図書館ブログ
2011年7月22日
資料展示「闘病記を読む その2 脳の病気」を開催しています。
こんにちは。
埼玉県立久喜図書館自然科学・技術資料担当の石山です。
当館では8月21日まで、資料展示「闘病記を読む その2 脳の病気」を開催しています。
「闘病記」は、病気にかかった患者や家族の方などが綴った体験記です。特に同じ病気にかかった方やその家族に、病気と向き合っていく勇気を与えてくれます。
今回は、県立図書館で所蔵する脳梗塞やクモ膜下出血など「脳の病気」に関する闘病記を展示しました。
是非お手にとって、ご覧ください。
これらの資料のリストは、資料展示コーナーで皆様に配布するほか、県立図書館のウェブサイトにも掲載しましたので、ご参照ください。
(https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/list/tobyoki2_list.html)
2011年7月14日
空を翔んでみませんか?-資料展示のみどころ-
こんにちは
熊谷図書館人文科学資料担当です。埼玉県立熊谷図書館では、資料展示「鳥瞰図(ちょうかんず)-翔んでみた世界-」を開催しています。
鳥瞰図(ちょうかんず)とは、上空から見おろしたように描かれた図のことで、「俯瞰図(ふかんず)」ともいわれます。空を飛んでいる鳥の眼から見たかのようなので「鳥瞰図」(bird's-eye view)というようです。
今回の資料展示では、そんな鳥瞰図に関する資料を48点展示しています。
その中の大正10年と大正13年の『鉄道旅行案内』には、こんなエピソードがあります。
鉄道省が作成したこの図書の挿絵を吉田初三郎が担当したのですが、大正10年版には、初三郎の落款は最後の1枚のみで、作画者の説明もないのです。
ところが、大正13年版には、「挿画は吉田初三郎氏に委嘱」したという一文が入っています。
このことは、吉田初三郎に関するいくつかの資料でふれられているのですが、探してみたら、当館にこの大正10年版と大正13年版の『鉄道旅行案内』両方があったのです。
今回2冊並べて展示しました。吉田初三郎に関する資料も一緒に展示しています。
(↑左:大正10年版、右:大正13年版)
ちなみに吉田初三郎は、熊谷駅の北口に展示されている「熊谷市鳥瞰図」(昭和11年)の原画を描いた鳥瞰図絵師で、「大正の広重」とも呼ばれています。
今回、熊谷市立図書館にもご協力いただき、「熊谷市鳥瞰図」の複製パネルも展示しております。
空を飛んでみたい・・・誰もいちどはそんな思いをいだくのではないでしょうか。
鳥瞰図を見ることで、少しでも「翔んでみた」気分になっていただければ・・と思います。
資料展示は8月28日(日)まで開催しています。ぜひご覧ください。
(文責:熊谷図書館 S)
2011年7月7日
はじめまして
このたび、埼玉県立図書館ブログを開設しました。
ウェブサイトに加えて、埼玉県立図書館(浦和・熊谷・久喜)にかかわる"いま"の情報をお伝えしていきます。
よろしくお願いします。
さて、きょうは七夕。
浦和図書館のこども室でもちいさな飾りをつくりました。
ことしは全国各地の七夕飾りに震災からの復興を祈る短冊が提げられていることでしょう。
亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ、被災者の方々に思いを寄せて夜空を見上げる七夕となりそうです。
(あいにく埼玉は曇天のようですが...)