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2013年11月27日
熊谷図書館こども室、緑のカーテン、夏の思い出。

こんにちは。

熊谷図書館子ども室です。

もう木枯らしの季節、手足がかじかみます。 あの暑かった夏に戻りたい! (のど元すぎればなんとやです) うだる夏を思い出しながら、子ども室で緑のカーテン作りに 挑戦したおはなしをいたします。 植えたのは元気いっぱいのゴーヤーの苗2本。

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ぐんぐん伸びて、網にもよくからんでいます。 さぁ、大きく広がってカーテンになってね...と思った矢先、 突然片方のゴーヤーの葉っぱがしおしおに

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水をいつもよりたっぷりあげたり、肥料を足したりしましたが、 みるみるうちに茶色になって枯れてしまいました

何もなくなってしまったプランターが一つ...。 変わりに何か植えるものはないかと 子ども室のロッカーを探ったら、アサガオの種を発見 種の有効期限が2009年になっていましたが、種の力を信じて土にまきました。

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ほら、無事に芽がでました 種はちゃんと生きていたのですね。命の力強さに感動です。

残ったゴーヤーを立派に育てるべく本を調べますと、大きく育てるためには"適芯(てきしん)"という作業が必要と知りました。

一番上にある芽をちょきん!と切ってしまうのです。 切っても本当に大丈夫なの?とドキドキしながら思い切ってやってみました。

そうすると上に上に伸びていたツルが上にいくことをやめて、 横にあっちこっち伸びて広がりました。 適芯、成功です。


ある日、ついに花が咲いていることに気付きました。 ゴーヤーには雄花と雌花があります。 まず雄花が咲いて、雌花が咲きます。順番があるのですね

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↑写真の花の付け根がちょっと膨らんでいるのが見えますか? これがある方が雌花です。 太陽の光をいっぱいに受け止めて ついに立派なゴーヤーがなりました

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緑と...黄色?黄色いのは熟したゴーヤーです。 このまま置いとくとどうなると思います? 隣の写真のように破裂します そうなる前に、緑のゴーヤーを収穫です。

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茹でて、にがみをとって、そのまま醤油をかけて食べるもよし、ゴーヤチャンプルにして食べるもよし。 みなさんは、どんな食べ方が好きですか?


さて、こちらは緑のカーテンの全体図。

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ゴーヤー1本に対してアサガオ多数なので、アサガオがほとんど占めています。

それに、ほら、見てください2階の手すりまでアサガオが伸びています。

ばっちり立派なカーテンとして、夏の強い日差しから子ども室を守ってくれました

なお、来年、アサガオを育ててみたくなった方は、 熊谷図書館子ども室へお寄りください。 タネをお分けいたします


ゴーヤーの種は? というと、上の破裂したゴーヤーにくっついている、 赤いつぶつぶ。これがタネです 赤い種衣(しゅひ)に包まれています。 この種衣は甘くておいしいらしいですが、試していません そのまま地面に置いておくと赤い部分はアリさんが運んで行って 最後には茶色いタネだけがキレイに残ります。 けれども、、タネは1つしかとれませんでした。 園芸の道、険しいです


参考図書: 『ニガウリ(ゴーヤー)の絵本』ふじえだ くにみつ・なかやま みすず/へん つちはし としこ/え 農文協 2003.3 『みどりのカーテンをつくろう』菊本るり子/作 のぐち ようこ/絵 あかね書房 2012.3