図書館ブログ
2020年10月16日
資料展「ばばんば♨ばんばんばん ~図書館で楽しむ温泉・観光~」開催中! (県立熊谷図書館)
こんにちは❗
熊谷図書館 人文・社会科学資料担当です。
最近、北風と太陽が競い合っているかのような日々が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
急な温度変化の連続に体調を崩す方もいらっしゃるかもしれませんが、秋が過ぎれば冷たい北風とともに冬がやってきます
吐く息が白くなる冬の季節は、色々なものが恋しくなりますよね。
お鍋の湯気、スキー場の雪、少しコゲのついたお餅......。
温泉の湯けむりも、冬の風物詩の1つです♨
巷では「GoToトラベルキャンペーン」により、旅行への気運が高まっていますね。
一方で「新型コロナウイルス」も未だに沈静化せず、油断のできない状況が続いています。
旅行には行きたいけれど遠出は怖いという人、多いのではないでしょうか?
そこで!
熊谷図書館では現在、資料展「ばばんば♨ばんばんばん ~図書館で楽しむ温泉・観光~」を開催しています!
口遊んでいただくと分かるとおり、温泉に関する資料を中心に集めた展示です。
今回は、図書館で展示気分を味わってもらえるような展示となっています。
展示されているのは、見ているだけで楽しい色鮮やかな資料たち✨
気になる本は(一部を除き)貸出もできるので、ぜひ手に取ってみてください!

もちろん、資料は本だけじゃありませんよ!
今回は温泉のCDも紹介しています
「温泉のCDとは?」と思うかもしれませんが......、
はい、温泉の音が入ったCDです。
熊谷図書館には様々な「効果音」が入ったCDが所蔵されています。その中から、「温泉が湧き出る音」という音を(うるさくない程度に)流しています
これもまた、図書館ならではの「温泉気分」ですね♨
もちろん「温泉の音」といった効果音が入ったCDもありますよ。職員から「なんか想像と違う」「音姫にしか聞こえない」と散々に言われたので今回は流しませんでしたが......。
残念ながら写真では音をお届けできないので、ぜひ直接御来館ください♪
また、階段には東京都立図書館が提供する「TOKYOアーカイブ」よりお借りした「温泉番付」がずらりと並んでいます。
2階に上がる時は、横目でチラッと御覧ください
さらに、今年も資料展の開催に合わせ、連携映画会も開催しちゃいます
上映するのは「温泉と健康」「山の湯けむり」の2本立て!
全国の珍しい温泉や、昔の「秩父七湯」の様子などが映像で楽しめます。
残る開催日は11月5日(木)のみです。時間は金曜映画会と同様午後2時から。どうぞお見逃しなく!
さらにさらに、11月3日(火・祝)には川越市立中央図書館で、文化講座「温泉を諦めない! 素敵なバリアフリー温泉をご紹介します」が開催されます。
講師に温泉エッセイストの山崎まゆみ氏をお迎えして、高齢の方・障害のある方も楽しめる、バリアフリー温泉について御講演いただきます。
参加は事前申込制で、現在受付中です。御興味のある方は是非御参加ください!
文化講座「温泉を諦めない! 素敵なバリアフリー温泉をご紹介します」
(https://www.lib.pref.saitama.jp/event/cat75/post-64.html 埼玉県立図書館)
旅行に行きたいけど今はまだ少し怖い。コロナ禍が終息したら思いっきり旅行に行きたい。そんな時は、是非熊谷図書館へお越しください!
資料展・映画会・文化講座と、熊谷図書館ではたくさんの「温泉気分」を用意してお待ちしております♨
温泉が恋しくなるこれからの季節、ぜひ、図書館で温泉気分を味わってみてください♨
資料展「ばばんば♨ばんばんばん ~図書館で楽しむ温泉・観光~」
期間 9月15日(火)~11月8日(日)※図書館休館日を除く
場所 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー
皆様の御来館をお待ちしております!
2020年9月15日
こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―
このコーナーでは、図書館職員が所蔵する図書をご紹介します。
『ある北朝鮮政治工作員の告白』(金東起著 河出書房新社 2002)
<所蔵館:県立久喜図書館 請求記号:929.16/キム523>

北朝鮮の政治工作員であった金東起が、33年間の過酷な監獄生活と出所後の生活を綴った手記。書名だけを聞くと身構えてしまうが、社会との接点を持ち続けることの大切さを描いている。冬は独房で一人、手足そのものが凍るほどの寒さや、外との文通や囚人同士の会話も禁止される壮絶さの中、壁を叩いて会話をするなどして生き抜いた。コロナ禍で人との繋がりが薄れる中、人の愛情に触れることの重要さを改めて考えさせられる。
(紹介者 五十嵐)
『寺山修司に愛された女優 演劇実験室◎天井棧敷の名華・新高けい子伝』(山田勝仁著 河出書房新社 2010)
<所蔵館:県立久喜図書館 請求記号:775.1/テラ>

