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2012年2月

2012年2月29日

「埼玉県推奨図書」募集中!展示中!

お久しぶりです。
久喜図書館 子ども室です。

子ども室のカウンターで、子どもたちや、お母さんお父さんから、かなり頻繁に聞かれるのは、
「オススメの本、ありますか?」という質問。
そんなとき、県立図書館のおすすめ本のコーナーをご案内するとともに、「埼玉県推奨(すいしょう)図書」をご紹介することがあります。

「埼玉県のオススメ本」

「埼玉県推奨(すいしょう)図書」は、ご存じでしょうか?


埼玉県では、毎年、読書週間にむけ、青少年のみなさんに読んでいただきたい本を選んで、ご紹介しています。
読書感想文のシーズンには、脚光をあびますし、10月頃、図書館や本屋さんで、パンフレットを配っていますので、
ご覧になった方もいるのではないでしょうか?


一年に選ばれるのは、約30冊
「乳幼児」 「低学年」 「中学年」 「高学年」 「中学生」 「高校生・青年」の6つの対象別に、4~5冊づつ選ばれます。


さてさて、では、この「埼玉県推奨図書」をだれが、どうやって決めてるのでしょう?

実は、県民のみなさまからのオススメ本の応募と出版社の自薦からスタートするのです。
「この本、とっても面白かったから、たくさんの人に読んでもらいたいな」と、オススメしていただいた本の中から、
学校の先生や学校司書、図書館司書など、本の専門家である「選定委員」が、じっくりと候補図書を選んでいき、
最終的に青少年健全育成審議会の諮問を経て、10月に決定します。


ただいま、募集中!

平成24年度の募集が、2月からはじまっています。
平成23年1月以降に刊行された本で、「これぞ!」というものがありましたら、ぜひご応募ください。
(募集の締め切りは、平成24年4月16日)


応募は、埼玉県青少年課(郵便・FAX・メール)

(http://www.pref.saitama.lg.jp/site/seisyounensesaku/suishoutosho-bosyu-h24.html)
で受け付けているほか、県立各館(久喜・浦和・熊谷)の子ども室でも応募できます。

suisho-bosyu.jpg
募集箱、おいてます。


昨年のを見てみよう!

久喜図書館子ども室では、平成24年度の応募にあわせ、参考にご覧いただけるよう
「平成23年度埼玉県推奨図書」をまとめて展示しています。
H23suisyotenji.jpg
<展示期間:2月25日(土)~3月9日(金)>

suisyotenjizen.jpg
※紹介コメントがついてます。


この機会に、ぜひ見に来てください。


過去の推奨図書のリストは、図書館ウェブサイトに掲載しています。

(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/ko_shien/shien2.html#suisyo-book)
こちらもぜひご覧ください。

2012年2月23日

レファレンス協同データベース 100万アクセスに迫る!

国立国会図書館では、全国の図書館等と協同で、調べ物のためのデータベース「レファレンス協同データベース」http://crd.ndl.go.jp/jp/library/index.htmlを構築しています。埼玉県立図書館もこれに参加しており、県立図書館で調査したレファレンス事例を多数登録しています。

そもそも「レファレンス」って何?って思いますよね。

図書館が行っている「レファレンスサービス」とは、図書館の資料を使って、資料や情報を探すお手伝いをするサービスです。各館の窓口やウェブサイトでお受けしたご相談の一部をこの「レファレンス協同データベース」に登録していますが、この事例はインターネット上で、どなたでもご覧になることができます。

平成23年に埼玉県立図書館の登録データを参照された件数(年間被参照数件数)は996,490件で、この事業に参加している図書館556館中トップでした。
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/thanks_H23.html#list

たくさんの方にレファレンス事例をご覧いただき、とてもうれしく思っています。

「レファレンス協同データベース」には、公共図書館だけでなく、大学図書館や専門図書館も参加しているため、身近な事例から専門的な事例まで、様々な事例が登録されています。

その登録された様々な事例について、平成23年「レファレンス協同データベース」年間アクセストップ10が発表されました。
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/access_top10.html

そこでは、当館の事例が第8位にランクインしています。

「さいたま市の地盤(液状化)がわかる地図を探している。」2005915日作成
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000029740

