図書館ブログ
2020年6月5日
埼玉県立図書館デジタルライブラリーのご紹介
県立熊谷図書館地域・行政資料担当です。
もし皆さんが図書館で働いていて、下の写真のような資料を利用したいと頼まれたらどうしますか?ページをめくるとボロボロ欠けてしまいそうです・・・。
紙媒体の図書館資料は、時の経過、大勢の人の利用、もともとの紙質・製本の具合、環境等によって、劣化する宿命を背負っています。そこで・・・




デジタル化された『鶯宿新誌 第1号』(「埼玉県立図書館デジタルライブラリー」より)
資料の電子的な複製物(以下、デジタル化資料)を作成して提供することで、原資料の利用を減らし、なるべく良い資料状態を保つことができます。また原資料の著作権保護期間が終了している場合には、そのデジタル化資料をインターネット上で利用者に公開することも可能になります。
今回はそんなデジタル化資料を自宅のパソコンやスマートフォンからご利用いただける「埼玉県立図書館デジタルライブラリー」をご紹介します!


どんなデジタル化資料があるのかまずは見てみたい、という方にはこちらがオススメです!



関連ウェブサイト(最終アクセス日は令和2年6月3日)
最後に「もっとデジタル化資料を見たい!」という方のために関連ウェブサイトをご紹介します。
「国立国会図書館デジタルコレクション」(国立国会図書館)
デジタル化資料提供総数274万点、うちインターネット公開資料54万点(令和2年3月時点)を誇るウェブサイトです。図書・雑誌や官報、録音資料まで幅広い資料の検索と利用ができます。
「国立公文書館デジタルアーカイブ」(国立公文書館)
国立公文書館が所蔵する公文書や重要文化財等のデジタル画像等を閲覧したり、特定歴史公文書等の目録を検索することができます。
「彩の国デジタルアーカイブ」(埼玉県)
埼玉県が所蔵する映画、テレビ番組、文化財写真、記録写真などのデジタル化資料の検索と利用ができます。「さいたまの記録写真」では、県立図書館が所蔵する写真も公開されています。
TRC-ADEAC株式会社が提供するプラットフォームです。
自治体史や古文書をはじめとする史資料を機関ごとに公開しているアーカイブシステムで、全国的にこのシステムを導入している施設のデジタル化資料を横断的に検索することができます。埼玉県の図書館としては、さいたま市立大宮図書館の「おおみやデジタル文学館-歌人・大西民子-」、宮代町立図書館の「宮代町デジタル郷土資料」を検索・閲覧できます。
「JAPAN SEARCH(試験版)」(デジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会)
書籍等分野、文化財分野、メディア芸術分野など、国内の様々な分野のデジタルアーカイブを横断して検索できる統合ポータルの試験版です。画像やテーマから検索ができるほか、特定のトピックについて多様なコンテンツを楽しむことができる「ギャラリー」が公開されています。
新聞系ではこんなものもあります。
「新聞記事文庫」(神戸大学付属図書館)
明治末から昭和45年までの新聞切抜きのデジタルアーカイブです。28の大項目とその下の約200項目からなり、経営・経済を主体としながら社会・政治外交・法制・教育にいたるまで幅広い分野を収録しています。
「文化新聞閲覧システム」(飯能市立図書館)
飯能市エリアを中心に発行されている文化新聞(文化新聞社)のうち、飯能市立図書館が所蔵する昭和27年~昭和59年(欠号あり)をデジタル化。電子書籍形式で閲覧できます。記事見出しを検索することができます。
このほか、国会図書館リサーチナビの「二次利用しやすいデジタルアーカイブ(国内の図書館)」でも様々なデジタルアーカイブが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください!
2020年6月2日
ほんのひといき ~資料展示開催のお知らせ~
こんにちは。
人文・社会科学資料担当です。
緊急事態宣言が解除となったとはいえ、気軽には外出しづらい日々が続きます。
おりしも季節は梅雨入りの頃、すっきりしない天気も相まってなんとなく気分も沈みがち......。
そこで埼玉県立熊谷図書館では、気分転換ができるような資料展示「ほんのひといき」を開催いたします。
食べもの、飲みもの、食事文化について書かれた本たち。
家の中でより心地よく過ごすヒントを与えてくれそうな本。
一日の終わりの究極のリラックスタイム、「眠り」について、その中で見る「夢」について突き詰めた本。
不安な気持ちに寄り添ってくれるような本や、あふれる情報の扱い方を教えてくれるような資料も御用意いたしました。
また、新型コロナウィルスの感染拡大防止の最前線にいる、現代医学を支えるすべての方々への敬意と感謝をこめて、歴史に名を遺した医学関係者の方の伝記を集めたコーナーもございます。
本を通じて、新しい知識の旅へ出かけてみませんか?
本展示は図書館開館後から、2階のロビーで御覧いただけます。展示資料はすべて貸出可能です。
御来館が難しい方につきましては、資料リストを公開しております。
御興味のある本がありましたら、図書館ウェブサイトもしくは御電話にてお申し込みいただければ郵送貸出(有料)もいたします。
この展示が、少しでもみなさまの息抜きとなることを、そして一日も早く事態が収束を迎えることを祈っております。
─ 資料展 ─
「ほんのひといき」
期間:令和2年6月2日(火)~7月12日(日)
場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー
2020年5月29日
おはなし会マスコット しろくまのぬいぐるみを洗濯しました!







2020年3月26日
臨時休館中の子ども読書室の展示作業(県立熊谷図書館)
こんにちは!
熊谷図書館 視聴覚資料・図書館振興担当です。
現在、県立図書館は新型コロナウイルス感染症対策で、当面の間臨時休館しています。 利用者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしているのですが、熊谷図書館の子ども読書室では、この機会に開館後子どもたちに喜んでもらえるような展示の準備をしています。
いつもは4月なら春と一つのテーマを決めてそれに関連した本を展示していますが、今回は子ども読書室に来てくれる子どもたちと一緒に何か展示ができないかと考えました。
そこで思いついたのが「みんなのひろば」です。
「みんなのひろば」とは、子ども読書室にある掲示版のことです。
みんなが読んでおすすめしたい本の絵を閲覧席に置いてある紙と色鉛筆で描いてもらい、「みんなのひろば」に飾って紹介しています。
今回の展示は、2019年に3歳から12歳までの子どもたちが描いてくれた73作品とその本を集めて一緒に展示することにしました。
題して「みんなのひろば」のおくりものです。
この看板の飛行船や風船は、子どもたちが喜んでくれるように職員が心を込めて作りました。
みんなが描いてくれた作品すべて展示したかったので、作品集ファイルと紹介カードを作成しました。どの作品も力作ばかりで、とっても上手です。
紹介カードは、子ども閲覧室の机や本棚の上など子ども読書室全体を使って飾っています。
自分が描いた絵がどこに飾られているのか探したり、またみんなが描いた絵を見て面白そうと思った本を借りたりできる楽しい展示となっています。
開館したら、ぜひ展示を見に子ども読書室に来てくださいね!
展示期間は、決まり次第ツイッターでお知らせします。
2020年2月28日
こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―
ウイルスは限りなく生物に近い「物質」とされているが、その定義は本当に正しいのだろうか。本書は、今までの知見を超えた新しい生命の形を探求する。人類は禁断の箱を開けてしまったのかも知れない...。(紹介者:副館長 福沢)