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2022年2月

2022年2月1日

こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―

こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、図書館職員が所蔵する図書をご紹介します。

さて、今月は...

■No.1■
『大河ドラマをつくるということ』(大石学、時代考証学会編 名著出版 2012)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:778.8/タイ>

「大河ドラマをつくるということ」書影

渋沢栄一に畠山重忠。埼玉ゆかりの偉人が相次いで大河ドラマに登場する。彼らや活躍した時代をどう描き出すか。それには時代考証が欠かせない。本書は時代考証学会によるシンポジウムの記録である。考証会議を重ね脚本が修正される過程、歴史学者だけではなく衣装や照明担当者の考証など、取り上げる作品は違えども制作現場の裏側を窺える。各地で新資料が発見されることもあるとか。大河ドラマの見かたを広げてくれる一冊。
(紹介者: 大島)

■No.2■
『昆虫の飛翔』(栗林慧著 平凡社 1981)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:D486.1 /ク>

「昆虫の飛翔」書影

3万分の1秒。これは、昆虫の羽ばたきを撮るために必要なシャッタースピードである。失敗と改良を重ね、著者は昆虫の飛行撮影システムを開発した。本書はその成果を収めた写真集である。鳥は飛ぶとき、肢を縮める等して空気抵抗を減らす。一方、昆虫はそんなことお構いなしに、肢や触覚を目一杯広げて飛ぶ。彼らのユーモラスかつ見事な飛翔術に、小さな昆虫の偉大さを垣間見た。身近な昆虫の知らない姿を教えてくれる一冊。
(紹介者:松本)

■No.3■
『〈いのち〉とがん』(坂井律子著 岩波書店 2019)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:491.65 /イノ>

「いのちとがん」書影

本書は、NHKディレクターの著者が、自身の膵臓がんとの闘い・共存の日々を記した闘病記である。治療法の選択や抗がん剤の副作用による食の問題など貴重な「がんの実際の情報」を知ることができるだけでなく、いのちを見つめ直すきっかけを与えてくれる。二人に一人はがんになるという現代、がんは誰もが避けては通れない病となった。がんに関心がある人はもちろん、がんを他人事だと思っている方にも是非おすすめしたい。
(紹介者:石関)

それでは、次回もお楽しみに。

2022年2月1日

オンラインでも音訳者研修会

こんにちは。久喜図書館バリアフリー読書推進担当です。

当館の対面朗読や録音図書製作を支えてくださる音訳者の皆様。

その音訳技術をスキルアップするために、毎年音訳者研修会を開催しています。

今年は感染症対策のため、会場参加とオンライン参加を併用しています。(感染状況によっては会場参加を中止し、オンラインのみにすることも検討します。)

会場は三密にならないよう、間隔を空けて座っていただきました。

入り口には消毒を設置し、その場で体温も確認しました。もちろんマスク着用と会場の換気も行っています。

オンライン参加は、zoomを使用しています。事前に希望者に向けてzoomのインストールや使い方を講習し、スムーズに研修会を受けられるように配慮しました。

音訳者研修会の参加者の画像

講師の声はもちろんのこと、会場やオンラインの参加者の発言がお互いに聞こえるように、マイクつきスピーカーを活用しています。

配布資料は画面共有することで、会場のスクリーンやオンライン画面に映し出すことができました。

音訳者研修会の講義の画像

オンライン参加者の皆様からは、会場の発言が聞こえにくかったとのコメントもありましたが、講師の声はきちんと届いており、zoomの操作もすぐに慣れていただけたようです。

まだまだ課題はありますが、図書館から遠方にお住いの音訳者様が自宅で研修会に参加できる、そんな環境を整えることができたと思います。

今年の音訳者研修会はまだ続きます。会場でもオンラインでも、音訳者の皆様のスキルアップができますように!!