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2014年12月15日
御礼!「図書館と県民のつどい埼玉2014」みんなが「図書館」でつながる日 終了しました

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12月14日(日)早朝から雲ひとつない晴天、冷え込んだ空気が心地よい。

「図書館と県民のつどい埼玉2014」当日を迎えました。

昨年度から企画構想をして、多くの図書館関係者がこの日のために調整・準備をしてきました。前日13日(土)も遅くまで展示作業をしました。当日の各事業を楽しみにしてくださった観覧者の方々の期待にお応えし、十分満足してお帰りいただけるようにしたい・・・と。

受付開始前から多くの観覧者の方々が列を成してお待ちくださいました。客席もほぼ満席となりました。今回の記念講演は辻村さんの御希望で、インタビュアとなった高校生・大学生から辻村さんに質問をしていくというスタイルを取りました。

その場でしか聴けないというお話を数多くお聴きできました。特に辻村さんの温かいお人柄が滲み出て、今後、作品をさらに楽しく、親近感を持って読ませていただけると思いました。記念講演はあっという間に終わってしまったと思われる方が多かったのではないでしょうか。

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午後は、こども読書活動交流集会やビブリオバトルが行われました。

ビブリオバトルは、「図書館と県民のつどい埼玉」では初めての実施となりました。準備から手探り状態で多くの方から御指導御協力をいただきました。当日の開場ギリギリまでリハーサルをするなど綱渡りの開催でした。

バトラーは中学生・高校生5名の皆さんです。それぞれ県内で実施されたビブリオバトル大会参戦者です。ビブリオバトルを初めて観覧する方がほとんどでしたが、1番目のバトラーのスピーチに圧倒され、すぐに雰囲気に溶け込んでいく様子がわかりました。バトラー一人ひとりが紹介する本への熱い思いが観覧者に伝わったからでしょう。どのバトラーのスピーチも甲乙付け難く、チャンプ本を選ぶのに苦労したのではないでしょうか。票数も分かれていて、僅差でチャンプ本が決まりました。チャンプ本に選ばれたのは、「凍りのくじら」(辻村深月著)でした。紹介をしたのは、埼玉県立春日部女子高等学校 安井彩乃さんです。

展示会場は、大学・高校・公共図書館の司書が各図書館の活動の一端を紹介する内容でした。普段、なかなか足を運ぶことが出来ない図書館の活動が垣間見ることが出来る貴重な機会となりました。観覧者もスタッフもこの日初めて出会う人が数多くありました。こういったイベントを通して、人と人が一方通行ではなく、相互通行の出来る事業を今後も開催していく意義を感じた一日でした。どうもありがとうございました。