イベント
2024年8月28日
夏休み中に開催したイベントについて
こんにちは。久喜図書館 芸術・文学資料担当です。
暑い日が続いていますね。
夏休みを満喫中の方も、そうでない方も、熱中症にはどうかお気を付けください。
今回は、当担当が夏休み期間中に開催した2件のイベントについてのブログです。
げすいどう教室
久喜図書館では埼玉県下水道公社との連携イベントとして、8月1日(木曜日)に、2階研修室で「げすいどう教室」を開催しました。午前中に2回、同じ内容の講座を行いましたが、どちらも親子15組が参加され、とても活気のある教室でした。
下水道について知識を深めてもらうため、まずは映画「みんな知ってる?~下水道の世界~」を上映しました。途中のクイズコーナーでは、思い思いの答えを元気よく回答し、見事正解した参加者からは歓声があがりました。(上映した作品は久喜図書館で借りることができます。)
続いての水質実験(COD測定)と微生物の観察も、みなさまとても楽しそうでした。
当館職員も顕微鏡を覗かせてもらったところ、こんなものが見えました!(※画像はクリックもしくはタップをして拡大できます)
ボウリングのピンに2本の角が生えたような姿は「クマムシくんとなかまたち」の「イタっち」に似ている気がしませんか?
写真だとわかりませんが、実際には伸びたり縮んだりしながらゆっくり移動していました。もっと足の速い微生物や、ぐるぐる回転している丸い微生物もいました。
げすいどう教室終了後、クマムシくんが来館してくれました。パネル展示を行っている1階ロビーではクマムシくんとの写真撮影の待機列ができていました。大人気ですね!
埼玉県下水道公社のみなさま、参加してくださったみなさま、暑い中ご来館いただきましてありがとうございました!
オカリナ・ミニ・コンサート
続いてご紹介するイベントは、オカリナ・ミニ・コンサートです。こちらは8月9日(金曜日)に視聴覚ホールで開催しました。
演奏してくださったのは、「たまごさんど」のお二人です。オカリナとギターの他、三線やウクレレなどの楽器を使って演奏をしてくださいました。
まずは「パートオブユアワールド」「アンダーザシー」で常夏のさわやかな気分を味わい、身も心も涼しくなったところで、お二人から「オカリナ」という楽器について紹介がありました。
イタリア語で「ちいさなガチョウ」という意味だそうです。ご存じでしたか? 言われてみれば、横に細くなっていくあたりが、ガチョウのお尻のように見えてきます。
沖縄の音楽「さとうきび畑」「涙そうそう」の演奏では、会場の参加者に実際に「オーシャンドラム」を触ってもらい、一緒に曲を作り上げました。
オーシャンドラムは平たい円筒の中に細かい粒が入っている楽器で、傾けると粒が移動して、その名のとおり、海の波そっくりな音が出るという楽器です。傾け方で波の様子が一気に変わる、簡単に思えて難しい楽器だと思いました。
ほかにも「さんぽ」「パプリカ」など、誰しも一度は耳にしたことのある曲を演奏していただきました。会場のみなさまは体を揺らしたり小さく手拍子したりして、楽しんでいらっしゃるのがとても伝わってきました。
終演後は「アンコール!」の声もあったのですが、映画会が後に控えているということで、残念ながら退場となりました。
優しい音色と暑さを忘れる選曲で、ひとときの涼を感じることができました。
「たまごさんど」のお二人、参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
2024年7月31日
「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会」を開催しました!
こんにちは、ビジネス・産業支援担当です。
熊谷図書館では、6月25日(火曜日)に創業・ベンチャー支援センター埼玉と共催して「女性のための起業入門セミナー&プチ交流会 in 埼玉県立熊谷図書館」を開催しました。
講師には、創業・ベンチャー支援センター埼玉の女性創業支援アドバイザーであり、当館で毎月開催している女性創業相談会のアドバイザーでもある、中小企業診断士の溝上愛氏をお招きしました。
前半のセミナーでは、溝上先生に起業前のチェックポイントや届出などの基礎知識やビジネスアイデアの考え方、ビジネスプランの作り方、様々な支援や制度についてご講義いただきました。
「やりたいこと」「できること」「ニーズ」の3つの観点からビジネスアイデアを整理してみる、などのワークの時間もあり、参加者の皆さまが自身のアイデアを具体化するヒントを得られる機会にもなったのではないでしょうか。
後半はプチ交流会として、グループに分かれて溝上先生も交えた座談会を行いました。
参加者の皆さまがそれぞれの夢やビジョンを語り合い、共感し合う姿がとても印象的でした。
終了後の参加者アンケートでは「自身の起業に対して見える化ができた」や「講義や交流で情報や需要を知ることができた」、「前向きな方々に囲まれ、気持ちが上がった」などの感想をいただきました。
今回のセミナーが参加者の皆さまにとって夢に向かって一歩踏み出すきっかけの一つとなれば幸いです。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!
