ビジネス支援サービス
2023年8月30日
Start up!!ビジネス支援室の広報キャラクター「スターピー」だよ!
こんにちは。
熊谷図書館のビジネス・産業支援担当です。
突然ですが、皆さんはこの写真のキャラクターをどこかで見たことがありませんか?
ビジネス支援室の入口にある黒板、展示資料リスト、職員の名札の横...(!?)と図書館のあちこちに登場し、広報のお手伝いをしている不思議なキャラクター。
本なの?パソコンなの?食パンなの?
いえいえ、この子はビジネス支援室の公式広報キャラクター「スターピー」です。
企画、デザイン、命名、実際のイラスト作成やキャラクターの立体化など、ビジネス・産業支援担当の職員一人一人が得意分野を活かし、令和4年度末に公式キャラクターとして誕生しました。
今回は、この「スターピー」の誕生から現在のお仕事、そして今後の活動までを簡単に御紹介します!
1 「スターピー」が誕生するまで
「スターピー」が誕生するまでの流れをまとめました。デビューはビジネス支援室入口の黒板だったんですね。
≪令和4年≫
・10月4日:初めて黒板に「スターピー」が描かれる
・10月8日:ビジネス支援室の入口でデビュー
・11月9日:X(旧Twitter)でビジネス支援室入口の黒板が紹介される
★クリックすると、外部サイト「X(旧Twitter)」のビジネス支援室入口の黒板紹介のページへ移動します
≪令和5年≫
・1月19日:職員による投票で名前が「スターピー」に決定する。
・3月29日:「スターピー」がビジネス支援室公式広報キャラクターとなる。
・5月31日:X(旧Twitter)で「スターピー」が紹介される
★クリックすると、外部サイト「X(旧Twitter)」のスターピー紹介のページへ移動します
2 名前と由来
名前: 「スターピー 」
由来:開業、創業を意味する"Start up"から名付けられました。ビジネス支援室を起点にして、空高く輝いてほしい、という想いが込められています。
また、名前の文字に半濁音を使うことで、キャラクターを見た人に軽やかな印象を与えています。
3 「スターピー」のひみつ
ビジネス支援室にある「本」や「雑誌」と、「データベース」
「インターネット情報」などの電子のイメージを掛け合わせた形をしています。
通常はふわふわと浮いていて、感情に合わせて表情や頭の上のアンテナが変化します。
本を読む時や手を振る時には手が生えてくる、自由なキャラクターです。
皆さんへ必要な情報を届けられ、嬉しくて頭に花が咲いてしまうことも...!
4 スターピーの使命
ビジネス支援室の広報担当として、以下の使命を持って活動をしていきます。
- ビジネス支援室が親しみやすい場所になるよう皆さんをお迎えする
- ビジネス支援サービスについて皆さんに分かりやすく周知する
- ビジネス支援サービスをたくさんの方に知ってもらえるよう、
図書館内外の様々な場で広報する - ビジネス支援室を利用するきっかけ作りに貢献する
5 これまでの活動、そしてこれから
これまでの「スターピー」の活動の一部を御紹介します。
・ビジネス支援室の入口で皆さんをお出迎え
・ビジネス・産業支援担当職員の名札に愛らしく登場
・県立熊谷図書館だより第91号で「令和 5 年度女性創業相談会 in 埼玉県立熊谷図書館」を広報
★クリックすると、「県立熊谷図書館だより 第91号」を御覧いただけます
・県立熊谷図書館だより第92号で「女性のためのプチ起業セミナー&交流会in埼玉県立熊谷図書館」を広報
★クリックすると、「県立熊谷図書館だより 第92号」を御覧いただけます
・ミニ展示「Let's コミュニケーション!」の展示資料リストで資料紹介
★クリックすると、「ミニ展示「Let's コミュニケーション!」の展示資料リスト」を御覧いただけます
・ミニ展示の閲覧時に数取り機を押すよう呼びかけ
・令和5年6月20日(火曜日)「女性のためのプチ起業セミナー&交流会in埼玉県立熊谷図書館」を取材
・令和5年7月21日(金曜日)「仕事に役立つ!「官報」を知ろう」で文書館のキャラクターもんじろうとコラボレーション
この他、ビジネス・産業支援担当が作成したチラシやポスターでも、公式広報キャラクターとして活躍しています。
講座に出張したり、展示を盛り上げるために本にそっと寄り添ったり、スライドに登場したりと、様々なシーンで活動中です。
これからも「スターピー」は様々な講座やセミナー等の事業で広報担当として活躍してくれる予定です。
「スターピー」に会いに、ビジネス支援室へ足を運んでいただけると嬉しいです。
ビジネス支援室に入ったことがない方も、既に利用されている方も、皆さんの御来館をお待ちしています!
