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2017年7月7日
16mmフィルム映写技術講習会を開催いたしました。

県立熊谷図書館視聴覚資料・図書館振興担当です。

6月3日(土)、4日(日)の二日間、県立熊谷図書館で
16mmフィルム映写技術講習会が開催されました。

16mmフィルムの上映を行なうには、映写機に関する技術の習得が必要です。
その技術習得のための講習会が今回の16mmフィルム映写技術講習会というわけです。
実は私も司会・進行を務めながら、受講者としても参加していました。
この二日間の講習会の最後には、修了証が発行されるのですが、
そのためには実技試験に合格しなければなりません。
正直なところ私自身、二ヶ月前までは16mmフィルムの存在も知らず、
映写機にももちろん触れたこともなく、無事、実技試験を終えられるのか不安でした。

今回の記事では、どのような雰囲気で講習会が行なわれたのか、
その様子をご紹介していきます。
はたして、参加者全員が無事合格し、修了証をもらうことができたのでしょうか。

まずは一日目。
午前中は、視聴覚資料の歴史や映画会の開き方など、総論的な講義を聞きます。
講義を聞くみなさんの姿は真剣そのもので、質問も飛び交っていました。
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昼食を挟み、午後からは映写機についての講義と実技に入っていきます。
DSCN3913b.jpg

講義の冒頭、講師の樋口様より、実技試験の説明がありました。

「90点が合格ライン。もし、不合格なら来年またお会いしましょう」

と、冗談交じりに話す樋口様でしたが、私含め受講生は戦々恐々していたように思います。
みなさん、その後の講義、そして実技ともにいっそう身を引き締めて臨んでいたようでした。
DSCN3920b.jpg
みなさん席を立ち、樋口様を囲むようにして真剣に講義を聞いています。

DSCN3923b.jpg
実技は3班に別れてグループで行ないました

一日目はそれぞれ一回ほど、映写機に触れて終了となりました。

二日目は午前中、実技演習を行い、昼食後にテストという流れになりました。
テストは、一人ひとり個別に行い、班員同士で採点しあいます。

DSCN3964b.jpg

私もテスト中は緊張しましたが、どうにか最後までやり遂げることができました。
果たして採点の結果は・・・

テスト後は、映写機やフィルムの取り扱い方などを分かりやすく解説している16mmフィルム作品を上映し、受講者全員で鑑賞しました。

そして、閉講式の中で、樋口様の口から合格者が発表されました。
結果は・・・

全員合格!

会場からは安堵の声が漏れました。
その後、修了証交付となり、私も無事、修了証を受け取ることができました。

県立熊谷図書館では、16mmフィルムの貸出を行なっております。今回、この講習会を終えた皆様の所属する団体は、当館のフィルムを借りての上映会が可能となりました。
16mm映写技術講習会は来年度も開講予定ですので、16mmフィルムの上映会を行なってみたいという団体の皆様、ぜひご応募いただければと思います。