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2017年6月

2017年6月27日

マイクロフィルムの使い方

こんにちは。
熊谷図書館の海外資料担当です。
みなさんは熊谷図書館の3階にあるこの機械を使ったことがありますか?
マイクロフィルムリーダー画面

置いてあるのは知っているけれど使ったことがないという方もいらっしゃると思います。
これは"マイクロフィルム"という資料を見るための機械です。
しかし、いきなりマイクロフィルムといわれても、想像しにくいかもしれません。
マイクロフィルムというのは下の写真のような資料です。
マイクロフィルム

このマイクロフィルムの中には、紙では所蔵していない昔の新聞が写されています。
どのような資料がマイクロフィルムになっているかは、埼玉県立図書館所蔵購入新聞一覧【日本語新聞】をご覧ください。
今回はこのマイクロフィルムの使い方を紹介します。

使い方
1まず、カウンターに利用したい新聞の誌名・日にちをお伝えください。資料を職員が持ってきます。
2フィルムをセットします。
マイクロフィルムを機械にセットする様子

3このつまみを右に回すとフィルムが進んで、左に回すとフィルムが戻ります。
マイクロフィルムリーダーのコマ送り方法

4このつまみを動かすことで、資料を写す位置を動かすことができます。
マイクロフィルムリーダーの資料映写位置変更方法

どうですか?
この機械を使えば、新聞の古い記事を見ることができます。
また、記事を印刷することもできます。(印刷方法は職員にお尋ねください。)
ぜひ、古い新聞記事を探したいというときは使ってみてください。

2017年6月25日

食育に関する資料を紹介しています!

6月は食育月間です♪
久喜図書館では、平成29年度久喜市食育セミナーに合わせて、食育に関する資料を紹介する展示を開催しています。
タイトルは「オトナもコドモも 食べて育つ!」

食育というと、コドモが学ぶもの、もしくは栄養学などの難しいものと思っていらっしゃいませんか?
食べることは生きること、そしてとっても楽しいことです
今回の展示では、食育ってなに?という疑問にお答えする資料から、埼玉の伝統食について書かれたもの、野菜や果物を自分で育てるための本、食の安全について考える資料まで、「食」の資料をたくさん集めました!(こっそり食品サンプルの本も・・・)
コドモからオトナまで楽しめる資料を取り揃えております。

その中でも個人的なオススメ本は
『日曜日の朝ごはん こどものりょうりえほん 1』
(碧海酉癸ほか/文 落合稜子ほか/絵 東京 復刊ドットコム 2012)
日曜日のあさごはん.png

とにかくとっても素敵で可愛い絵本です。70年代に刊行された絵本の復刊ですが、古さを感じさせない絵で、オトナの方がとりこになってしまいます。
レシピの本なのですが、食事作りの準備から後片付け、実際の料理の仕方や調理器具の扱い方まできちんと書いてあるところが素晴らしい。シリーズは全5冊です。
たまごやきにコンビーフキャベツ、カレーうどんにモカフラッフ(どんな料理でしょう?気になる方は本で確認してみてくださいね。フラッペじゃないよ)・・・バラエティ豊かでおしゃれな料理がたくさん。

そのほか、14冊のオススメ本を掲載した食育ブックリストもぜひご覧ください!
資料展示の様子は、資料展のご案内のページからどうぞ。

食育展示.png

食育展示2.png

2017年6月8日

資料展「裁判員に選ばれたら -実施から8年、裁判員制度を再考する-」

資料展「裁判員に選ばれたら -実施から8年、裁判員制度を再考する-」開催中!

(県立熊谷図書館)


こんにちは
熊谷図書館人文・社会科学資料担当です
6月に入り、最近は空模様が安定しない日が増えてきました。
今日は天気が崩れないか、傘は必要か、判断力が試されますね

さて、そんなはっきりしない空の下、熊谷図書館では新たな資料展が始まりました
その名も、
「裁判員に選ばれたら-実施から8年、裁判員制度を再考する-」


そう、8年前に施行された「裁判員制度」の資料展です。裁判員制度資料展.JPG
「裁判員制度」、皆さんも耳にしたことがあるかと思います。
この制度により、私たちは誰もが「裁判員」として人を裁くことになる可能性が出てきました
「人を裁く」のですから、傘とは比べ物にならないほど重要な判断を下さなければなりません。
果たして、裁判員制度を知らないまま法廷に立つことができるでしょうか

え? 裁判員に選ばれるのは本当に低確率だから自分には関係ない?
いやいや、そんなことはありません。当たる確率は低かれど、必ず誰かが当たるのです
裁判員に当たる確率は年間で0.01%、一万分の一の確率だと言われています。
これだけ聞くとやはり当たることはなさそうに思えてきますが、これを50年に引き直すと、20歳から69歳の間に一度でも裁判員に選ばれる可能性は0.46%になります。
これはなんと、じゃんけんで5人に連続で勝つ確率(0.41%)よりも高いのです
そう考えてみると、「裁判員」というのは思ったよりも自分に近い存在なのだと思えてきませんか?
いつ裁判員に選ばれてもいいように、この機会に是非「裁判員制度」について知っておきましょう
裁判員に選ばれたら.JPG
とはいえ、裁判員制度と聞いてピンと来ない方も多いのではないでしょうか
「名前だけはよく聞くけど......」
「とりあえず裁判するんでしょ?」
なんて思っている人にオススメなのがこのコーナー
ここでは裁判員制度に関する基礎的な知識と、裁判員の候補に選ばれてから裁判に参加するまでの流れが分かりやすく解説されていま
そして気になる本があれば、そのまま借りることもできちゃうんです

「でも、いきなり「裁判」なんて言われてもなぁ......」
「そもそも裁判とか制度とか、難しいことは分かんないよ」
そんなあなたにはこちら
映像・物語で学ぶ裁判への市民参加.JPG
そう! 物語や映像資料!
いきなり裁判の本を読むのは敷居が高いという人は、まずは「裁判」を扱ったフィクション作品から始めてみてはどうでしょうか。
もちろん(一部を除いて)貸出可能なので、家でゆっくり楽しむこともできます
まずは自分のペースで、リラックスしながら「裁判」と向き合ってみませんか?

さて、これらの本や映像で「裁判員制度」に興味を持ったら、次は裁判についてより知識を深めましょう
裁判員制度を取り巻く諸問題.JPG

裁判員制度・陪審制・参審制.JPG

上のコーナーには裁判員制度の課題や実際に起きた問題についての本が並んでいます。
否定的な意見も聞かれる裁判員制度、その長所と短所をしっかり把握することで、裁判員としての自分の在り方を考えることができるでしょう。
そして、下のコーナーでは海外や昔の日本の市民参加型裁判制度について展示しています。
今の裁判員制度と見比べてみると意外な発見があるかもしれません。


いかがでしたか
本展示は裁判員制度について全く知らない人から、より深く知りたいと思っている人まで幅広く活用できる展示となっております


いつ、だれが選ばれるか分からない裁判員制度。
そんな制度だからこそ、いつ自分が選ばれても堂々としていられるように準備をしておきたいですよね。
さあ、空を見上げて傘を持ったら、図書館で裁判と向き合いましょう


資料展「裁判員に選ばれたら-実施から8年、裁判員制度を再考する-」


期間 5月27日(土)~7月30日(日)
※図書館休館日を除く


場所 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

皆様のご来館を心よりお待ちしております