令和5年8月30日
2022年9月21日
資料展「『働く』を考える」開催中!
こんにちは。
熊谷図書館のビジネス・産業支援担当です。
現在、熊谷図書館2階ロビー、1階ビジネス支援室では資料展「『働く』を考える」を開催中です。今後に役立つ「働く」ことに関連した資料を集め、6つのテーマに分けて展示をしています。
2階ロビーでは、「1.働くとは?:概念・哲学」、「2.さまざまな働く:業界・職種」、「3.働くには:就職・就業」、「4.働こう!:スキルアップ・仕事術」、「5.こころ健やかに働く:メンタルヘルスケア」の5つのテーマを。
1階ビジネス支援室では、「6.働こう!:コミュニケーション、伝える技術」のテーマで資料を展示しています。
展示資料は一部の資料を除き、貸出することも可能です。では、ここからは各テーマを順に御紹介します!
1 働くとは?:概念・哲学
まずは「働く」を考えるにあたり、働くとは何か? なぜ働くのか? その概念・哲学に関する資料を集めました。「働く」ことの理由、意味、考え方がやさしくまとめられた児童書も展示しています。
今一度、「働く」を考えてみてはいかがでしょうか。
➧展示資料「1 働くとは?:概念・哲学」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
2 さまざまな働く:業界・職種
次に、さまざまな業界・職種に関する資料を集めました。どんな仕事が存在し、どうしたらその仕事に就くことができるのか。御覧いただくことで、「こんな仕事があるんだ!」「こんな副業ならできるかも?」などと、新しい発見があるかもしれません。
➧展示資料「2 さまざまな働く:業界・職種」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
3 働くには:就職・就業
そして、このコーナーでは仕事に就くために役立つ「就職・就業」に関する資料を集めました。就職、転職、再就職、とさまざまなケースの資料を展示しています。このコーナーの展示以外にも、1階ビジネス支援室には就職・就業に関する資料を御用意しています。
ぜひ御活用ください!
➧展示資料「3 働くには:就職・就業」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
4 働こう!:スキルアップ・仕事術
続いてこちらのコーナーには仕事に就いた後、「働く」を深めるためのスキルアップ、仕事術に関する資料を集めました。ビジネスマナー、仕事改善術から実務につながる動画作成、デザイン術など、実践に使える資料を紹介しています。
お手に取って見てみたい方は、どうぞカウンター職員までお声がけください!
➧展示資料「4 働こう!:スキルアップ・仕事術」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
5 こころ健やかに働く:メンタルヘルスケア
「働く」にはこころとからだのバランスが大切。このコーナーではこころ健やかに働くための、メンタルヘルスケアに関する資料を集めました。DVD資料もあります。こころのもやもや解消に、少しでもお役に立てたらと思います。
➧展示資料「5 こころ健やかに働く:メンタルヘルスケア」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
6 働こう!:コミュニケーション、伝える技術
最後に、1階ビジネス支援室の展示の御紹介です。このコーナーでは、「働く」に活かせるコミュニケーション、伝える技術に関する資料を集めました。コミュニケーション力、交渉術、プレゼン手法の技術など、仕事だけでなく日常生活でも使える資料を展示しています。手に取りやすい書架のため、見てくださる方も多く、現在貸出中の資料も多々あります!
ビジネス支援室の一般書架にも関連資料がありますので、どうぞお気軽に御入室ください!
➧展示資料「6 働こう!:コミュニケーション、伝える技術」の詳細は資料リストを御覧ください (外部サイト:「ナラベル」)
展示期間も後半に入り、少し展示の様子も変化しています。 まだ御覧になっていない方も、既に御覧いただいた方も、ぜひお立ち寄りいただけると嬉しいです。みなさまの御来館をお待ちしています!
