2011年8月24日
中学生の職場体験
熊谷図書館では、毎年夏休み期間中に2~3校、中学生の職場体験・社会体験の受入を行っています。
今回は、8/10~8/12に実施した、深谷市立上柴中学校2年生4人の職場体験の様子をご紹介します。
初日は、まずガイダンスから始まります。
図書館の概要や、仕事内容についての説明の後に、館内見学を行いました。
1階から3階の閲覧室と、1層から5層の書庫、電動式書架を収めた収蔵庫を回ります。所要時間は、45分ほど。
せっかくの機会なので、1800年ころの和綴じ本なども、手にとってもらいました。
1周ぐるりと館内を巡ったあとは、職場体験期間中の3日間を通して行う基本的な仕事、「配架」と「書架整頓」について説明をします。
棚の並び方や、本の分類方法など覚えることがたくさんあります。
※「配架」とは、決められた順番(分類)に従って、本を棚に正しく並べる仕事です。
説明のあとは、2Fの閲覧室へ移動して、さっそく作業スタートです。
窮屈な棚もあって、本を納めるのに苦労していました。
お昼休憩をはさんで、午後は、図書の検索シミュレーション。
利用者からリクエストのあった本を、どのように探していくのか、様々な検索システムを体験しました。
県立図書館の検索システム・・・県内横断検索システム・・・総合目録ネットワーク・・・〈目録〉なんて、初めて聞く言葉でしょうか。
真剣に説明を聞いています。
初日の最後は、本の修理体験、「四つ目綴じ」に挑戦です。
A5の冊子に、4つ、目うちで穴を開けて、糸で綴じていきます。
いかに糸を通しやすい穴を開けるかがポイント!
皆さん、上手に作ることができました。
2日目・3日目も、本の装備をしたり、新聞のスクラップブックを作ったり、16mmフィルムの試写を体験したり、盛りだくさんの内容です。
本の装備の様子。バーコードシールを貼っています。
意外と力を使う仕事もあって、最終日はかなり疲れた様子。
それでも熱心に作業に取り組む姿は、とても気持ちよく、印象的でした。
今回の体験を、これからの生活の中で活かしてもらえると嬉しいです。