図書館ブログ
2026年4月24日
広大な外部書庫!
ただし閉架式なので、みなさんにお入りいただくことはできません。ご注意ください!
今回はその一部分について写真を添えてご紹介します。
一番奥まで行くのに数分の距離があります。
一番上の棚の本を取るときは、ステップを使います。
今年も見事に咲き誇っていました!
2026年3月31日
こんな本あります!ー久喜図書館の書棚からー
こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、所蔵する図書を図書館職員がご紹介します。
さて、今月は...
■No.1■
『ラテンアメリカ怪談集』(鼓直/編 河出書房新社 1990)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:B963/ツ>

「家中に太陽の力がまんべんなく行き渡っている。昼食の時刻であることを知っている腹をすかせた太陽。」(収録作品「リダ・サルの鏡」より)
強烈な太陽光が降り注ぐラテンアメリカに怪談という文学ジャンルは存在するのか?
この問いに答えるべく、幻想文学の一角にわずかに存在する、ラテンアメリカの怪談的な作品を集めたのが本書である。収録された15作のうち、アルゼンチンの作品が過半数を占める。
日本の怪談が風習や信仰と結びくように、本書に収録された作品はラテンアメリカの文化や死生観を物語る。そして、怪談の描写に迫力を与えるのが、ラテンアメリカの象徴でもあるダイナミックで多様な自然環境である。雄大な自然は人々に安らぎを与えることもあれば、時に苛烈な自然現象によって恐怖と絶望をもたらす。個性溢れる刺激的な怪談が結集した一冊。
(M.M)
■No.2■
『フレスコ画のルネサンス 壁画に読むフィレンツェの美』(宮下孝晴/著 日本放送出版協会 2001)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:723.37/フレ>

「石の文化」であるヨーロッパの建造物は、広大な壁面を有しており、壁画の装飾には各時代で大きな関心が払われてきたという。
フレスコ画は、そうした建築物の壁面を彩るために発展したひとつの技法である。水だけで溶いた顔料が濡れた漆喰にしみこんで、漆喰が乾いて硬化する時に、その結晶の中に顔料が閉じ込められるという。
この本では、イタリアに多数残る数々のフレスコ画を紹介するとともに、技法や画家、フレスコ画の化学、時には絵のモチーフになったエピソードまでが解説されている。
フレスコ画は、700年以上の時を経ても、描かれた時と同じく、今なおそこにある。この本を読んで、作品の美しさや画家の手仕事に驚嘆すると共に、その果てしない時の流れに思いを馳せてほしい。
(自然科学・技術資料担当 吉田奈緒子)
■No.3■
『日本刀の教科書』(渡邉妙子/共著,住麻紀/共著 東京堂出版 2025)
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:756.6/ニホ>

日本史において、日本刀の存在は欠かせない。権力者の隣には刀があり、今も漫画やゲームの中で様々な日本刀が活躍している。
そんな日本刀は時代によって好まれた形や長さがあった。南北朝時代などの戦いが激しい時代には刀が大型化したり、その大きな刀が後の時代には短く加工されることもあった。この本では刀の形の歴史や歴史上の人物に関わりの深い刀を紹介している。
また、この本を読んで刀を見たい、もっと勉強してみたいと思った時に行くべき場所も紹介されている。日本刀を見られる場所の一つとして埼玉県立歴史と民俗の博物館も紹介されている。この本を読んでから行けば、日本刀鑑賞を今よりももっと楽しめるはずだ。
(T.O)
それでは、次回もお楽しみに。
2026年3月25日
花粉症をモデルに免疫とアレルギーの基本を学ぶ講演会「イチからわかる!免疫とアレルギー」を開催しました
だんだんと暖かくなり、春が近づいてくる今日この頃。
花粉症の方にとっては、つらい季節なのではないでしょうか。
実は「花粉症」は、春の季語になっています。
こんにちは。久喜図書館自然科学・技術資料担当です。
久喜図書館では、令和8年2月28日(土曜日)に花粉症などのアレルギーがある人にもぴったりな健康・医療情報講演会「イチからわかる!免疫とアレルギー」を開催しました。