昨年の東日本大震災の影響ですね。

ランクインはしませんでしたが、当館では新聞記事にも取り上げられた久喜市南栗橋の液状化に関連して、古い地図や地質図が見たいというご質問をたくさん受けました。

「旧栗橋町大字河原代に明治以前にあった沼、「内沼」「外沼」の位置がわかる地図を見たい。」2011419日作成
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000089486

みなさんの多様な興味・疑問にお答えできるよう、私たち図書館員は日々奮闘しています。「レファレンス協同データベース」の事例が、お役に立てれば幸いです。

なお、今年も昨年に引き続き国立国会図書館から御礼状をいただきました。

久喜図書館 情報・地域協力担当

2012年2月16日

2月 如月(きさらぎ)

暦の上では、二十四節気のひとつである雨水(うすい:今年は19日)も近づき、だんだん寒さも和らいできて、春が近づいているのを実感できます。
日本には、古くから受け継がれてきた季節をあらわす美しい言葉や習慣があります。しかし、現代に暮らす私たちは、昔のように自然が豊かにあふれた環境にはなく、子どもたちの生活もスケジュールに追われ慌ただしくなっています。
だからこそ、日本の四季を肌で感じる季節の行事を日々の生活に積極的に取り入れてみませんか。
熊谷図書館子ども読書室では、季節の行事をとりあげたミニ展示やテーマ展示をしています。
<ミニ展示・ひな祭り>
親王かざりの様子.JPG
内裏(だいり)びなだけをかざる「親王かざり」の様子
ミニ展示・ひなまつり.JPG
ひな祭りに関する本を集めたミニ展示
ぐりとぐら・ひなまつり.JPG

<テーマ展示・科学えほん>
テーマ展示・科学えほん.JPG
えほんに「科学」がつくと、何か難しそうと思われるかもしれません。
でも、実際に読んでみると科学の本は面白くて、楽しくて、そして、ゆったりと考えをめぐらせる豊かな時間をもたらしてくれます。生きもの、植物、宇宙、自然など。子どもの科学よみものは、科学の本質的な事柄をわかりやすく、興味を引き出すように工夫して書かれています。
木の芽や花のつぼみが少しずつふくらみはじめるこの季節。科学の本といっしょに外へ出かけたら、新たな発見があるかもしれません。
ぜひ、この機会に科学よみものの楽しさに触れてみてください!
今年は、4年に一度のうるう年。オリンピックの年。
また、「金環日食」も日本の広い地域で見られるようです。(5月21日)

由来や本質的な意味を知れば、季節の行事などますます楽しくなります!四季折々の楽しみとともに、これからも図書館がみなさんの暮らしに寄り添えますよう願っております。


子ども室の利用案内はこちら
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kodomo/index.html

2012年2月9日

埼玉県地震セミナーに出展します&資料展「埼玉県立図書館の歩み」のお知らせ

浦和図書館埼玉資料室から、2つのお知らせです。
ひとつ目は、2月15日(水)に開催される「埼玉県地震対策セミナー」の展示コーナーへの出展です。
会場:埼玉会館大ホール(JR浦和駅西口徒歩6分)。
日時:2月15日(水)12:30~16:00
主催:埼玉県地震対策セミナー実行委員会
詳しくは、埼玉県のホームページをご覧ください。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/h23seminar.html
当日は、地震に関する講演が2本あり、ロビーでは、地震に関する資料の展示、説明、木造住宅の無料簡易耐震診断などが行われます。
なぜ、埼玉資料室が地震セミナーに出展?
それは、災害に備えるための地図や資料を紹介するためです。昨年5月頃、新聞やテレビで取り上げていただき、今でもお問い合わせが多い古い地図が県立図書館にあります。明治期から現代までの土地の歴史を知ることができる地図、地質がわかる地図などです。また、過去の震災の記録や地域で語り伝えられてきた記憶をまとめた資料などをご紹介する予定です。
過去を知ることで少しでも未来への備えにお役に立てればと思っております。ぜひ、お立ち寄りください。
ただいま準備中です。↓
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ふたつ目は、資料展開催のお知らせです。
2月10日に「県立図書館だより100号」が発行されます。それに合わせて、浦和図書館では、資料展「埼玉県立図書館のあゆみ-過去から未来へ知をつなぐ-」を開催中です。
埼玉県では大正11年に県教育会が運営する埼玉図書館が開館しました。以来、大正・昭和・平成と、県立図書館は時代の変化とともにサービスを充実させながら、県民の知への要求に応えてきました。県立図書館の歩みを資料や写真、映像などで振り返る展示です。
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☆懐かしい写真など☆
図書資料だけでなく、大正14年に県立図書館が移転した「鳳翔閣」(旧埼玉女子師範学校)の写真や現在の県立浦和図書館が開館した当時(昭和35年)の写真、
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(「鳳翔閣」埼玉県立浦和図書館蔵)
戦後、GHQが県に無償貸与した16ミリ映写機Natco(ナトコ)の実物、浦和書籍館(しょじゃくかん)(明治9年開館)の利用券なども展示しています。

