2017年9月
2017年9月1日
【久喜】講演会「がんと仕事」開催いたしました!
8月26日(土)に県立久喜図書館で、講演会「がんと仕事 それでも、働きたい!」を開催しました
講師は、自身もがん経験者であり、がん患者の就労支援に取り組んでいる特定社会保険労務士の近藤明美氏です。近藤氏は、越谷市で近藤社会保険労務士事務所の代表を務められるほか、一般社団法人CSRプロジェクト、NPO法人がんと暮らしを考える会の副代表としても活躍しておられます
講演ではまず、がんと診断された方が仕事を続けていくことの困難さや、それでも働き続けたい理由などを、統計を基に解説して頂きました。
がんの治療をしながら働くためには「伝える力」「制度の活用」「自己選択」が大切だというお言葉に、深く頷く参加者もみられました。
がんと診断されたら、職場にどう伝えればよいのか・・・。誰もが悩むその問いに、会社側はココが知りたい!という観点からお話いただき、とても勉強になりました!
その上で、利用できる制度や相談窓口などをご紹介。傷病手当金の受給資格など、複雑な制度をわかりやすくお話し頂きました。
参加された方の中には、メモを取る、講演会後にがん関連資料を手に取るなど、熱心に情報を収集する姿が多くみられました。専門家からお話を伺う機会は多くはないはず。関心のある方には、参考になる講演会だったのではないかと思います
近藤氏のご講演のあとは、司書によるミニ講座「図書館でがん情報を入手する」を行いました。
がんに関する情報は世に溢れていますが、その中でもお勧めの図書シリーズや、信頼できるウェブサイトをご紹介し、資料リストとしても配布いたしました。紹介した資料は会場の後方で実物を展示し、休憩時間には手にとれるようにしました。また、配布した資料リストはウェブサイトからダウンロードできます。
がん情報コーナーでがん関連資料を取り揃え、お持ち帰りできるパンフレットをご用意し、資料リストや上記のような講座で、ご自身で調べるための情報をご紹介!
県立図書館は、情報を求める方の力になる、情報探しの窓口を目指しています。
お悩みの際はお気軽にご相談ください
この夏、その他にもがんに関するイベントとして
☆「図書館で、よろずがん相談」(9月7日 木曜日)
☆がん患者会・支援団体パネル展示(~9月18日 月曜日・祝日)
☆ミニ展示「がんと仕事 ~社会とつながる~」(~9月18日 月曜日・祝日)
の3つのイベントを開催いたします!
がんについて知りたい方はぜひこの機会に県立久喜図書館へお越しください