山梨大学医学部免疫学講座教授の中尾篤人(なかお あつひと)先生を講師にお招きし、花粉症をモデルにした免疫とアレルギーの基本などについてお話しいただきました。
このブログでは、会場参加とMicrosoft Teamsによるライブ配信参加を併用して開催した講演会の様子を簡単に御紹介します。

まず、免疫とは「感染症や癌の防御のため協力しあう細胞のネットワーク」であり、花粉症は免疫反応であるというお話から始まりました。
花粉が体内に入り、IgE抗体が作られる感作やマスト細胞についての解説のあと、IgE抗体やマスト細胞は何のためにあるのかや、アレルギーのメカニズムについて説明がありました。

1つのトピックが終わると10分程度の質疑応答の時間が設けられ、参加者からは多くの質問が寄せられました。

質疑応答のあとは、アレルギーの最新の考え方である上皮バリア仮説についてお話しいただきました。
上皮バリア仮説とは、現代の環境や生活様式の変化によって皮膚や眼、鼻などの上皮バリア機能が低下しているのではないかというものです。
衛生環境の改善や大気汚染、清潔志向、睡眠不足やストレスなどがバリアが弱まる原因になっているのでは、ということでした。
他にも食物アレルギーは皮膚が起点という話もあり、参加者のみなさんは熱心にメモを取りながら話を聞いていました。
続いて、当館の司書が調べ方ガイダンス「「免疫」について調べる」を行いました。
現在開催中の資料展「免疫 ~微小(ミクロ)な世界への潜行~」の資料紹介を交えながら、参考となるインターネット情報を紹介しました。
また、情報を探すときのポイントや当館で実施している健康・医療情報サービス、調査・相談(レファレンス)サービスについてもお話ししました。資料展は4月23日(木曜日)まで開催していますので、ぜひ御覧ください。

最後にもう一度質疑応答の時間があり、ここでも中尾先生に対して会場参加者、ライブ配信参加者の両方から多くの質問が寄せられました。中尾先生には、時間の許す限り質問に答えていただきました。

講演会終了後も、会場後方に展示していた調べ方ガイダンスで紹介した資料を見ている方や中尾先生に個別に質問している方がいて、賑わいを見せていました。
参加者のみなさんからは、以下のような声が寄せられました。
- 免疫のしくみについてわかりやすくお話いただき、ぼんやりと認識していたアレルギーについて対策を考えることができ、前向きな気持ちになれました。
- 免疫という難しい内容について専門医師により分かりやすくご説明いただき、これまでの知識に上乗せするかたちで理解が深まり大変よかったと思います。
- 花粉症のメカニズムや原因についてわかった。来年からは早めにに対策できそうだと思った。
最後になりましたが、お忙しい中講師を務めていただいた中尾先生と会場やライブ配信で講演会に参加していただいたみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました!
なお、講演会のPRや当日の様子をケーブルテレビ久喜に取材していただきました。放送された番組がYouTubeで公開されています。リンクからぜひ御覧ください。
2026年3月25日
資料展「きらりと光る埼玉先人の言葉」開催中です!(県立熊谷図書館)
みなさん、こんにちは。熊谷図書館 地域・行政資料担当です。
現在、県立熊谷図書館2階ロビーでは、資料展「きらりと光る埼玉先人の言葉」を5月21日まで開催中です。

埼玉の三偉人(渋沢栄一、荻野吟子、塙保己一)は広く知られているところですが、埼玉には、このほかにもさまざまな分野で活躍した埼玉ゆかりの人物がたくさんいます。
資料展では、本多静六(林学者)、権田愛三(農事改良家)、西﨑キク(飛行家)、小村雪岱(画家)等、15人の人物の言葉を、本人の著作や関連資料等とともに紹介しています。
彼らの専門分野での功績を知ることはあっても、座右の銘や信条などに触れる機会は少ないのではないでしょうか。印象的なワンフレーズを抜き出したパネルも展示しています。
今回は、この資料展で展示されている「言葉」をいくつかピックアップして紹介します。
「温故知新は学ぶものの本領なり」荻野吟子(『女学雑誌 復刻 358号』より)

