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2024年5月

2024年5月31日

資料展「埼玉のふーど ―食からみる郷土―」開催中!

こんにちは。熊谷図書館 地域・行政資料担当です。

現在、熊谷図書館2階ロビーで開催中の埼玉県の食に関する資料展示「埼玉のふーど ―食からみる郷土―」をご紹介します。

(施行文)ポスター・チラシ .jpg

展示に取り上げたなかには、「埼玉の食べ物といえばこれ!」と真っ先に思い浮かぶものや「これも埼玉だったの?」と意外に思うものもあるかもしれません。

実際に資料を手に取ってご覧いただくこともできますので、熊谷図書館にお越しの際にはぜひ楽しんでください。※すべて館内利用のみ。

1 郷土料理

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2階閲覧室に1番近い展示ケースです。

農産物の宝庫である埼玉県では、行事食や日常食として独自の食文化が形成されています。このケースには、風土がもたらす食材・文化や郷土料理の載っている資料を集めました。

県全域の伝承料理がまとめられている資料や47都道府県の郷土料理が紹介されている資料もあります。レシピが載っているものもあるので、味を想像したり実際に作ってみたりするのも楽しいですね。

【関連「調べものに役立つ資料案内」→ 埼玉の食について調べる 2016年12月 (PDF:308.0 KB)

2 B級グルメ

B

郷土料理から発展したものや地域の特産品を使ったユニークなものなど、B級グルメのコーナーです(B級と称されていないものも含みます)。地域のPRのため、見ごたえ満点の冊子や持ち運びやすいリーフレットなどが多いです。

小麦の生産額が全国有数の埼玉県では、各地で美味しいうどんが食べられます。

熊谷にもたくさんのうどん屋さんがあり、先日まで「熊谷肉汁スタンプラリー」が開催されていました。ケース内の黄色い資料はそのスタンプラリーの第1弾で配布されたものです。

【関連「調べものに役立つ資料案内」→ 埼玉のうどんについて調べる 2022年3月 (PDF:2.0 MB)

3 菓子類と加工食品

ケース4.jpg

埼玉県の銘菓や酒、加工食品に関する資料を紹介しています。

【関連「調べものに役立つ資料案内」→ 埼玉の銘菓について調べる 2022年2月(PDF:1.4 MB)

大消費地である東京近郊に位置する埼玉県には食品工場が多く、商品や製造工程について

楽しく学ぶことができる施設もあります。

最近は気温が高くなってきたのでガリガリ君推しです。

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4 埼玉の食べ物案内

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埼玉県内の飲食店や手土産などを紹介している資料を集めました。見ているだけでわくわくするコーナーです。

3階埼玉資料室にもグルメガイドがありますので、興味のある方は足を運んでみてください。

資料展「埼玉のふーど ―食からみる郷土―」は84日(日)まで開催しています。

どなたにも気軽に楽しんでいただける「食」の展示。皆さんも埼玉のフードから風土を覗いてみませんか?

【熊谷】資料展「埼玉のふーど ―食からみる郷土―」

期間:令和6年5月25日(土曜日)~8月4日(日曜日)

場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー

みなさまのご来館をお待ちしています!

※本展示で紹介している資料はすべて館内利用(貸出不可)です。館内で複写サービスをご利用いただけます。一部資料については、取り寄せのうえ貸出ができます。お気軽にカウンターまでお尋ねください。

2024年5月25日

音訳者ってご存じですか??

こんにちは!久喜図書館バリアフリー読書推進担当です。
5月になり、新緑がまぶしい季節になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

埼玉県立図書館では、視覚障害などにより、活字での読書が難しい利用者に向けて、対面朗読サービスの実施、音声デイジー(デジタル録音図書)の製作と貸出などを行っています。
最近では、Zoomを使ったオンライン対面朗読なども行っており、より多くの方にご利用いただいています。

Zoomtaimenroudoku.jpg

ところで、対面朗読や音声デイジーでは、誰が図書を読み上げているかご存じですか?
県立図書館では、「音訳者」と呼ばれる、音訳の専門スキルを身に着けた方にご協力いただいています。

音訳とは、ただ活字を読むのではありません。

読めない漢字の読みの調査をした上で、文意に合った正しい日本語のイントネーションで読むなど、利用者が聞き取りやすいように読むことに加え、表紙・装丁のデザインや挿絵、グラフ、表などもわかりやすく言葉で説明します。
音訳とは、目による読書が困難な人に、本の内容を伝える、とても奥が深い技術なのです。

読書に困難のある人の情報へのアクセスには欠かせない存在であるのに、高齢化などで減少している音訳者......。
そこで、令和5年度から新規音訳者養成講座を開催。新たに19人の音訳者が誕生しました!


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令和6年度は、引き続き中級講座を実施し、音声デイジーの製作実習など、より実践的な内容になる予定です。
また、初級を修了した新規音訳者の中には、早速、対面朗読の現場で活躍していらっしゃる方もいます!

音訳者も増え、パワーアップした埼玉県立図書館の障害者サービスをぜひご利用ください!

2024年5月24日

こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―

こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、所蔵する図書を図書館職員がご紹介します。

書棚.jpg

さて、今月は...

