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2013年12月5日
「祈りの旅」をたどる ~展示「札所」へのご案内~

こんにちは。

みなさんは、「札所巡り」ってしたことありますか?

熊谷図書館では、資料展示「札所~祈りの旅の道標~」を開催中です。

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今回は、「札所」とはどういう所なのかというところから、巡礼先として有名な百観音霊場(西国三十三ヵ所、坂東三十三ヵ所、秩父三十四ヶ所)、そしてそれとは少し異なった性格を持つ四国八十八ヵ所遍路など、札所とそこを巡る旅についての資料を展示しています。

実は、埼玉県は知る人ぞ知る「札所」つまり巡礼霊場の宝庫なのです。中でも有名なのが、「百観音霊場」に数えられる秩父三十四ヵ所霊場です。また、坂東三十三ヵ所霊場の中にも、埼玉県の札所が含まれています。

その中で、担当が個人的にお気に入りなのが、秩父札所28番の石龍山橋立堂です。この橋立堂、百観音霊場の中でも2ヵ所しかない馬頭観音菩薩をご本尊としている上に(ちなみに、もう一つは西国29番の松尾寺です。)、なんと県指定天然記念物の橋立鍾乳洞があります。巡礼地、レアなご本尊、そしてレジャースポット。お得感満載な気がしませんか?

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さらに、平成26年は、干支では午(うま)年にあたり、秩父札所では、普段は秘仏とされているご本尊を総開帳する年になっています。午年に馬頭観音の御開帳を楽しむのもまた乙な楽しみ方と言えるでしょう。

また、今回の企画は、歴史と民俗の博物館嵐山史跡の博物館、そして浦和図書館という県立の3施設との連携展示です。展示が最初に始まった熊谷図書館は、さしずめ水先案内人といったところでしょうか。

その一環として、嵐山史跡の博物館提供の所蔵資料パネルを同時に展示しています。これらのパネルは、展示期間中に少しずつ更新していく予定ですので、どうぞお見逃しなく。

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連携企画も楽しみながら、この国に住む人たちの、はるか昔から続いてきた信心の結晶としての「札所」に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

・展示期間 11月23日(土)~平成26年2月19日(水)

・展示場所 県立熊谷図書館 2階ロビー・1階展示ケース

・連携企画のご案内

(1)埼玉県立嵐山史跡の博物館

「観音霊場と武士」

期間:12月7日()~平成26年2月23()

(2)埼玉県立歴史と民俗の博物館

「錦絵と摺物で巡る埼玉の札所」

期間:平成26年1月2日()~5月11()

(3)埼玉県立浦和図書館

「資料でたどる埼玉の札所」

期間:平成26年1月16()~2月19()