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イベント

2024年3月26日

「ボランティア交流集会」を開催しました!

こんにちは。

埼玉県立図書館では、多数のボランティアの方々にご活躍いただいていることをご存じでしょうか。

おはなし会での素話や読み聞かせボランティアの他、布絵本製作、映画会、資料補修、資料整備、翻訳、検聴といった様々な分野のボランティアの方々がいらっしゃいます。

我々図書館職員の仕事は、こうした多くのボランティアの方々の活躍に支えられて成り立っています。

県立図書館では、ボランティアの方々が一堂に会して、相互の交流や意見交換などを行う機会、またさらなる活動の充実を図っていただく機会として、令和4年度からボランティア交流集会を開催しています。

今年度は、2月8日(木曜日)に、ボランティア交流集会を開催しました。

熊谷会場、久喜会場、オンラインと3か所を繋ぎ、活動報告や質疑・意見交換を行い、その後、現地参加で希望者の方に図書整理体験に参加していただきました。

県立熊谷図書館・久喜図書館のボランティア担当職員を取りまとめている、ボランティア担当者会の事務局から、その様子をご報告します!

久喜図書館館長の挨拶の後、各ボランティアの代表の方(欠席のボランティアについては担当の職員)が活動報告を行いました。熊谷図書館5ボランティア、久喜図書館7ボランティアに発表していただき、各ボランティアがどのような活動を行っているのかを紹介しました。

参加者の方からは、たくさんのボランティアがあることを知り、驚いたといったお声もありましたので、ご自身が携わっているボランティア以外の活動について知っていただく機会となりました。

久喜会場

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熊谷会場

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布絵本製作ボランティア「つくし」は、実際に製作した布絵本を見せながら説明をしてくださいました。

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活動報告の後、質疑・意見交換の時間を取り、ボランティア活動をする中で、感じていることや悩みなどをお互いに意見交換しました。その中で、ボランティア人員の減少や高齢化といった課題が見えてきたこと、また参加者の方々のボランティアに対する思いを知ることができ、有意義な時間だったのではないかと思います。

その後、いったん閉会とし、熊谷・久喜各会場で希望者の方に参加していただき、図書整理体験のワークショップを行いました。

図書館の本には、ブッカーと呼ばれるビニールのカバーがかかっていますが、今回はそのブッカーかけを体験していただきました。

まず、本の背表紙の下に貼ってある請求記号ラベルとは何かという説明をしました。請求記号は、分類記号と図書記号で成り立っており、資料を配架する場所を示している記号です。図書館の資料は、これを頼りに探すことができます。

熊谷の様子

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続いて、いよいよブッカーをかけていきます。図書とビニールの間に空気が入らないよう慎重にかけていきます。みなさん綺麗に装備することができました。

久喜の様子

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今回のワークショップで、図書館の仕事を知っていただくきっかけになったのではないでしょうか。

コロナ禍で思うようにボランティア活動ができない時期もありましたが、現在はおおむね通常通りの活動に戻ってきています。

これからもボランティアの方々が、活動の充実を図っていただけるよう、また更なる活動の幅を広げていけるよう、県立図書館で支援や環境整備・維持を行っていきたいと思います。

2024年2月29日

動画配信中!【期間限定】「図書館と県民のつどい埼玉2023」記念講演・中学生のビブリオバトル

こんにちは! 埼玉県図書館協会事務局です。

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現在、3月31日(日)までの期間限定で「図書館と県民のつどい埼玉2023」の後日配信を行っています。

配信している動画は、直木賞作家 中島京子さんの記念講演「図書館で夢を見る」と、中学生のビブリオバトル決勝の2本です。

大好評だったイベントをご自宅で楽しむことが出来ます。この機会にぜひご覧ください。

作家 中島京子さん記念講演「図書館で夢を見る」

『小さいおうち』や『やさしい猫』、『夢見る帝国図書館』などの著作がある直木賞作家、中島京子さんの記念講演です。埼玉県との意外な繋がりや、執筆中のエピソードなどをユーモアたっぷりにお話いただきました。

※中島京子さん記念講演の動画視聴には申し込みが必要です。お申込後は期間中何回でもご覧いただけます。

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中学生のビブリオバトル決勝

ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄って5分間で本を紹介し、一番読みたくなった本「チャンプ本」を参加者の投票で決定するという、スポーツのような書評ゲームです。

「図書館と県民のつどい埼玉2023」では、予選を勝ち抜いた5名の生徒が出場しました。どの本も読みたくなること請け合いです。

期間中は「図書館と県民のつどい埼玉2023」のウェブサイトからご覧ください。

中学生のビブリオバトル決勝投票の様子

お申込・ご視聴はこちら

中島京子さん記念講演のお申込・ご視聴ページ、中学生のビブリオバトル決勝のご視聴ページは、「図書館と県民のつどい埼玉2023」のウェブサイトで公開しています。今しか見られない配信を、ぜひお楽しみください。

「図書館と県民のつどい埼玉2023」ウェブサイト(https://www.sailib.net/tudoi2023)

2024年2月20日

「令和5年度海外資料普及事業」を開催しました

こんにちは! 熊谷図書館の海外資料担当です。

2月11日(日)に熊谷図書館で、令和5年度海外資料普及事業「多文化共生社会と図書館の役割 図書館の多文化サービスを考える」を開催しました。

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当日の講義とワークショップの様子をご紹介します!