☆「図書館の自由に関する宣言」ミニコーナー☆
ご存じですか?基本的人権として国民の「知る自由」を保証することが図書館の責務であるとアピールしたこの宣言は埼玉県生まれ。昭和27年の埼玉県図書館大会がきっかけとなり誕生しました。この宣言は、有川浩の人気シリーズ『図書館戦争』でも有名になりました。

☆懐かしいニュース映像☆
期間中、鳳翔閣時代の県立図書館で撮影された「入学期を控えて 浦和市」(1954年)や現在の県立浦和図書館が新築された当時の映像「新しくなった県立図書館」(1960年)など、県立図書館が登場するニュース映像(彩の国ビジュアルプラザからお借りしています)をご覧いただいています。当時の街並みなど懐かしい映像です。
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☆貸出冊数が72倍に!☆
今回の展示準備にあたり、1970年~2010年までの埼玉県内公立図書館の利用状況を調べたところ、蔵書冊数、貸出数は増加の一途をたどり、貸出は72倍になっていました。
図書館が無かった市町村には移動図書館車を走らせ、図書館の普及に努め、 埼玉県内公立図書館が所蔵している資料を最寄りの図書館に取寄せることができるよう物流の改善を図るなど、埼玉県立図書館と市町村立図書館が協力しながら、サービスを発展させてきた結果、図書館の利用は増え続けています。

先輩たちが作ってきた歴史の重みを感じ、これからも県立図書館を利用していただけるよう未来へつなげていかなくてはとの思いをあらたにした展示でした。
懐かしい写真などもありますので、ぜひご来場いただき、図書館をご利用ください。

2012年2月2日

「食」がつくる健康長寿 講演会にご参加いただきありがとうございました。

1月28日(土)に開催した健康医療情報講演会
「食」がつくる健康長寿~めざせ健康長寿!みなおそう食生活~
には76名の方が参加してくださいました。

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<講演会の様子 みなさん、熱心にお聞きになっています>

講師に、埼玉県栄養士会常任理事の岡野治恵氏をお迎えし、「いつまでも若々しく、いきいきと年を重ねる」ための食生活についてお話を伺いました。岡野先生には2時間近く、エネルギッシュにお話していただきました。管理栄養士としての豊富な経験から生み出されたお話は楽しく、わかりやすく、参加者のみなさんは、メモをとりながら熱心に最後まで聞いていらっしゃいました。さらに、講演会終了後も、先生のまわりには質問する方の輪ができ、先生はそのおひとりおひとりに丁寧にお答えくださいました。
当日記入していただいたアンケートには「具体的な説明がとてもわかりやすく、良かった。」「先生が若々しい。いろいろお話が聞けて楽しかった。」「話を聞いただけで元気が出たような気がした。」「2時間の長い時間を忘れて聞きいってしまった。」「(先生が紹介した笑顔になることば)ひ・ふ・み~、毎日鏡の前でやってみます。」「長生きできそうな気がします。」などのことばが寄せられています。
次回は来年度、みなさんの関心のあるテーマで講演会を開催する予定です。ご期待ください。

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<資料展示「食と健康」~食生活をみなおそう~>

なお、この講演会にあわせ、2階公開図書室で資料展示「食と健康~食生活をみなおそう~」を開催しております。こちらの資料も是非手にとってご覧ください。

久喜図書館自然科学・技術資料担当:松村