2019年12月11日
録音資料製作を支える 音訳者
こんにちは!障害者サービス担当です。
今回は、当館の録音資料の製作を支えてくださる 音訳者 について、
嬉しいニュースとともにご紹介いたします!!
先日、埼玉県立図書館の音訳者である齊藤禮子さんが
令和元年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰
を受けられました。
※「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰 とは??
障害者の生涯を通じた多様な学習を支える活動を行う個人又は団体について、活動内容が他の模範と認められるもの(個人・団体)に対し、その功績をたたえるもので、平成29年度より行われています。
齊藤さんは、
埼玉県立図書館の音訳者・デイジー編集者として昭和59年から今日まで35年にわたり、医学書などの専門分野の雑誌や図書の製作に数多く携わっています。
一方で音訳講師として、県内ばかりでなく全国の図書館などで講師を務め、後進への音訳技術の継承にも尽力され、この度は長年の活動をたたえての表彰となりました。
当館で製作した資料は、全国の活字による読書の困難な人に利用されております。
たとえばこんな資料たち
特に専門分野の資料の音訳は大変難しく、文中の図表やグラフを一度聴いただけでわかるように説明するのは、経験と技術が不可欠です。
そして今年も齊藤さんを講師にお招きして、音訳者のスキルアップ研修会が開催されました。
その様子をご紹介します。
この回では先生から出された図表の例題を、いかに簡潔でわかりやすく読者に伝えるか、グループディスカッションも交えてよりよい答えを探します。
みなさん熱心に取り組んでいました。
そんな熱意たっぷりな、音訳者の皆さんの協力をもとに製作したデイジー。1階事務室にてご利用をお待ちしております!
視覚に障害のある方、活字による読書が難しいと感じている方、手が不自由などで本がうまく利用できない方、
是非一度、障害者サービス担当までお問い合わせください。