図書館の多文化サービスとは?

まず初めに、日本図書館協会多文化サービス委員会前委員長で国際図書館連盟(IFLA)多文化社会図書館サービス分科会メンターの平田泰子氏を講師にお招きし、図書館の多文化サービスについてご講義いただきました。

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図書館で多文化サービスを提供する意義や、日本の公共図書館における多文化サービスの歩み、多文化サービスの現状と課題など、貴重なお話を聴かせていただきました。

参加者の皆さんが、メモを取りながら興味深そうにお話を聴いている姿が印象的でした。講義後には質問もたくさん挙がりました。

ワークショップの前にアイスブレイク!

休憩を挟み、後半のワークショップに入る前に、自己紹介とアイスブレイクを行いました。アイスブレイクでは、グループごとに、「輪ゴムの使い方」を考えていただきました。

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初対面の方がほとんどでしたが、皆さんすぐに打ち解けて、アイデアを出し合っていました。

髪の毛を結ぶ、パチンコにする、といった定番のものから、釣り竿にする、虫を仕留める、といった斬新なものまで、様々なアイデアが挙がりました。

白熱!? ワークショップ

アイスブレイクで場が和んだところで、次はいよいよ本番のワークショップです。

「令和4年度埼玉県外国人住民意識調査」から在住外国人のニーズを1つ取り上げて、その対応等について考えていただきました。

アイデア出しから模造紙にまとめるまで、とても熱心に取り組んでいただき、立ち上がって作業をするほど白熱していました!

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たくさん挙がった意見やアイデアをグルーピングし、発表用に模造紙にまとめていきます。

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そして完成したものがこちら!

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どのグループも素晴らしい発表をしていただきました。

お出しいただいたアイデアは、今後の業務の参考にさせていただきたいと思います。

終了後には・・・

最後に、講師を務めていただいた平田先生に大きな拍手が送られ、講座は終了しましたが、その後も会場は、他のグループの成果物をご覧になったり写真を撮ったりされる方、名刺交換やお話で盛り上がる方などで、しばらく賑わっていました。

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お帰りの際には、「とても勉強になり、参加して良かったです」、「他の参加者の方との交流の機会になりました」などの嬉しいお言葉をいただきました。海外資料担当として、より良い多文化サービスを提供できるよう、更に努力をしなければならないと、身の引き締まる思いがしました。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

2024年2月14日

令和5年度情報の探しかた講座を開催しました!(久喜図書館)

こんにちは。久喜図書館の情報・地域協力担当です。

久喜図書館では10月26日(木)から11月14日(火)まで「令和5年度情報の探しかた講座」4講座を開催しました。今回は「情報の探しかた講座」の様子をご紹介したいと思います。

1.「カラダと病気の情報を探そう」

自然科学・技術資料担当が講師となり、はじめに健康・医療の情報を選び取る力=ヘルスリテラシーを身に付けるための注意点・ポイントが紹介されました。次に、久喜図書館が発行した冊子『健康・医療情報リサーチガイド@埼玉 改訂2版』をテキストに、パソコンを使った健康・医療情報を探す実習を行いました。医療に関して精度の高い情報、正しい情報の探しかたを知る目的で参加された方が多く、「自分では知りえなかった情報を得ることができた。」という声を頂戴しました。

1 カラダと病気の情報を探そう

2.「オンラインデータベース「医中誌Web」を使ってみよう」

埼玉県済生会加須病院図書室の司書・深谷里子氏を講師としてお招きして例年開催している講座では、「医中誌Web」の利用をテーマとしました。「医中誌Web」は久喜図書館で利用できるデータベースの一つです。講師から医学論文の種類や文献の探しかたなどを学び、実際に医中誌Webを使ってみる内容で、基礎コース、応用コースを開催しました。

参加者は、医療・保健・福祉・健康に関わる仕事に従事されている方、勉強されている参加者が多かったようです。また、実際に図書の参考文献で見つけた学会論文を読みたいという目的をお持ちの方もいらっしゃいました。最後に久喜図書館の健康・医療情報サービスについて、自然科学・技術資料担当から案内がありました。講義の内容がとてもわかりやすく、すぐに実践できそうという声を頂戴しました。