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期間:令和4年8月2日(火曜日)~10月2日(日曜日)
場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー、1階ビジネス支援室
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2020年6月23日
ビジネス支援室へようこそ
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館により、長らくお入りいただけなかったビジネス支援室にも、2020年6月2日(火)からお入りいただけるようになりました。
今回は、そんなビジネス支援室の中を、ご案内したいと思います。
これが入り口です。県立熊谷図書館の1階、正面玄関を入ってすぐのところにあります。
入り口の右手では、求人誌やハローワークからのお知らせを配布しています。
求人誌は、毎週入れ替わります。
さあ、入ってみましょう。
入って右手に受付カウンターがあります。
新型コロナウイルス感染防止のため、今はビニールカーテンが設置されています。
職員は、2名常駐しておりますが、今は部屋のどこかに隠れているのでしょうか・・・
左手には、パンフレットコーナーがあります。
起業や経営・スキルアップ、就職に役立つパンフレットが約130種類あり、必要なものを持ち帰ることができます。
パンフレットの奥には、ビジネス関係の雑誌があります。
『エコノミスト』『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』『日経ビジネス』『ニューズウィーク日本版』の週刊誌や、『Diamondハーバード・ビジネス・レビュー日本版』『宣伝会議』などの月刊誌含め、室内には約90タイトルあります。ビジネス関係雑誌の最新号は貸出ができませんが、バックナンバーになると貸出可能となります。予約も承っています。
ビジネス関係雑誌の隣には、ミニ展示コーナーがあります。
現在は、「コロナに負けないビジネス」と題して、在宅勤務や資金繰り、リーマンショックの頃の経済、松下幸之助や渋沢栄一など先人の言葉、事業計画書(BCP)に関する図書や雑誌記事を展示しています。会場で配布している資料リストでは、テレワークなどに関する情報収集に役立つウェブサイトも紹介しています。(資料リストはウエブサイトでもご覧いただけます。)
資料を閲覧する席もあります。新型コロナウイルス感染防止のため、いつもより少ない席数ですが、腰をかけて雑誌や図書をご覧いただけます。パソコン用の電源もありますので、パソコンを使いながら、室内の図書を使った調べものも可能です。
データベース検索用パソコンが3台あり、ビジネス支援室では、15種類のデータベースをご利用いただけます。日本経済新聞の記事検索ができる《日経テレコン21》や、商圏情報の調査に役立つ《市場情報評価ナビMieNa》、約50万社の企業情報を検索できる《TSR企業情報ファイルCD-Eyes50》などなど!データベースの詳細については、データベース紹介をご覧ください。
さらに奥へ進むと、法律雑誌のコーナーがあります。
『ジュリスト』『判例タイムズ』『判例時報』など、判例雑誌については、ご利用が多いため、バックナンバーも貸出ができませんが、コピーサービスは行っています。また、データベース《D1-Law法情報総合データベース》《SMART判例秘書》で検索・プリントアウトが可能なものもあります。
さらに奥まで進んだ方・・・これは何でしょう?
正解は「全国の電話帳」でした。
埼玉県内はもちろん、北は北海道から南は沖縄県まで、ハローページ・タウンページが揃っています!貸出はできませんが、閲覧・コピーサービスをご利用ください。
古い『会社四季報』も手にとってご覧いただけます。
そして忘れてはならないのが、図書です。
室内には、ビジネス関連図書が約3,600冊あります。
一部の参考図書を除き、ほとんどのものを貸出しています。
お仕事のヒントになるものが見つかるでしょうか・・・
就職に役立つものや・・・
起業に役立つものもあります。
貸出はできませんが、『業種別審査事典』もあります。
これでひととおり、ご案内しました。
受付は・・・というと、あれ、まだ戻ってきていませんね。
恥ずかしくて隠れてしまったのかもしれません。
普段は、司書が2名常駐していて、図書や雑誌の場所をご案内したり、調べもののお手伝いをしたりしています。見かけたら、お気軽にお声がけください。
ビジネス支援室でお待ちしております。
2019年10月19日
就業支援講座を開催しました。
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
9月11日(水曜日)、
県立熊谷図書館とハローワーク熊谷において、
就業支援講座「目にとまる応募書類を作成しよう!」を開催しました。
ハローワーク熊谷と埼玉県北部福祉事務所と県立熊谷図書館がタッグを組んで、
ひとり親家庭等の方や子育てを終えようとしていて、
就職や転職を希望する方を対象に行いました。
このような講座を開催するのは、今回が初めてです。
最初は、県立熊谷図書館1階の鑑賞室に集まりました。
県立熊谷図書館長がごあいさつ
つぎに、図書館のサービスを知っていただくため、
図書館の職員がご説明しました。
