2014年6月14日
~地獄と極楽の世界へ誘います~
こんにちは。
熊谷図書館 人文科学資料担当です。
熊谷図書館2階ロビーで開催中の資料展示
「地獄と極楽 ─往生要集からみる死後の世界─」のご案内です。
開催期間:平成26年5月24日(土)~8月24日(日)

<展示の様子>
地獄と極楽。
死後の世界は興味の尽きないテーマですよね。
そこで今回の展示では、『往生要集』を軸として、地獄と極楽に関する所蔵資料をご紹介しています。
なかなか難しいテーマで担当も苦戦しましたが、観覧された皆様からご好評をいただき、ホッとしているところです。
古代日本では、死後の「黄泉(よみ)の国」は、「けがれ」としてタブー扱いされていました。このため、黄泉の概念と善悪を結びつけて考えることはしませんでした。
その後、仏教が日本に流入すると、現在の地獄と極楽のイメージが作られていくようになります。

<源信と『往生要集』に関する資料>
『往生要集』は、平安時代中期の僧侶・源信が、様々な経典や論書から極楽往生に関する文章を集めた仏教書です。
日本での地獄と極楽のイメージのもとになったといわれています。

<地獄に関する資料>
地獄を舞台にした漫画『鬼灯の冷徹』(江口夏実/作)
を特集した雑誌「ダ・ヴィンチ」2012年3月号も展示しています!
地獄は六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天)のうちの一つであり、この六つの世界を『往生要集』では迷いの世界としています。
そして、その迷いの世界とは別に極楽浄土の世界があるとしています。

<極楽に関する資料>
ひとときの極楽気分を味わってください

<目で見る地獄と極楽>
このコーナーでは、「地獄絵」や「曼荼羅」のビジュアル資料を展示しています。
皆様のご来館をお待ちしております!
資料展示のご案内はこちら
資料案内・展示資料目録「Lib.Letter(ライブ・レター)第36号」(平成26年5月24日発行)(785KB)
※展示中の資料を手にとってご覧になりたい場合は、2階カウンターの職員に遠慮なくお申し付けください。
※展示期間中の貸出はできません。カウンターにて予約を受付けております。
~前回の展示資料をご利用いただけます~

<前回の展示資料>
紫陽花が咲きました
2階閲覧室入口に、前回の「黒田官兵衛 ─5つの名前を持つ男─ 」の展示資料をまとめました。
閲覧・貸出ができますので、どうぞご利用ください!!