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2016年1月

2016年1月28日

二胡鑑賞会を久喜図書館で開催しました

1月17日(日)に、久喜図書館で「二胡鑑賞会~馬高彦二胡の調べVIII~」を開催しました。 昨年度まで熊谷図書館で開催していましたが、今年度は資料の再編や建物の工事のために休館しています。多くの皆様の御協力により久喜図書館を会場にし、無事開催することができました。

鑑賞会の看板



今回は初めて二胡を聴く方が多いかもしれないということで、馬高彦さんに、いろいろなジャンルから選曲していただきました。二胡という楽器や馬高彦さんの自己紹介トークを交えながら、中国の伝統曲から日本のポップス、民謡、クラシックとそれぞれ違った世界を二胡で奏で、演奏会は進みました。

あっという間の一時間で、もっともっと聴きたいという皆さんの気持ちが高まっていました。アンコール曲はディニーク作曲の「ひばり」。軽快なテンポでの速弾(はやび)きは、圧巻でした。また、そこにひばりが現れたかのように、二胡がさえずりました。

演奏会終了後、退場の皆様の顔には感動と笑顔があふれていたのを見て、今年度も開催できて本当に良かったと思いました。

入場前の会場

2階カウンターでは、演奏会後に展示していた資料の貸出を行いました。久しぶりの御来館で再登録をされた方、類似のCDや図書について尋ねられた方がいらして、カウンターがにぎわいました。

会場資料展示「アジアの楽器・民話」



御出演いただいた馬高彦さん、いつもより遠い会場でも快く引き受けてくださりありがとうございました。そしてお越しいただいた113名の皆様、ありがとうございました。

二胡のCD(埼玉県立図書館所蔵資料より)

黄河の源へ:二胡の調べ

二胡の四季:冬景色/姜建華(ジャン・ジェン・ホワ)

遥かなる大地の歌:二胡の調べ

文責Y

2016年1月17日

「図書館と県民のつどい埼玉2015」~ブックケア(本の修理体験)コーナー編~

昨年12月13日に開催された「図書館と県民のつどい埼玉」。少し雲行きが悪く冷え込む中、多くの方々に足を運んでいただき、大変盛り上がる一日となりました。
荻原浩さんによる講演やつどい全体については前回のブログ記事「「図書館と県民のつどい埼玉2015」を開催しました。」をご覧ください。
今回は「ブックケア 未来へつながる保存の技術」の展示・体験コーナーについてお伝えします

展示コーナーでは修理の基本や材料・道具、本のケアの方法を実物とともにパネルでご紹介しました。ご来場の皆さんにとても関心を持って展示をご覧いただきました
つどいパネル展示.png

本を修理するには、まず本の構造や紙の性質など基本をきちんと知っておくことが大切な一歩となります。今年度もその基本を知ってもらうため、本のページ破れ・ページはずれを修理する体験コーナーを用意しました。

当日の体験メニュー
和紙を使って破れたページをなおす
無線綴じ(糸を使わずに糊などで製本する方法)でコバトン柄のメモ帳作成
針と麻糸を使っての平綴じ体験
曲がり針と麻糸を使ってのリンク・ステッチ体験(折丁をかがる)

体験コーナーの見本.png

当日の体験風景.png

平綴じ・リンクステッチ体験は、普段見慣れない形の針の使い方に戸惑いながらも、きれいに仕上げようと皆さんとても集中して取り組んでいらっしゃいました。

長い期間、多くの人に何度も利用される図書館の本を、新刊と同じようなきれいな状態で保ち続けるのはとても難しいことです
それでも、できるだけ長く大切に保存して、多くの人に利用していただけるように図書館でもケアをおこなっています。

図書館は普段の生活に馴染みはあるものの、貸出のカウンター以外では何をやっているのか、意外と知らない部分がたくさんあるかもしれません。このつどいを通して図書館がどのようなことをしているのか、知っていただけたら嬉しいです。

ご来場、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました

2016年1月8日

障害者サービス ご希望の本を探して送ります

皆さまこんにちは。久喜図書館障害者サービス担当です。今年も皆さまにとってすてきな年になりますよう、お祈りいたします。

さて、私たちは日ごろ、障害や高齢などで活字による読書が困難な方に対して、点字やデイジー等録音された図書・雑誌の貸出しをしています。

リクエストは電話でお受けすることが多いのですが、書名を特定しないものも少なくありません。例えば、「この作家さんの小説を」とか、「推理小説のこのシリーズを」、「捕物帖を」、「本屋大賞でランクインした作品を」、「人と動物がテーマの本を」など。

作品を選び、その方の読んだり聞いたりするペースに合わせて、定期的にお手元に届くように郵送します。久喜図書館が持っていない作品は、全国の点字図書館等とのネットワークを利用して、他館から取り寄せてお貸ししています。

ちなみに、今回のブログ担当者は食べ物に関する読み物が好きなので、今年はそのようなリクエストが来ないかな、と思っております。

デイジー(録音図書)の棚の写真.jpg

2016年1月8日

図書館お引っ越し日記4

これまで「図書館お引っ越し日記」でお知らせした旧浦和図書館と外部書庫での作業と平行して、熊谷図書館でも資料の運び込みとリニューアルの準備が進んでいます。

図書館東側駐車場内では、昨年末から新たに増設する事務棟の工事が始まりました。

駐車場内が掘り返されて土の山が出現

事務棟の基礎工事が始まりました。

完成後の事務棟は、これまで旧浦和図書館が担当していた図書受入業務等に使用される予定です。

図書館内でも新たに旧浦和図書館から資料を運び込むための準備作業が始まりました。

旧浦和図書館担当分野の資料を並べるため、もともと熊谷図書館にある資料の配置も変更します。

そのため、書庫はもとより閲覧室内の資料も箱詰めしています。

外部書庫に保管する一部の資料はトラックで運び出されます。

運び出しによって、書庫内もがらがらになりました。

一方、ビジネス資料や地域・行政資料などのサービスを新たに熊谷図書館で実施するための館内改修の準備も始まっています。

館内改修の邪魔となるため、閲覧室内の空きスペースに展示ケースなどを一時置きしました。

これから、館内改修と旧浦和図書館からの図書等の運び込みが本格化します。

これらの状況については改めてお知らせします。

3月下旬予定の熊谷図書館リニューアルオープンまで、もうしばらくお待ちください。