最初にビジネス支援サービスのご紹介。
県立熊谷図書館のビジネス支援室には、
就職や転職に役立つ本やデータベースがあることや、
2階のロビーで現在「ライフステージに合わせた働き方を考える」
というテーマで資料展示を行っていることを説明しました。
(資料展示は令和元年10月6日(日曜日)まで延長しました。)
次におはなし会のご紹介。
図書館では、
毎月第2・3・4土曜日におはなし会を開催しています。
スタンプカードをお渡ししていて、
来てくださったお子さんにスタンプを押していただけること、
スタンプが10回分押されると、
景品を差し上げることなどを説明しました。
![8251おはなし会の紹介.JPG](../03.jpg)
そして、実際におはなし会を体験していただきました。
おはなし(覚えたおはなしを何も見ないで語ります。
ストーリーテリングともいいます。)の実演を
元埼玉県立図書館職員の
小山正記さんにしていただきました。
演じてくださったのは、「腰折れすずめ」です。
(出典:『おはなしのろうそく 16』東京子ども図書館編・刊行 1987)
鑑賞室の中に、昔ばなしの世界が広がり、
ゆったりとした時間が流れました。
いよいよ講義です。
「再就職や転職に直結する履歴書・職務経歴書の作り方」
講師は、
埼玉県北部福祉事務所の就業支援専門員である
涌水照良さんです。
履歴書や職務経歴書、添え状・送り状の作り方について、
具体的に例を示しながら、教えていただきました。
たとえば、履歴書の写真は非常によくチェックされるところから、
履歴書用の写真を撮る時のポイントは・・・
・写真屋さんで撮影した方がよい
・口角は上がっていた方がよい
・襟元はTシャツよりはフォーマルな方がよい
などなど、すぐに役立つ情報ばかりです。
質疑応答の時間には、
「職務経歴書をどう書けばよいか?」、
「ひとり親支援の相談の受付時間は?」
などの質問が寄せられました。
休憩をはさんで、
お隣のハローワーク熊谷セミナールームへ移動しました。
ハローワーク熊谷の求職者専門相談員である
権田由加さんから、ハローワークの3つの窓口について
説明していただきました。
・専門窓口:ひとり親の方の相談窓口があります。
転職や就職だけでなく、
現在の仕事の悩みも相談できます。
・マザーズコーナー:お子さんと一緒に来て、
相談を受けることのできる部屋が
ハローワーク熊谷の2階にあります。
・職業訓練窓口:資格や技術を身につけるための
相談を受けることができます。
また、ハローワークインターネットサービスについても
説明していただきました。
インターネットにつながるパソコンがあれば、
ご自宅でもハローワークの求人情報を検索することができます。
(ただし、ハローワークの求人検索パソコンでしか見られない求人情報もあります。)
ハローワーク熊谷で、どんな相談をすることができるか、
イメージがつかめました。
最後に、希望する方には、
ハローワーク熊谷のマザーズコーナーの見学や
求人情報の検索機の体験をしていただきました。
※ ハローワーク熊谷で、お子さん向けにかわいらしいコマを用意してくださいました。
終了したところで、はげしい雷雨・・・。
参加した方は、なかなか帰れなくなってしまいました。
事前の申込みを12名の方からいただきましたが、
当日は5名の方がご参加くださいました。
参加してくださった皆様ありがとうございました。
また、今回残念ながらご欠席となった皆様、
参加されなかった皆様、
図書館や福祉事務所、ハローワークのご利用をお待ちしております!
埼玉県立図書館の子ども読書支援についてもっと知りたい方は
「子ども読書支援サービス」ご案内をごらんください。
埼玉県立図書館にビジネス支援サービスについてもっと知りたい方は
「ビジネス支援サービス」のご案内をごらんください。
運営にご協力くださった皆様、ありがとうございました。
2018年4月7日
ビジネス支援講座「仕事に活かすデータ分析入門」を開催しました
去る3月11日、ビジネス支援講座
「仕事に活かすデータ分析入門 ~『ロジック』と『ストーリー』でデータ分析の説得力アップ!」を、
熊谷商工会議所を会場に開催しました。
ビッグデータ時代の到来によって、ビジネスパーソンにとって「データの分析、活用」が必須のスキルになりつつあります。
事業計画や意思決定のため、また時代や社会の動きやニーズを読み、自分の会社・組織の強み弱みを把握するためにもデータ分析は欠かせません。
そのため大企業では専門家を雇ったり、データ分析を専門機関に外注していますが、中小企業や個人はそうはいきません。
県立図書館では、22種の商用データベースを無料で提供し、統計やデータ探しのお手伝いしてきましたが、これからはデータの活用方法も支援していきたいと考え、この講座を企画しました。
講師は、データ&ストーリーLLC代表 柏木吉基(かしわぎ・よしき)氏。
データ分析・ロジカルシンキングを武器とした課題解決トレーナーとして、企業や自治体などからひっぱりだこのプロ講師です。
当日は、県内有数の企業の経営者を含むビジネスパーソンから、商工機関職員、自治体職員まで、69名の参加があり、みなさん頷きながら熱心に耳を傾けていました。
今回の講座の目的は「データ分析の基本について理解を深める」とともに、
それぞれの課題を解決するために「必要な考え方を学ぶ」こと。
データを取ってみた。グラフにしてみた。さて、どうやって分析しよう.. これは NG!!
