2018年2月4日
障害を持つ子どもたちにも「読書って楽しい」ことを伝えたい
活字を読むのが難しい児童・生徒のための障害者用資料
~マルチメディアデイジーなどの障害者用資料展示と体験会 を終えて
"障害を持つ子どもたちにも「読書って楽しい」ことを伝えたい"
障害者サービス担当の職員が図書館から出て、教育センターなどで行われる教員のための研修会で、障害者用資料の展示や体験会を行う「出張資料展示・体験会」を実施しています。この取り組みも今年で3年が経ちました。
<大研修室のロビーでの資料展示・体験会の写真>
体験会でなかでも、人気があったのは、マルチメディアデイジー体験コーナーでした。
出張資料展示・体験会を始めた1年目は、多くの先生方から
「マルチメディアデイジーって何?」
といった質問を受け、マルチメディアデイジーの存在自体が知られていない現状を痛感しました。
また、それだけでなく、
「県立図書館って本を貸出するの?」
といった質問を受け、マルチメディアデイジーだけでなく、県立図書館の存在を含め、広報していく必要性を感じた1年でした。
3年目の出張資料展示・体験会では、先生方から
「マルチメディアデイジーって聞いた事があるけれど、実際に見たのは初めて」
との感想が多く、マルチメディアデイジーの認識に変化を感じ取ることができました。
今年度は、埼玉県立総合教育センターをはじめ、さいたま市職員研修センター、各市町村教育委員会指導事務主管課長等の会議、特別支援学校の校長・副校長・教頭の先生方の会議、埼玉県立騎西特別支援学校の職員研修、「図書館と県民のつどい」等、出張資料展示・体験会では多くの機会をいただくことができました。
関係の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
<「図書館と県民のつどい」での資料展示・体験会の写真>
「図書館と県民のつどい」初参加!たくさんの方にご来場いただきました。
YouTubeにて
マルチメディアデイジー「ごん狐」を再生しているところが見られます(日本障害者リハビリテーション協会提供)
(https://www.youtube.com/watch?v=c4zqmWJm3Zk)