荻野吟子(現在の熊谷市生まれ)は、明治18年に医術開業試験に合格し、荻野医院を開業。女性として日本で初めて医師になった人です。
この言葉は、40代前半の吟子が『女学雑誌』に掲載した論文「本邦女医の由来及其前途」の冒頭の一文です。
温故知新こそ学びの基本姿勢、本質だと述べて始まるこの論文には、女医の由来、女医育成の将来に対する意見が綴られています。
「これからの女は組織だった学問で頭を練る必要がありますね」辻村みちよ(『婦女新聞 複製版 49巻』より)

辻村みちよ(現在の桶川市生まれ)は、理化学研究所で緑茶の研究を始め、大正13年にビタミンCの含有を発見。
さらに、渋みの成分であるカテキンの分離に成功し、日本で最初の女性農学博士となった人です。
この言葉は、昭和7年6月19日の『婦女新聞』7面に掲載された記事中の一文です。
「文学は独学でもできるが、組織立った学問は設備のある場所でないと研究はできない」との考えで理科の道に進んだ辻村ですが、その向学心の根底には教育熱心な父と、好奇心旺盛な母の精神が影響していました。
「昔の洋学者は、字引きをつくってから、原書を読んだというではないか。いまは字引きもあるのだ。独学でやって、できぬことがあるものか」大川平三郎(『実業の日本 1989年7月15日号』より)

大川平三郎(現在の坂戸市生まれ)は渋沢栄一の甥で、渋沢の王子製紙に入社。
のちに九州製紙を創立、富士製紙社長にも就任し、「製紙王」と呼ばれました。
この言葉は、新入社員時代の平三郎が、帰宅後も物理の理論書で勉強していた際、重労働の疲れで毎晩睡魔に襲われる度に、自らを奮い立たせるように発した言葉です。
「郷土を大事にしない者は、どのような地位にあろうと尊敬されない」林頼三郎(『忍郷友会九十周年記念誌』より)

林頼三郎(現在の行田市生まれ)は司法省刑事局長、司法次官を歴任し、陪審法の成立にも大きく関わった人です。
また、母校中央大学で学長を務めるなど、法学教育にも貢献しました。
この言葉は、頼三郎が会合から帰宅した後、息子・裕の前で口癖のように言っていた台詞です。
特に裕が銀行に就職してからは、財界人についての批評をよく聞かせてくれたとの話が、裕の著作「父 林頼三郎の思い出」の中に綴られています。
「漫画で風刺するのは、百編の文章より千万語の言論よりも力がある」北沢楽天(『楽天』より)

北沢楽天(現在の東京都生まれ)は、日本初のカラー漫画雑誌『東京パック』を創刊し「日本の近代漫画の祖」と呼ばれた人です。
晩年は先祖代々の土地である大宮市盆栽町(現在のさいたま市大宮区)に「楽天居」を構え、好きな日本画を描きながら余生を送りました。
民衆の立場の代弁者として、当時の世相や生活、文化を諷刺しました。
この言葉は、かつて楽天の漫画が政治や国際問題にまで影響を与えたという例を引き合いに出して書かれた一文です。
「漫画はそれ程威力のあるものだから」と、日本に対する世界の認識不足を正す役割を果たすよう、漫画家志望の若者に向けて投げかけました。
このほかにも、埼玉ゆかりの人物の「言葉」を紹介しています。
こちらの資料展で紹介している15人を知りたい方は、展示資料リストをご覧ください。
ぜひご来館いただき、埼玉ゆかりの先人たちの言葉をご堪能ください!

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開催期間:令和8年3月7日(土曜日)~令和8年5月21日(木曜日)※図書館休館日を除く
場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー
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2026年3月17日
久喜図書館の施設紹介動画を制作しました。
皆さん、こんにちは。久喜図書館 です。
埼玉県立久喜図書館の施設やサービスの概要を紹介する動画を制作しました。
久喜図書館 施設案内 - 埼玉県立図書館
上記のページもしくは以下のリンクをクリックすると見ることができます。
動画は、図書館の外観から始まり、

当館で絵本読み聞かせの際に活躍している熊ちゃんと一緒にご案内しています。

サービスのご紹介もしながら

ふだん入ることができない書庫の様子も映しています。

ぜひご覧になってください。
※動画内の情報は、令和8年2月時点の情報になりますのでご来館の際はご注意ください。