前衛演劇界の寵児と運命的に出会い、天井桟敷の看板女優となり、寺山の急逝による劇団の解散後にきっぱりと引退して伝説へ。
アングラと呼ばれる小劇場の百花斉放が演劇界に大きなうねりを起こす時代を寺山修司とともに駆け抜けた女優新高けい子の半生を通し、もうひとつの寺山論を展開する意欲的な試みだ。
故郷青森への思いに重ねて綴る、著者の全霊を込めた演劇論である。遅れてきた寺山修司ファンにも自信をもっておすすめしたい。
(紹介者 月光仮面)
『認知症なんてこわくない』(福島和子著 真興交易医書出版部 2009)

著者は、医師の福島和子氏。病院での体験から、家族も患者も認知症をよく知らずに恐れていると気付いたという。前半で認知症の概略を解説。後半では、認知機能のリハビリ例の紹介などがあり、五感を活用した生活が予防になることも教えてくれる。
図書のタイトルに逆らうようだが、認知症になるのはやはりこわい。そんな時、この図書は、認知症を理解し、向き合う方法を知る最適な1冊となりそうだ。ただし、医療の世界は日進月歩。別の最新の図書にも当たってほしい。
(紹介者 司書・高橋)
2020年8月21日
久喜図書館CD鑑賞会「ベートーヴェンの調べ『苦悩を突き抜け、歓喜に至れ』」開催しました!





2020年7月31日
こんな本あります!―久喜図書館の書棚から―
このコーナーでは、職員が図書館で所蔵する図書をご紹介します。
<所蔵館:久喜図書館 請求記号:519.4/カイ>

(紹介者 図書館一司書)
『日本の名随筆 別巻60 買物』(原田宗典編 作品社 1996)
<所蔵:久喜図書館 請求記号:914.6/ニ>

(紹介者 自然科学・技術資料担当 吉田)
<所蔵:久喜図書館 請求記号:798.5/タケ>

(紹介者 バリアフリー読書推進担当 星野)
2020年7月30日
資料展「海外資料で巡る世界遺産」開催のお知らせ
こんにちは。
熊谷図書館の海外資料担当です。
今回は現在開催中の資料展についてご紹介いたします。
皆様はこちらのポスターの写真がどこの世界遺産で撮られたものか分かりますか?
正解は1990年に世界遺産に登録されたロシアの「モスクワのクレムリンと赤の広場」です。
手前にあるのが「アルハンゲリスキー大聖堂」、奥にあるのが「生神女福音大聖堂」。
どちらも13世紀から1700年代初頭までロシアの権力の中核であり続けた旧ロシア帝国の宮殿「クレムリン」の中に建つ歴史的な教会です。
タマネギ型のドームが印象的ですね!
現在、当館の2階ロビーで開催中の資料展「海外資料で巡る世界遺産」では、海外資料コーナーにある資料の中から世界遺産に関連のある資料を集め、地域ごとに展示しています。
人類共通のかけがえのない財産として保護、保全が国際的に義務づけられている世界遺産。
手付かずの自然が作り出す美しい景観や、人類の長い歴史を刻む遺跡や建築物など様々なものがあります。
展示も自然とカラフルになりました。
当館3階の海外資料コーナーには外国語で書かれた本や新聞、雑誌はもちろんのこと、世界各国の教科書や、日本語を学ぶ本、各国大使館発行のパンフレットなど様々な資料が揃っています。
今回の資料展では、これらの資料をできるだけご紹介したいと思い、多様な資料をご用意しました。
日本の世界遺産を英語で案内するときに役立つ本。
日本語を学ぶ本。日本の世界遺産について学べるページがあります。
外国語図書。今回の資料展では英語や中国語はもとより、ロシア語やスペイン語、韓国語、ペルシャ語の資料なども展示しています。
海外の教科書。
世界各国の大使館が発行した日本人向けパンフレット。
日本の世界遺産について特集された新聞記事。
埼玉県の姉妹友好州省の世界遺産もピックアップし、紹介しています。
新型コロナウイルスの影響で、外出しづらい日々が続いておりますが、本を通して人類の歴史や世界の美しい自然に想いを馳せてみませんか?
展示をご覧になられる際は、3階の海外資料コーナーにも是非お立ち寄りください。
お待ちしております!
※展示資料は貸し出しもできます。お気軽にカウンターの職員にお声がけください。
―資料展―
「海外資料で巡る世界遺産」
期間: 令和2年7月14日(火)~9月13日(日)
場所: 埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー
URL: https://www.lib.pref.saitama.jp/event/exhibit/exhibit/world-heritage.html