熊谷図書館では起業を目指す皆さまのチャレンジを資料と情報でサポートする、ビジネス支援サービスを行っています。
図書・雑誌の貸出やオンラインデータベースの利用、司書への資料相談(レファレンス)など、目的に合わせてぜひご活用ください。
なかなか図書館に来ることが難しい方は、『仕事に役立つリサーチガイド@埼玉(PDF版)』をぜひご活用ください。
P16、17、36、37には起業に関する情報を掲載しています。こちらもどうぞご覧ください。
ご利用お待ちしております!!
2024年6月18日
「深沢七郎生誕110年記念 朗読『楢山節考』」を開催しました!
こんにちは。久喜図書館 芸術・文学資料担当です。
日増しに強くなっていく日差しに季節の移り変わりを感じています。
久喜図書館では深沢七郎文学記念館との連携イベントとして、5月31日(金曜日)に視聴覚ホールで「深沢七郎生誕110年記念 朗読『楢山節考』」を開催しました。
これは朗読の後に名作映画鑑賞会として上映した『PLAN75』とともに、死のありようや高齢期の人間存在という共通のテーマがあるため企画したものです。
当日は朝からあいにくの空模様でしたが、多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました。
開場から開演までの間、温かみのある素敵なギターの生演奏で観覧者を出迎えてくださったのは深沢七郎文学記念館の森田館長です。
館長は深沢氏本人からギターの手ほどきを受けたということで、こうしたイベントの際はご自身で縁の深い曲などを演奏されているそうです。
今回は久喜市とも縁のある深沢七郎の生誕110年の節目の年ということで、代表作『楢山節考』のクライマックスシーンを朗読していただきました。
朗読してくださったのは、「朗読ツアーコンダクター」として様々な活動をされている「憩・倶楽部」の松井利江様です。
「カラスの黒」と「白骨の白」という印象的な喪の風景が目の前に立ち現れたような迫真の朗読には、聞いていて思わず鳥肌が立ちました。
朗読終了後は松井様に直接お声をかけている参加者の方々も見受けられました。
30分という時間があっという間の素晴らしい朗読でした。
また、朗読会後に開催した名作映画鑑賞会にもほとんどの方がご参加くださいました。本企画のテーマである人間の生死について、より深く考えることができたのではないでしょうか。
深沢七郎文学記念館、憩・倶楽部、進行を務めていただいた久喜市観光ボランティアの斎藤様、そしてご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました!
2024年5月21日
子ども読書の日記念「おおきなおはなし会」を開催しました!
