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2022年11月

2022年11月1日

こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―

こんにちは。久喜図書館です。
このコーナーでは、所蔵する図書を図書館職員がご紹介します。

書架展示写真.jpg

さて、今月は...

■No.1■
『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著 幻冬舎 2016)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:913.6/オン>

2週間に及ぶ国際ピアノコンクールのすべてを、4人の主要コンテスタントの視点で描いた、音楽小説・青春小説の大作。
全編に渡り「音が聴こえる」。クラシック音楽を知らない人も、それぞれのコンテスタントがどんな音楽を表現しているかがイメージできる。主要コンテスタントに加え、選考委員やステージマネージャーなどの脇役も個性的で存在感がある。
決して最後のページを最初に見ないように。第156回直木賞受賞作品。

(紹介者: 佐藤)

■No.2■
『スヌーピーと生きる -チャールズ・M・シュルツ伝』
  (リタ・グリムズリー・ジョンスン著 朝日新聞社 2000)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:726.1/スヌ>

書影(スヌーピーと生きる).jpg

今年、生誕100周年となる漫画家・チャールズ・M・シュルツ。
スヌーピーなど個性的なキャラクターが登場する漫画『ピーナッツ』の生みの親である。
本書は、彼の生い立ちや人物像、『ピーナッツ』の誕生から歩みまで、本人や友人などの取材から迫っていく。
彼の晩年の絵には、線の震えがある。心臓の手術後、手の震えの症状が出てからも漫画を描き続けたのである。その線の震えもまた味わい深さが感じられるので驚きである。

(紹介者:A・S)

■No.3■

『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』
  (山本健人著 ダイヤモンド社 2021)

<所蔵館:久喜図書館 請求記号:491.3/スハ>

書影(すばらしい人体).jpg

人の体がいかに精巧で素晴らしい機能を持っているか。
何気ない生活の中でそのことになかなか気づけないが、体の中では常に当たり前のようにすごい仕事をこなしている。
本書は、外科医である著者が人体の仕組みや病気、健康の常識や医学史について、ユーモアを交えて分かりやすく解説している。自分の体ってこんなにすごいのかと、知れば知るほど驚きの連続!
専門知識がなくても気軽に読め、健康な今の自分の体に感謝したくなる1冊。

(紹介者:E・H)


それでは、次回もお楽しみに。