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2025年3月8日
特別整理期間中の図書館では......

こんにちは。久喜図書館 芸術・文学資料担当です。

久喜図書館では、2月17日(月曜日)から21日(金曜日)まで、特別整理期間ということで休館をしていました。今回の記事では、休館中の図書館でどんなことをしていたのかを簡単にご紹介します。

特別整理期間中のメインイベントはなんといっても「蔵書点検」です。
図書館によっては「曝書」、と言ったりもします。かつて本の虫干しのため日光に本をさらしていたことに由来する言葉です。

蔵書点検は、あるべき場所にあるべき資料がきちんとあるかを確認する、商品の棚卸しに似た作業です。バーコードリーダーを片手に一冊ずつ資料のバーコードをなぞるという、一見地味ですが、とても大切な作業を行いました。

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ところで、久喜図書館で所蔵している資料の数をご存じでしょうか。
1万?5万?10万?
正解は約60万冊です。(令和6年度要覧より)
この冊数を一度の特別整理期間だけですべて点検するのは難しいので、毎年点検箇所を変えながら数年かけて点検しています。今回は約7万5千冊を読み取りました。

一冊ずつ読み取っていくのは時間のかかる作業ですが、そのぶん修理の必要な資料を見つけたり、間違った場所に配架(資料を棚に戻すこと)されている資料を見つけてその場で直したりできる、といったメリットもあります。

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また、蔵書点検以外にも、時間と人数が必要になる「棚ずらし」や物の大移動と整理など、休館中にしかできない作業も行いました。

こうした作業を定期的に行うことで、必要な資料がすぐに提供できる環境を保っています。休館中の図書館の裏側、ご存じでしたか?