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2024年5月25日
音訳者ってご存じですか??

こんにちは!久喜図書館バリアフリー読書推進担当です。
5月になり、新緑がまぶしい季節になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

埼玉県立図書館では、視覚障害などにより、活字での読書が難しい利用者に向けて、対面朗読サービスの実施、音声デイジー(デジタル録音図書)の製作と貸出などを行っています。
最近では、Zoomを使ったオンライン対面朗読なども行っており、より多くの方にご利用いただいています。

Zoomtaimenroudoku.jpg

ところで、対面朗読や音声デイジーでは、誰が図書を読み上げているかご存じですか?
県立図書館では、「音訳者」と呼ばれる、音訳の専門スキルを身に着けた方にご協力いただいています。

音訳とは、ただ活字を読むのではありません。

読めない漢字の読みの調査をした上で、文意に合った正しい日本語のイントネーションで読むなど、利用者が聞き取りやすいように読むことに加え、表紙・装丁のデザインや挿絵、グラフ、表などもわかりやすく言葉で説明します。
音訳とは、目による読書が困難な人に、本の内容を伝える、とても奥が深い技術なのです。

読書に困難のある人の情報へのアクセスには欠かせない存在であるのに、高齢化などで減少している音訳者......。
そこで、令和5年度から新規音訳者養成講座を開催。新たに19人の音訳者が誕生しました!


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令和6年度は、引き続き中級講座を実施し、音声デイジーの製作実習など、より実践的な内容になる予定です。
また、初級を修了した新規音訳者の中には、早速、対面朗読の現場で活躍していらっしゃる方もいます!

音訳者も増え、パワーアップした埼玉県立図書館の障害者サービスをぜひご利用ください!