2017年10月31日
資料展「中世社会と女性たち」開催中です!
こんにちは!
熊谷図書館人文・社会科学資料担当です
熊谷図書館では、10月7日から新しい展示が始まっています
その名も「中世社会と女性たち」。
「『躍動する武蔵武士』を今に活かす地域事業プロジェクトの一環となる展覧会のひとつです。
武蔵武士が闊歩した中世・東国。イメージされるのは、『平家物語』『太平記』で描かれるような雄雄しい"もののふ"の世界でしょうか。
今回の展示では、武士と戦の印象が強い時代の日常風景を垣間見ることができる資料を集めました
絵巻物や屏風絵のなかに、老若男女、様々な人の姿が見えます


大人たちが寺で説法を聞いているあいだ、子どもたちは隅で退屈そうにしています。なかにはトイレに行きたいと言い出す子も 現代でもこういう場面には遭遇しますよね。

子どもを肩車する微笑ましい光景や、女性が通りすがりの男性を引っ張っている姿もあります展示の続きを見ると、この女性の正体が判明する・・・・・・かも?
本だけではありません。巻物もあります。

こちらは武蔵国を舞台にした「男衾三郎絵巻(複製)」。正反対な二人の武士の生活を描いた場面ですが、女性はどのように登場するのでしょう?

足の指まで使って全身で糸を引っ張っています。二人とも女性ですが、男性はやらない仕事なのでしょうか? それにしても楽しそうな表情で仕事をしていますね
さて、「中世社会と女性たち」の見どころを厳選(?)してお伝えしましたが、いかがだったでしょうか
ここで紹介したのは展示のほんの一部分です。絵の全体を見てみることで新しい発見があるかもしれません。
「この時代のことを詳しく知りたいなあ」「この絵を手にとって見てみたい!」
そんなふうに思った人には関連資料のコーナーをご案内 熊谷図書館の資料が待機しています!

こちらの資料は貸出可能です。手にとってみたい本があれば、職員までお声かけください!
皆様のご来館、心よりお待ちしております
資料展「中世社会と女性たち」
期間:10月7日(土)~11月23日(木)※休館日を除く
場所:埼玉県立熊谷図書館2階ロビー