こんにちは。久喜図書館の子ども読書推進担当です。
新緑がまぶしい季節になりましたね。
埼玉県立久喜図書館では、4月27日(土)に、「おおきなおはなし会」を開催しました。
「子ども読書の日」を記念して行われる、1年に1度の特別なイベントです。
今回のおおきなおはなし会は、午後から「おはなしのじかん」と「おんがくのじかん」の2部構成で行いました。当日はあいにくのくもり空でしたが、あわせて95名の方々にご参加いただき、嬉しい限りでした。
「おはなしのじかん」では、ボランティアグループ「トムの会」のみなさんと職員で、
大型絵本や紙芝居、おはなしを披露したり、会場のおともだち全員で、てあそびを楽しんだりしました。
「おんがくのじかん」では、音楽ユニット「たまごさんど」のお2人が「さんぽ」や「となりのトトロ」、「パプリカ」など、オカリナやギター、三線、ウクレレ、オーシャンドラムを使って演奏してくださいました。会場は、美しい音色に包まれ、穏やかな時間が流れました。
※手に持っているものがオカリナ、左側にある丸い形をしたものがオーシャンドラムです。
終了後、たまごさんどさんがオーシャンドラムに直接触れる機会を作ってくださったので、子どもたちは大喜びでした。
ちいさい子から大人まで、たくさんの方に楽しんでいただけました。
トムの会さん、たまごさんどさん、そしてご来館くださったみなさん、ありがとうございました。
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久喜図書館子ども図書室では、以下の日程でおはなし会を行っています。
【大きい子向き】 第1、2、3(5)土曜日の14時から14時30分
・絵本の読み聞かせ・紙芝居・素話 など
【ちいさい子向き】 毎月第4土曜日の14時から14時20分
・手遊び・絵本の読み聞かせ など
※親子ふれあい講座は、毎月第2水曜日の11時から11時30分
詳細はこちらから→埼玉県立図書館 こども室のお知らせ・イベント
是非いらしてくださいね。職員一同、お待ちしています。
2024年3月26日
「ボランティア交流集会」を開催しました!
こんにちは。
埼玉県立図書館では、多数のボランティアの方々にご活躍いただいていることをご存じでしょうか。
おはなし会での素話や読み聞かせボランティアの他、布絵本製作、映画会、資料補修、資料整備、翻訳、検聴といった様々な分野のボランティアの方々がいらっしゃいます。
我々図書館職員の仕事は、こうした多くのボランティアの方々の活躍に支えられて成り立っています。
県立図書館では、ボランティアの方々が一堂に会して、相互の交流や意見交換などを行う機会、またさらなる活動の充実を図っていただく機会として、令和4年度からボランティア交流集会を開催しています。
今年度は、2月8日(木曜日)に、ボランティア交流集会を開催しました。
熊谷会場、久喜会場、オンラインと3か所を繋ぎ、活動報告や質疑・意見交換を行い、その後、現地参加で希望者の方に図書整理体験に参加していただきました。
県立熊谷図書館・久喜図書館のボランティア担当職員を取りまとめている、ボランティア担当者会の事務局から、その様子をご報告します!
久喜図書館館長の挨拶の後、各ボランティアの代表の方(欠席のボランティアについては担当の職員)が活動報告を行いました。熊谷図書館5ボランティア、久喜図書館7ボランティアに発表していただき、各ボランティアがどのような活動を行っているのかを紹介しました。
参加者の方からは、たくさんのボランティアがあることを知り、驚いたといったお声もありましたので、ご自身が携わっているボランティア以外の活動について知っていただく機会となりました。
久喜会場
熊谷会場
布絵本製作ボランティア「つくし」は、実際に製作した布絵本を見せながら説明をしてくださいました。
活動報告の後、質疑・意見交換の時間を取り、ボランティア活動をする中で、感じていることや悩みなどをお互いに意見交換しました。その中で、ボランティア人員の減少や高齢化といった課題が見えてきたこと、また参加者の方々のボランティアに対する思いを知ることができ、有意義な時間だったのではないかと思います。
その後、いったん閉会とし、熊谷・久喜各会場で希望者の方に参加していただき、図書整理体験のワークショップを行いました。
図書館の本には、ブッカーと呼ばれるビニールのカバーがかかっていますが、今回はそのブッカーかけを体験していただきました。
まず、本の背表紙の下に貼ってある請求記号ラベルとは何かという説明をしました。請求記号は、分類記号と図書記号で成り立っており、資料を配架する場所を示している記号です。図書館の資料は、これを頼りに探すことができます。
熊谷の様子
続いて、いよいよブッカーをかけていきます。図書とビニールの間に空気が入らないよう慎重にかけていきます。みなさん綺麗に装備することができました。
久喜の様子
今回のワークショップで、図書館の仕事を知っていただくきっかけになったのではないでしょうか。
コロナ禍で思うようにボランティア活動ができない時期もありましたが、現在はおおむね通常通りの活動に戻ってきています。
これからもボランティアの方々が、活動の充実を図っていただけるよう、また更なる活動の幅を広げていけるよう、県立図書館で支援や環境整備・維持を行っていきたいと思います。