■No.1■

『モビリティと人の未来 ―自動運転は人を幸せにするか―

(「モビリティと人の未来」編集部編 須田英太郎ほか著 平凡社 2019)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:537.8/モヒ>

モビリティと人の未来.png

本書では自動運転に関する技術的、社会的な課題が18名の専門家により多角的に論じられている。私はこれまで車で約40万キロ、地球10周分の距離を運転して来たが、自動運転が人間社会にもたらす影響は想像以上に大きいと感じた。
安全確保をはじめ乗り越えるべきハードルは高いが、期待される効果として1交通事故の減少2医療・介護・農業・物流・公共交通の労働力不足解消3高齢者、障がい者、子供、外国人観光客、飲酒者の移動手段4災害時の効率的避難5人口減少社会の活性化と多岐に渡る。一方、懸念材料としては1個人情報の漏洩やシステムの乗っ取り2所得・貧富よるサービス享受の格差などが挙げられている。

産経新聞は令和6年4月22日付一面トップで「物流道路、首相きょう指示」と自動運転について大きく報じている。車を運転しない人も一読される事をおすすめしたい。

(紹介者:H.T.)

■No.2■

『「弔辞」集成 -鎮魂の賦-

(司馬遼太郎ほか著 青銅社 1986)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:910.26/チ>

弔辞集成.jpg

昔から卒業式などの別れの場で泣いたことがなく、しばらく経ってから、5月くらいに淋しくなってくるのが私だ。当たり前に会えていた時が過ぎ去ってしまったのをようやく実感するのだろう。弔辞とは、もう会えない相手に向けた最後の別れの手紙のようなものだ。
この本では、いわゆる文豪と呼ばれる人たちが実際に葬儀で読んだ弔辞や、雑誌に掲載された相手を偲んだ寄稿文がまとめられている。没年順に沿って編まれているため、かつて弔辞を述べた人が今度はおくられる立場になっていることもあり、味わい深い。友人、師弟、恋人、それぞれの関係によって綴られる言葉は違えども、相手の不在を淋しく思う面では共通している。特に芥川龍之介の『葬儀記』や室生犀星の『立原道造を哭す』はぜひ読んでほしい名文である。その切なさを堪能していただきたい。

(紹介者:M.S.)

■No.3■

『四季の恋の物語

(エリック・ロメール著 中条志穂, 松岡葉子, 山岸貴久美訳 愛育社 1999)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:952.7/ロメ701>

四季の恋の物語.png

映画を見ていて、その原作やシナリオを読みたいと思うことは多い。
本書は、フランスの映画監督エリック・ロメールの四部作、「春のソナタ」「夏物語」「恋の秋」「冬物語」のシナリオ集である。ただし、各作品の物語上の連続性はない。
ロメールの映画世界では、いつも風が渡り、木々が揺れ、鳥たちのさえずりが聞こえる。書物や読書にまつわるシーンがあり、哲学談議がある。偶然と、機知に富んだ会話に満ちている。

翻訳はいずれもこなれており、会話主体のシナリオ集ということもあって読みやすい。松岡の訳者あとがきにはおまけも付されている。機会があれば作品自体を御覧いただき、巡る季節を登場人物とともに味わっていただきたい。

ロメールにはこのほか、初期6作品の原作「六つの本心の話」(細川晋訳 早川書房 1996 ※県立図書館未所蔵)、映画論をまとめた「美の味わい」(梅本洋一 武田潔訳 勁草書房 1988)がある。興味を持たれた方は参照されたい。

(紹介者:蓮見 博)


それでは、次回もお楽しみに。

2024年5月21日

子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!

こんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。

新緑がまぶしい季節になりましたね。

埼玉県立久喜図書館では、427()に、「おおきなおはなし会」を開催しました。

「子ども読書の日」を記念して行われる、1年に1度の特別なイベントです。

しろくまが座っている様子プログラムが掲示されている様子

今回のおおきなおはなし会は、午後から「おはなしのじかん」と「おんがくのじかん」の2部構成で行いました。当日はあいにくのくもり空でしたが、あわせて95名の方々にご参加いただき、嬉しい限りでした。

「おはなしのじかん」では、ボランティアグループ「トムの会」のみなさんと職員で、

大型絵本や紙芝居、おはなしを披露したり、会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました。

大型絵本を読み聞かせしている様子

紙芝居を読み聞かせしている様子

てあそびをしている様子

すばなしを行っている様子

「おんがくのじかん」では、音楽ユニット「たまごさんど」のお2人が「さんぽ」や「となりのトトロ」、「パプリカ」など、オカリナやギター、三線、ウクレレ、オーシャンドラムを使って演奏してくださいました。会場は、美しい音色に包まれ、穏やかな時間が流れました。

演奏している様子

オカリナとオーシャンドラムの様子

手に持っているものがオカリナ、左側にある丸い形をしたものがオーシャンドラムです。

終了後、たまごさんどさんがオーシャンドラムに直接触れる機会を作ってくださったので、子どもたちは大喜びでした。

ピアノが置いてある様子

ちいさい子から大人まで、たくさんの方に楽しんでいただけました。

トムの会さん、たまごさんどさん、そしてご来館くださったみなさん、ありがとうございました。

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久喜図書館子ども図書室では、以下の日程でおはなし会を行っています。

【大きい子向き】 第123(5)土曜日の14時から1430

・絵本の読み聞かせ・紙芝居・素話 など

【ちいさい子向き】 毎月第4土曜日の14時から1420

・手遊び・絵本の読み聞かせ など

※親子ふれあい講座は、毎月第2水曜日の11時から1130

詳細はこちらから→埼玉県立図書館 こども室のお知らせ・イベント

是非いらしてくださいね。職員一同、お待ちしています。