「データをじっくり眺めていても、答えなんて出てこない」
何を知りたいのか、何のためにデータ分析をするのか。データを集める前に、まず 目的を明確にし、仮説を立てる。
そして、答えを見つけるために データの特徴を多面的に捉える、比較する。
データには大きさ、比率、推移、バラつきといった尺度があります。まずは2つの軸のデータを比較してみる。どう組み合わせれば、過去のデータから一般的な原則、ストーリーを見つけられるのか、試行錯誤する。
小学生にして柏木先生の著書を全冊読破したという、息子さんの夏休み研究を事例として、データ分析のはじめの一歩をわかりやすく解説してくださいました。
これを書いている私自身、今まで業務統計やアンケート調査をただ何となく実施し、報告してきたわが身を振り返り、恥ずかしくなりました..(それは「データ分析」でなく、単なる「データ整理」と言うのだそうです)。
講座の最後には「必要な情報収集については、(図書館を含む)行政を利用するとよい。コストをかけなくてもデータを入手できる」とご紹介くださいました。
実は、柏木講師には講座の前に熊谷図書館ビジネス支援室をご案内したのですが、「豊富な情報が得られる、地域経済の活性化に役立つ」と嬉しいご感想をいただきました。
講演のあとは、埼玉県統計課より「役に立つ統計ツールについて」のミニ講座。
統計課では「彩の国統計情報館」(https://www.pref.saitama.lg.jp/theme/tokei/index.html)を公開しています。
埼玉県の様々な統計データを入手でき、将来人口や経済波及効果の計算もできる便利なサイトです。
県庁内にある「統計相談室」 (https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/toukeisoudanshitsu.html)で各種統計書を閲覧したり、電話で相談することもできます。
最後に、司書より熊谷図書館のビジネス支援室をご紹介しました。
「熊谷図書館のビジネス支援室をご存知ですか..?」
データ分析以前に、必要なデータをどう探してよいか困惑している方も多いかもしれません。そんなみなさんの情報・データ探しのお手伝いをするのが図書館です。
ビジネス支援室で一番人気のデータベース
「市場情報評価ナビ MieNa」(商圏分析)や
「TSR企業情報ファイル CD-Eyes50」(企業情報) についてもご案内しました。
個人で契約するには高額なデータベースが図書館では無料で検索できますので(コピーは実費)、遠方からこれらを目当てに通ってこられる方も少なくありません。
おかげさまで、講座終了後には「データベースを試してみたい!」と熊谷図書館へ駆け込んでくださる方もいらっしゃいました。
参加者のご感想より
- データを見る前にまず考える。目的をはっきりさせて要因をつかむ思考について、素人が陥りやすいポイントを事例も踏まえて説明してくださったので、概念が変わって視野が広がりました。
- データ整理とデータ分析の違いは明確で分かりやすかったです。ビジネスに取り入れて、有効活用したいと思います。
- 仮説の上でデータ整理する2軸での分析は衝撃でした。
会場には柏木講師の著作や、統計・データ分析を学ぶ図書、雑誌を展示。
休憩時間や講座終了後に、みなさんが非常に熱心に図書をご覧になっていたのが印象的でした。
講座で基本的な考え方を学び、さらに図書を読んで実践してみよう!という意気込みが伝わってきました。
柏木先生の著書 も、講座同様、とてもわかりやすくデータ分析を学べるので、おススメです。
柏木吉基氏著作リスト/「ビジネス数字を味方に」おすすめ資料リスト
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/kashiwagiyoshiki_list.pdf
県立熊谷図書館 ビジネス支援サービスのご案内
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/business/index.html