファレンスサービス~まだ利用したことがないあなたに知ってほしい10のこと~」や、高校が自校で実施した個性豊かな展示をアルバム形式にまとめた展示「うちの推し、集めてみました」など、スタッフがひとつひとつ手作業で作りこんだ13の展示が行われました。
どの配信・展示も素晴らしいものばかりで、スタッフとしてこのイベントに携わることができてとても嬉しく光栄でした。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
開催の詳しい様子は3月下旬頃に埼玉県図書館協会のウェブサイト(https://www.sailib.net/tudoi)に掲載予定です。また、過去の「図書館と県民のつどい埼玉」の様子も掲載しています。ぜひ、そちらもご覧いただけたら幸いです。