2 医中誌Webを使ってみよう_1

2-2 健康・医療情報サービスのご案内

3.「図書館の使い方をマスターしよう!脱出ゲームin埼玉県立久喜図書館」

情報の探しかた講座では初めての試みでした。図書館の活用方法を楽しみながら知っていただこうと、ここ数年人気を博している脱出ゲームと組み合わせた講座です。

脱出ゲームとは、謎解きをしながら閉鎖された空間(室内・建物など)からの脱出を目的とする体験型のゲームです。参加者は3人1組のグループとなり、図書館から出題された謎を解くため、蔵書検索端末やデータベースを使用し、資料を探します。鍵は4種類あり、それぞれグループが別の謎を解くことができるようになっていました。そして、謎を解くと、脱出に必要な鍵を手に入れることができます。謎ごとに担当の司書(計4名)が補助に入り、説明や手助けを行う役割でしたが、謎解きにどこまで手を貸してよいか、さじ加減が難しいと感じました。

「チームで問題を解いたことを楽しんだ。」という声や「普段あまり利用していなかったが、図書館の利用法を学ぶことができてよかった。」という声を頂きました。新しい利用者獲得につながるヒントになる経験となったと思います。

3-1_脱出ゲームin久喜図書館

3-2 脱出ゲームin久喜図書館

4.「埼玉の人物を調べてみよう」

11月14日(火)には、情報・地域協力担当が「埼玉の人物を調べてみよう」を開催しました。久喜市文化財保護課より松村憲治氏をお招きして、学芸員であり、司書の経験も豊富な講師ならではの視点から、埼玉の人物情報の探しかたをご紹介いただきました。続いて、担当から「県立図書館の調べものに役立つツール」の紹介をした後、参加者2人1組で講師出題の演習問題を解き、回答の発表と講師からの講評がありました。参加者からは「これからは図書だけでなく、データベースも使って調べてみたい。」という声を頂きました。

4-2 埼玉の人物を調べてみよう

なお、埼玉の人物の調べ方については熊谷図書館が昨年作成したパスファインダー「埼玉県の人を調べる」もぜひご覧ください。

今年度は45名の方に受講していただきました。ご参加いただきありがとうございました。

なお、講座のテキストはこちらからご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。

2024年1月9日

「図書館と県民のつどい埼玉2023」を開催しました

こんにちは! 埼玉県図書館協会事務局です。

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12月10日(日)に桶川市民ホール・さいたま文学館にて「図書館と県民のつどい埼玉2023」を開催しました。2019年以来の会場開催、図書館と本に関わる企画でいっぱいの当日の様子をお届けします!

作家 中島京子さん記念講演「図書館で夢を見る」

直木賞作家である中島京子さんをお招きしてご講演いただきました。埼玉との繋がりや、御著書と図書館のこと、執筆のきっかけや裏話など、様々なエピソードを楽しく柔らかくお話しいただきました。ご講演の終了後には、著者のサイン会を開催しました。

中島京子さん.PNG 中島京子さんとコバトン.png

中学生のビブリオバトル決勝

ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄って5分間で本を紹介し、一番読みたくなった本「チャンプ本」を参加者の投票で決定するという、スポーツのような書評ゲームです。

県民の日に予選会が行われ、2234名の参加がありました。決勝では予選会の各班で「チャンプ本」を紹介した5名が、それぞれの本の魅力を熱く紹介。さいたま市立馬宮中学校の熊谷陽仁さんが紹介した、『空白小説』(著:氏田雄介 小狐裕介 水谷健吾/イラスト:小林ラン/ワニブックス刊)が最多票を集めて「チャンプ本」に選ばれました。

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さまざまな図書館展示

公共図書館、高校図書館、大学図書館などの図書館が、活動や蔵書を紹介する展示を行いました。県内各所の公共図書館で連携した中島京子さんの著作展示や、それぞれの図書館の特徴的なコレクションなどの紹介がずらりと並びます。展示のほかにも、埼玉や図書館に関連したゲームを体験できる「図書館で楽しむボードゲーム」、大学の次世代ラーニングコモンズで提供されているレーザーカッター等の機器の体験ができる「図書館でモノづくり!?」など実際に触れて試すことの出来るコーナーも複数あり、沢山の人が楽しそうに参加していました。

展示の様子1 展示の様子2展示の様子3 展示の様子4

こども読書活動交流集会

公益財団法人東京子ども図書館理事(元公共図書館職員)の杉山きく子さんをお招きしての「絵本の読み聞かせ講座」、東京学芸大学附属世田谷小学校学校司書の金澤磨樹子さんをお招きしての「学校図書館講座」の2講座を開催。こども読書に関わる参加者の皆さんが、実践を踏まえた講義やワークショップに取り組みました。

もちろん大人向けの講座だけではありません。おすすめ本を展示した「こどもの本のひろば」では、おはなし会と工作会を実施しました。こどもたちも夢中になって取り組んでいました。

工作会 こどもの本のひろば

久しぶりの会場開催でしたが、多くの参加者にご来場いただき、無事に終了することが出来ました。御参加いただいた皆様、御協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

なお、記念講演とビブリオバトル決勝は後日配信を予定しています。配信時には埼玉県図書館協会のウェブサイト(https://www.sailib.net)でお知らせいたしますので、ぜひそちらもご覧いただければ幸いです。