2024年12月20日
資料展「書くから打つヘ~心を伝える~」開催中(県立久喜図書館)
県立久喜図書館では展示「書くから打つヘ~心を伝える~」を展示しています。
手紙や和歌など、想いを伝えるために人は「書く」ことを行ってきました。最近ではテクノロジーの進化によって、文字をキーボードで打つ機会が多くなってきました。さらにAIの進化により、精度の高い文章をAIが作成することもできるようになりました。
今回の展示ではテクノロジーの進化によって変化する「書く」ということのうち、手紙など人々が気持ちを伝えあってきたものを中心に展示しています。古代から現代までの手紙や和歌の内容から生成AIの動向まで様々な面から本や雑誌を紹介します。このブログではこの展示の内容を紹介します。
*一部資料は貸出ができません。館内でお楽しみください。
1.書く道具
手紙、和歌を書くためには道具が必要です。筆や硯、文具など、どのような道具が使われてきたかを紹介します。文房具自体は現在も使われていますが、文房具の博覧会が行われるなど、年々人気が増しています。そんな魅力的な文房具を取り扱うお店の情報が載っている雑誌も置いています。ぜひ雑誌をご覧いただいて、気になる文房具を手に入れてみてください。
2.日本の手紙
平安時代から近現代までの日本人の手紙を展示します。戦国時代の武将はどんな手紙を送りあい、戦に臨んでいたのか?近世の文豪たちは名作を生み出す裏で、どんな手紙を送りあっていたのか?歴史上の有名人たちの手紙をこっそりと覗き見ることができます。
3.世界の手紙
日本だけでなく、外国でも手紙はやり取りされています。マリー・アントワネットの秘密の手紙や歴史を変えた手紙を集めた本なども紹介しています。手紙を読むことで歴史上の人物も身近に感じることができるかもしれません。
4.文章・手紙の書き方
ここまでの展示を見れば、自分でも文章や手紙を書きたいと思う方もいらっしゃるはず。そんな方のために心を伝える文章・手紙の書き方の本を揃えました。年末の展示のため、年賀状の書き方が書いてある雑誌もあります。年賀状も書くことが少なくなってきましたが、送るからには相手に心が伝わるようなものを送りたいですね。
5.メール・SNS・文章を作るAI
多くの人はメール・SNSを使っていると思います。メール文の書き方だけでなく、SNSの使い方の注意点を紹介する本を置いています。また、今は生成AIが注目されています。文章を作る生成AIも登場していますが、今後どのように進化していくのでしょうか?生成AIの現状と進化について考えるヒントとなる雑誌も展示しています。
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資料展「書くから打つヘ~心をつたえる~」
期間:令和6年12月3日(火曜日)~令和7年2月2日(日曜日)
場所:埼玉県立久喜図書館 2階展示コーナー
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