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2022年1月21日
「図書館と県民のつどい埼玉2021」を開催しました。

「図書館と県民のつどい埼玉2021」を、20211211日から2022110日まで、オンライン開催にて実施しました。

例年、会場にて開催しており、私たち図書館職員も参加者の皆様と触れ合うことができる楽しみなイベントですが、今回は新型コロナの感染状況を鑑み、オンライン開催としました。
今回は大きく5つの催しを行い、多くの皆様にご参加いただきました。


1 司書が語る!Liveイベント

高校図書館の司書と県立図書館の司書がそれぞれ、5つの番組をLiveで配信しました。
普段一般の方は見ることができない高校図書館の紹介や、ブックトーク、WEB展示の解説、バリアフリー資料の使い方の実演など、様々な内容をお伝えし、ご参加いただいた方からは、「どの番組も優しさと情熱に溢れ、内容もとても興味深かったです」など大変好評でした。


2 中学生のビブリオバトル

1113日に計14校から29名が参加し予選会を行い、予選会の各班で「チャンプ本」を紹介した6名による決勝戦を行いました。皆さんの本への愛情があふれる素晴らしい発表ばかりで、参加者の皆様もどの本に投票するか決めるのが大変だったようです。投票の結果、見事チャンプ本を獲得したのは、大妻嵐山中学校の栗原 理子さん、チャンプ本は『本日は、お日柄もよく』(原田マハ 著/徳間書店)でした。

ビブリオバトル決勝戦集合写真


3 鈴木まもるさん講演会

絵本作家の鈴木まもるさんから、「絵本と鳥の巣の不思議-鳥の巣が教えてくれること-」と題し、御講演いただきました。絵本のこと、鳥の巣のこと、人の生き方、現代社会の問題まで、様々な思いをお話しくださいました。伊豆のアトリエから、ホワイトボードを使用し素敵なイラストを描きながらのお話しで、通常の会場での講演会とは違った、オンラインならではの御講演となりました。

鈴木先生講演画像

鈴木先生アトリエ写真


4 伊吹有喜さん記念講演

作家の伊吹有喜さんから、「『雲を紡ぐ』に込めた想い-人生に無駄な寄り道なし-」と題し、御講演いただきました。伊吹さんと高校図書館の実行委員との対談形式で、伊吹さんのお人柄が伝わる暖かな御講演でした。『雲を紡ぐ』についてや、図書館のレファレンスサービスをとても利用されていたこと、作家になるまでの経歴などをお話しいただき、チャットでその場で寄せられた質問にもお答えいただきました。

伊吹先生講演画像

伊吹先生講演写真


5 司書が魅せる!WEB展示

県立図書館や高校図書館、大学図書館などが、ウェブサイト上で様々な展示を作り公開しました。明治から令和まで、様々な出来事を当時の新聞記事で振り返る1万字以上の大作「新聞でタイムトラブル マイクロフィルムを使ってみよう」や、「中村屋のボース~インドカリーと革命~」と図書館なのになぜインドカリー?というもの、複数の高校図書館が協力して作る「ネットワーク展示」の過去の様子をアルバム形式で紹介した展示、埼玉県の若手司書18人が図書館の仕事の魅力・やりがいを熱く語ったものなど、どれも力作ぞろい、内容盛りだくさんな展示となりました。

WEB展示バナー一覧

全面的なオンラインでの開催は初めてでしたが、皆様のおかげで無事終了することができました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

開催の詳しい様子は3月下旬頃に埼玉県図書館協会のウェブサイト(https://www.sailib.net/tudoi)に掲載予定です。また、過去の「図書館と県民のつどい埼玉」の様子も掲載しています。ぜひ、そちらもご覧いただけたら幸いです。